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理解して使う「ライオンズゲート」
「ライオンズゲート」という文字を目にしたことありませんか。
かっこいい感じのこのキーワードは、スピリチュアル界隈でお祭り騒ぎを起こしている雰囲気。何か良さそうな日みたいだけど、一体どういう意味があるの? と気になっている方のために、情報を集めてみました。
現実的なご利益を受け取るために、事実による裏付のない情報はできるだけ省いてお伝えしていきますので、「ライオンズゲートって何?美味しいなら食べたい!」という方におすすめです。
調査の結果、オシャな表現していますが、日本人にとってはもっとわかりやすい「立秋」のことを指していることがわかりました。
以下、ライオンズゲートについて調査した結果と、一般的に流布している情報の整理をします。
ライオンズゲートの概要
期間:7月26日〜8月12日
ピーク:8月8日
内容:獅子の守る扉(宇宙と地球を繋ぐ扉)が開く期間のこと。
このように説明しているサイトが多いようでしたが、要するに、宇宙からのエネルギーが地球に降り注ぐから、そのエネルギーを受け取ると良い日ということでしょう。
それ以外にもこんなことも言われていますね。
毎年8月8日に地球は銀河の中心となり、霊的世界の扉が開く
うん、わかるようで何もわからないし、どこをどうしたら「地球が銀河の中心」になるの??
ハッキリいって、ライオンズゲートに信憑性を持たせるには情報として、あまりにも不十分です。
そこで、下記内容の裏付けを調査していきます。
・なぜ、その期間なのか
・宇宙と地球を繋ぐ扉って何なのか
ライオンズゲートと西洋占星術の関連
獅子の守る扉ということですから、西洋占星術の獅子座に関係している可能性が濃厚です。
一応、占星術を嗜む身として、もしも占星術的に意味のある日ならば、取り入れておきたいところ。
しかし、天文暦を確認したところ、7月26日〜8月12日という期間にも、8月8日という日にも、特別な天体の配置は見受けられませんでした。
調査を続けていくと、このような記述も見受けられました。
8月8日はオリオンベルトとシリウスが一直線に並ぶことで、
パワーが降り注ぐ
オリオンやシリウスは西洋占星術では読まない天体ですが、リアルな天体という意味では、起こり得ることですね。
というわけで、現在の実際の天体配置を見るアプリを使って、星の位置を確認してみました。
左側にシリウス、右側に3つ並んでいるのがオリオン。
地球は画面のこちら側(自分)になりますが、さてこの配置を「並ぶ」と表現して良いのかどうか。あまり信憑性はない感じがします。
それに、占星術でも取り上げないような天体が、そんなに大きな影響を与えるとは考えづらいです。影響を与える存在ならば、おそらく占星術で読まれています。
西洋占星術とライオンズゲートは無関係
と判断しました。
星の運行的にも特別ではないし、実際の天体をみてもあまり重要な配置は見受けられなかったため。
ライオンズゲートはバレンタインデーなのか?
調査の中で、ライオンズゲートは一体何を起因とした日なのかがハッキリしなかったため、私の中では、「よくわからないけど、誰かが言い出した、なんか特別な日」という位置付けで落ち着きました。
その日を特別扱いして楽しむのも良いけれど、自分なりに意味を持っていた方が本来受け取るべき祝福のあるべき形ではないのかな、と思う私はこの時点で「ライオンズゲートさよなら」という終着を見出しました。
が、なんとなく諦めきれずにもう一度調べ直したら、事実に即した情報を見つけることができたので、こうして記事にしました。
ライオンズゲートの期間は西洋占星術にも関連する
ライオンズゲートの「ライオン」は獅子座の「獅子」に関連しているのは間違いありません。
この時期は太陽が獅子座にいる季節であり、日本では太陽が元気いっぱいになる夏真っ盛りですから、獅子の力が増すのも理解できます。
ただ、どうしても8月8日に意味が見出せないのです。
8月8日は、太陽が獅子座の15度という場所に位置します。これは全世界で共通の天体的な事実。
西洋占星術の中で星座の「15度」を特別視する読み方はあまり聞いたことがありません。
どちらかというと、春分や夏至といった活動宮の「0度」の時が季節の変わり目として重要視されている感じです。
※春分=牡羊座0度、夏至=蟹座0度、秋分=天秤座0度、冬至=山羊座0度
では、今回の「獅子座15度」は「不動宮の15度」にあたります。
これが、日本で言う「立秋」や「立夏」という節目にあたる日になっていることがわかりました。
この記事がめちゃくちゃわかりやすく表にしてくれています。
つまり二十四節気のひとつのタイミングということなんですね。
いや〜〜〜スッキリ!
それなら、特別なエネルギーが流れると言われても、なぜだか納得できます。
これにより、【なぜ、その期間なのか】という疑問については解消ができました。
ライオンズゲートが特別なエネルギーを発する理由
残る疑問は、なぜ宇宙と地球を繋ぐ扉と言われたり、特別なエネルギーが降り注ぐと言われているのか。
これは、どうやらヨハネの黙示録(聖書?)から来ているようです。
信憑性高い!!!!
こちらの記事が詳しく説明してくれています。
ヨハネの黙示録で書かれているのは、不動宮を象徴するシンボル(牡牛、獅子、蠍、水瓶)についての記述のようです。
では、そのエネルギーについてはどこから来ているかというと、サビアンシンボルのディーン・ルディアという方による、『Astrology of Personality』に記載があるようです。
詳細は上記リンク先を見ていただくとして、簡潔にまとめるとこんなことです。
不動宮の中央地点は、三区分によるサイクルのちょうど中間点にあたり、物事を「形にする」頂点にあたる
地球のサイクルを占星術では三つの区分に分けています。
活動宮
不動宮
柔軟宮
この3つは順番にぐるぐる回ることで、物事をスタートさせ、維持・育成し、次のスタートに向けて完了させる流れを組んでいます。
つまり、不動宮の15度とは「活動宮で始めた物事の維持・育成のピーク」であるとも言えるのだろうと想像します。
それをすぎると、柔軟宮に入るために少し落ち着いてくる。
つまり、直前に迎えた活動宮での節目で始めたことが形を成して、結果を実らせ始める時と言えそうです。
ライオンズゲートの由来を踏まえた過ごし方
ライオンズゲートが一体どんないわれを持っているのか、だいぶ明らかになりスッキリしたのではないでしょうか。
宇宙と地球を繋ぐ扉って何なのかは、イマイチはっきりしませんでしたが。。
もう一度整理しておきます
期間:7月26日〜8月12日
ピーク:8月8日
内容:立秋(物事が形になってくる)
8月8日となっていますが、実際の立秋は8月7日です。
獅子座15度のタイミング的にも8月7日から8月8日午前中くらいなので、8月7日が正解な気がしますね。
意味合い的には、物事が形になってくる。としていますが、「獅子座」の性質は「火」ですから、火の性質を持つものを意識すると良いのかもしれません。
3月の春分は火の性質を持つスタートの節目ですから、その時期から何か新たに挑戦したものがあれば、答え合わせをしてみたり、直前の節目は6月末の夏至になるので、その時期からスタートさせたものも確認してみると良いかもしれません。
星の配置から見る、この時期の過ごし方はもっと具体的になってきます。
詳しくは、8月4日の満月星読みにてお伝えしていきますので、お楽しみに!
それでは、それぞれのライオンズゲート……いや、立秋をお迎えください!
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