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鳥取県の白兎神社(いなばの白うさぎ)

鳥取県の海岸沿いに白兎(はくと)神社がある。
因幡の白兎といえば、白いウサギが、ワニだかサメだかを騙して並んだ背中をピョンピョンと海を渡るが最後にばれて生皮をむかれるという悲惨な物語だったかと。

痛がってたウサギに通りかかった神様が薬を塗ってあげるという終わりかただったかと

神社の前に閉まっている店がある
「ウサギ焼き」あります、と。
なんとも残酷な響きだ。見本写真によると白たい焼きのウサギ版らしい
現代日本で、ウサギは焼いたらダメだとおもうよ

日射しが強いなか、神社の大鳥居をくぐり、石段をのぼった。
まだ続きがある。暑い、頭の地肌が焼ける。砂利道、手水(ちょうず)場、緑に濁った池。濁った池を撮影するおじさん。
小さい白ウサギが脇に並んでいる。なぜか白い石をいっぱい乗せられて。
本殿前の境内には白ウサギの話が書いてる。ワニだかサメの文字がない。 あった。
「和邇」
読み方はワニ、かな。日本海にワニいたっけ?ワニは淡水だよね。やっぱりサメかな。まあいいや

本殿に着くと、なかなか立派なしめ縄が。出雲大社(島根県)も近いから、地域的にしめ縄にこだわってるのだろうか

神社のメインのご利益は「縁結び」
え、そこがポイントなの?それでいいのか?傷が治ったエピソードのほうがインパクトあるような。
なんでこのずる賢いウサギが神様になるのだろう。反省したからかな。神様のハードル低いな。
飢えたブッダのために焚き火に身を投げたウサギのほうがよっぽど徳が高いだろうに

お守り売り場(社務所)入り口にはウサギの形をした自動アルコール噴霧器が。かわいくない、眼がこわい。お守りのウサギもかわいくない

ウサギ焼き、アルコール噴霧器、お守り。せっかくの観光資源を活かせてない

縁結び。男だけで行くところではないな

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