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この国には、誰にも知られず輝く人々がいる

私テレビ番組はあまり見ません。何故なら自分の部屋に所謂テレビジョンが無いから(笑)

でもNHK+やTVer(我が社の女性社員はfeverと呼んでいるので困りますが…)、Youtubeで配信動画を見ることはあります。
NHK(公共放送)は大好きで、年間2万円以上払っているだけの内容のコンテンツを出してくれるので好んでみます。
配信ならiPadを持ち込んでスターバックスで見ることも可能です。有線のイヤフォンを用いれば音質も満足のいくものが得られます。

で、NHKのコンテンツの中でも好きなのが復活したプロジェクトXです。
この番組、重厚長大物を扱うことが多く、それこそ地上の星的な英雄を取り上げるところが大好きです。
東京タワー
東京スカイツリー
明石海峡大橋
どれも完成当時は世界一の建造物。
勿論巨大企業(ゼネコン)の大学卒の優秀な技術者も活躍するのですが、必ずと言っていいほど鳶の職人さんの
「何とかする任せとけ!」
が支えているところに注目するところがNHKの凄いところだと感心する。
それも、国内有数の鳶の精鋭が束になって巨大な建造物を建設するのは気持ちがいいし尊敬する。
鳶の親方の出自を紹介されることも多いが、その多くが中学を出て家計を助けるために鳶になられたとか、高校は出たけど鳶の世界に飛び込んだといった方が多い。勿論、高所でスパーダーマンよろしく華麗に舞われるのであるから当然凄い頭脳と運動神経、反射能力の持ち主であることは間違いない。

今回は明石大橋の回では10年の工期を通して死亡事故無しというのも素晴らしい。

そういった点に視点を置いた番組、公共放送ならではだと思うし、7千億円という予算は多分世界最大の放送局であろう。これからもスポンサーの顔色を見なくてもよい立ち位置を利用して良質のコンテンツを配信してほしい。

プロジェクトXで
「時代遅れの話題」
と批判する輩もいるが、
VHS
カメラ付携帯
J-Phone
コンタクトレンズ
デジタルカメラ
時代の真ん中だったら、逆に公共放送という立ち位置では取り上げられなかったと思う。
公共放送で
ビクター(JVC)
シャープ
カシオ
と企業名を連呼できないであろう。
VHSはグローバルスタンダードになり天下のBetamaxを凌駕したけどすでに生産されていないし、カメラ付き携帯はスマートフォンに取って代わられappleの独壇場である、J-PhoneはVodafone→SoftBankに変遷しカシオはデジタルカメラを世に出したが既に撤退している。
時代が変わったからこそ公共放送で取り上げられるのではないか…

そういった意味では
『魔改造の夜』
も面白い。一部伏せてはいるが、世界中誰も知らない人はいない大企業や、それこそ小さな町工場のエンジニアが市販品に改造を加えてそれこそ馬鹿々々しい戦いを繰り広げる。
こういったコンテンツ、理解できないのはかわいそうではある。

「NHKは見ないので受信料契約はしない(笑)」
と粋がるのはあまりにも恥ずかしいのである。受信料契約は賛否両論あれど「NHKは見ない」というのは恥ずかしいということを知らなけらばならないのである。
国営放送では競馬の中継も出来ないし、政府非案も出来ないのである。
タスや新華社を見れば分かる。

あくまで私の私見であるが。

#プロジェクトX
#日本放送協会
#NHK

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