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「壁を超える17 退院1週間後2018/5/31 通院リハビリ(クライミング転落事故を経て)

退院から1週間が経過。

家にいると、気持ちの甘えと痛みともどかしさで悶々とする。

そして思いとは裏腹に行動するのにかなり時間を要する。

早く日常のペースを取り戻して生活のリズムを戻さなければ非常に厳しいと実感。

当たり前の、朝食を食べて新聞を読んで、顔を洗い髭をそって服を着る…一連の作業を。

図書館に通い始めたが、歩けず生活のペースが掴めず惰性でTVを観てしまっている。

試しにPCを4カ月ぶりに触ったが、打ち方が分からず、PPT資料を見ると、こんなものどうやって作ったのだろう?と疑問に思うくらいに体と頭から今までの蓄積が失われていることにショック。

ただ、いつしか幸い指が少し横に動くようになり、辛うじてゆっくりとながらブラインドタッチができる。

気持ちはどうしても晴れない。
健常者を見ると羨ましく、あちらの世界と、こちらの世界に分断されたようで、自分がみじめに見える。

普通に歩くことができなく、常に足の違和感と痛みがあるのが本当に辛い。

腰もコルセットが取れたが、背中に鉄板が詰まっているような異物感と、腹直筋をやむなく切った影響なのか、腰に重りをつけたような重さと動かなさで、動作がとにかく鈍い。

竹中平蔵さんの本で、健康寿命増進に大事なのは、一日1時間歩くことと、ゆで野菜を食べること、とあったが、その歩くことができない。

自転車には乗れるが、振動がダイレクトに伝わってしんどく、危ない。

行きつけのスパイスカレー屋までは辿り着けたが、足の痛みもあってその後動けず、どこまで行けるのやら…

明日からは作業療法士によるリハビリ。

考えすぎると眠れないので、今日こそは早めに就寝して無心で明日に備える。

入院中に兄から本を貰って知って、1番心の支えになった鎌田實さんの言葉、

「人の生きる価値は働くことと愛すること」。

それができる日が巡ってくるのかな…

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