己を知る

こんにちは!香川大学陸上部です!
先日、中国四国インカレがありました。大学を背負った勝負には非常に見ごたえがあり、どの種目も白熱した戦いが繰り広げられていました。
香川大学の選手も各々全力を尽くし、競技・応援・補助員など、充実したインカレとなりました!

今回のテーマは「己を知る」です。インカレを見ていて、力を発揮できていた選手に共通しているなーと感じたものがありました。それは「自分自身のことをよく知っている」ことです。
そこで、今回は力を発揮するために知っておきたい自分のことを2点お話していきます!

①戦える範囲を知る
ここで一つ問題です。好調時に10、不調時に6の力を発揮できるAと好調時に8、不調時に4の力を発揮できるBがいたとします。Aの方が格上ですが、BがAに勝つにはどうすればよいでしょうか?
正解は、同条件では勝てないことを把握することです。AとBがともに好調あるいはともに不調の場合、BはAに勝てません。ただ、Aが不調で6の力しか出せない時にBが好調で7・8の力を出せばBはAに勝つことができるのです。
格上の選手と戦うには、格上の選手が力を発揮しきれなかったときに勝つチャンスが生まれるよう、自分の力を把握し、力を出し切ることに焦点を当ててレースを進めることが重要です。
Bが9・10の力を出そうと真向勝負を仕掛けると8はおろか4の力すら出せずに終わってしまうことさえあります。
自分の実力を知り、安定した力を発揮することを大切にレースに向けての準備を進めていきたいですね。

②自分の状態を知る
自分はどういう時にどんなことを感じるのか、当たり前に知っているようで、実は把握できていないことが多いです。後になって考えれば、「あの時もこんなことあったなー」と思うようなことでも、その瞬間には気づいておらず対応できなくて失敗した。こんな経験はありませんか?
私もよくやってしまいます。以前、目標にしていたレースで失敗してしまったのですが、夜中に何度も目が覚める、腹を下して何度もトイレに駆け込むなど、今思えば異常なくらい緊張していました。そのうえ、それ以前にも目標としていたレースで似たような体験をしていました。
それにも関わらず、当日はそれを気にせずにいました。気にする余裕すらなかったのです。失敗して当然の状態でした笑
大事な試合の前に緊張して異変が出たり、いつもと違う状態になったりするのは当然のことです。
大切なのは異変を出さないことではなく、客観的に自分を理解して異変に気付き、その場に応じた対応をしていくことです。
自分が今どんな状態なのかを知っておくことで心に余裕ができ、「また同じ失敗をした…」という事態を避けやすくなるはずです。

『孫子の兵法』に「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」とあります。己を知ることは戦うためには必要不可欠です。
自分をよく知れるように日ごろから自己分析をしていきましょう!

最後まで読んで下さりありがとうございます!
これからも香川大学陸上部をよろしくお願いします!


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