とりあえずなんか書いてみる

少し前に夫と「自分がこれから学びたいこと」について考えた。
仕事の知識を深めたい、お菓子のレパートリーを増やしたい、定年後にはギターを始めてみるのもいいかな。
最初は少しずつぽつぽつとしか浮かばなかったが、浮かび始めるとどんどん出てくる。
そのなかに「何か書きたい」という漠然とした考えがあった。

もともと文を書くのは好きだ。中学生の頃自分が書いた作文が匿名で学級通信に載り、それを読んだクラスメイトが「これ面白い」と笑いながら読んでくれていたことがいまだに忘れられない。

何か新しいことがしたいなと考えるときは幾度となくあった。そんなときはいつも何か書きたいという漠然とした考えが浮かぶ。何度も何度も気持ちだけで行動に移せないでいた。その理由は2つ。
・テーマがない
・炎上やアンチが怖い
2つの不安が常につきまとっていた。

私は作文が好きだが、今まで書いたものはどれもテーマがあった。
「修学旅行の思い出」「おすすめの本の紹介」等々……。
テーマに沿ってならいくらでも書ける。
だけどイチからテーマを考えて書くのはどうも苦手だ。何を書けばいいのかわからない。
「まあ書きたいときにそのとき書きたいことをとりあえずなんか書いてみればいいか」
そう考えてみることに、とりあえずやってみることにした。

やってみようと思うともう一つの懸念。
炎上やアンチが怖い。
1人で書いて楽しむのもいいけど、どうせなら誰か他の人にも読んでもらいたい。
でもここは鍵垢で自由につぶやけるTwitterではない。インターネットの海。このご時世いつどんなことで炎上するかわかったものではない。
そう思っていたら夫がひと言「一個人のブログなんて誰もみないって。僕が書いてるブログも閲覧数1で、その1も自分だし。」

目から鱗であった。
たしかに名も知れぬ一般人がだらだら書いたものを誰が読むというのか。
ましてや炎上したりアンチが湧くなんてありえない。

ならやりたいことをやってみよう。
そんなわけで気まぐれに色々書いてみようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?