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カルチャーギャップを感じた4つのこと【ジャカルタ備忘録第6回】

みなさんこんばんは、カオマンガイコダイラです。
私がジャカルタに来てから、早いものでもうすぐ3週間が立とうとしています。長かったような、短かったような……。相変わらずインドネシア語は全然話せませんが、今回は来て驚いた文化、生活の差を書いておきたいと思います。

①トイレ

地味に最大の驚きを感じたのがここです。多くの国でそうですが、ジャカルタにはトイレットペーパーが流せないトイレがいっぱいあります(タンクがなくて水流が弱いトイレが多い)。それどころか、私の住んでいるコス(集合住宅)にはトイレットペーパーを据え付ける場所がありません(ペーパーは流せますが)。
最初はとても焦りました。「これどうやって拭くの?」って。
ネットで調べたところ、トイレの横についているミニシャワーノズルみたいな設備がカギらしい……。

私が調べたところ、事をなし終えた後にこのシャワーノズルから出る水でお尻をきれいにするらしいです。つまりダイナミックウォシュレットなのですが、インドネシア人は水で洗い流すだけで、紙で拭かない人が結構いるらしい……。「紙でしか拭かない方が不潔」みたいに思っている人もいるとか。

よく見ると、ウォシュレットみたいにお尻を洗い流す用の管がついているトイレが多いことに気付きます。もちろん日本のウォシュレットほど高機能ではなく、本当にただお尻めがけて水が出るだけの管なのですが、これやミニシャワーとうまく付き合えないとジャカルタでは生きていけないと思いました。

ちなみに私は水で洗ったあと紙で拭いています。

②運転

ジャカルタのドライバーは信じられない走り方をします。
まず道路の白線を守りません。路肩を走るのは当たり前、白線をまたがって走るのも当たり前です。

そして譲り合いの精神はない。
信号のない交差点はまさに戦場で、四方からくる車は「自分が一番先に通過する」という信念をもって交差点に突っ込みます。「停止線で止まろう」とか「優先道路はあちらだ」という考えはありません(そもそも停止線も優先道路もない)。ジャカルタはバイクドライバーも多いので、彼らも車のギリギリまで接近してきます。尻込みしていたら永遠に交差点を通過できません。クラクションは24時間鳴っています。

バスは止まる前からドアを開け(そもそも扉がないバスもあります)、バイクはバスと歩道の間を減速せずに通過します(つまり降りるとき気を付けないと轢かれる)。そもそも歩道なんてない道路はザラなので、10分くらい歩くと3回くらい轢かれそうになります。
修羅の街です。

③人の多さ

日本では、人手不足からセルフレジが導入されたり、いろいろな手続きの自動化が進められていたりすると思います。

ジャカルタは逆です。
あらゆるところに人がいます。どんなに人気のない駐車場にも係員がいて、鉄道の駅や大きめのバス停には5人くらい係員がいます。オフィスビルのゲートで人の出入りをずっと見ている人(警備員ではない)もいます。
この街には「ojek」というバイクタクシーがあり、市民の足となっていますが、大きい道路で見ていると5分で100台くらいのバイクタクシーが通っていきます。さらにいうと、物乞いも多いです。
それだけ人口が多いのです。

この街で私は「自動販売機」を見たことがありません。なぜか?
おそらく、そんな機械を設置するより、人が販売した方が安く済むからです。休日の公園の周りにはペットボトルの水とお茶を売る露天商がびっくりするくらい集まりますし、なんでもない道端に座り込んでお菓子を売っている人もいます。自動販売機が設置されたらこの人たちの仕事がなくなってしまうという面もあると思います。
思ったよりも複雑な街だな、と思うときもあります。

④音に対する考え方

イスラム教徒の多い街なので、毎日5回くらい「アザーン」という祈りの声が爆音で流れます。私はもう慣れましたが、1回は午前4時に流れます。アザーンではありませんが、深夜0時過ぎに祈りの音声?が流れてきたこともあります。

そのせいなのか?ジャカルタ市民はイヤホンを使いません。すべての音声を爆音で流します。
私のオフィスでも、インドネシア人スタッフたちはスマホのスピーカーから音を流しつつ、ドラマを見たり、音楽を聴いたりして昼休みを過ごしていますし、中には歌いながら仕事をしている人もいます。とにかく音に対して寛容です。
でも、意外と気にならなくなってきました。

私の上司は日本人ですが、オンラインミーティングするときにイヤホンを使っていません(だから会話が全部聴こえてくる)。
私もだんだんジャカルタ色に染まっていくのかもしれません。

でも心配していた虫のことや、食べ物の好みで困ったことは今のところありません!あと、こちらは毎日30度くらいの気温なのですが、40度を超えることもある日本の夏より絶対に過ごしやすいです。
意外と快適な生活かな?と思う3週間目でした。

#ジャカルタ #カルチャーギャップ #海外生活

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