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オッス、オラ5色超サイヤ人!その②

(前編をまだ見ていない方はコチラ

 オッス!ひゃ〜!モダンちゅうのはメインだけでなくサイドボードも活用して勝たねえとなンねぇのかァ!

 おい界王神様、オラに5色超サイヤ人のサイドボーディングを教えてくれェ!

サイドカードの選択

 執筆時にはすでにホガークヴァインがあまりのクソゲーさに黄泉からの橋を禁止された後で、墓地利用はドレッジイゼットフェニックスが主である。そこで墓地対策は抑えめ、幅広く対策できる応用力のあるカードを多めにしている。

 まず不採用になった戦士達を紹介する。(すまねぇ、ヤムチャ…)

 なんだこれェ!ドラゴンボールじゃねえんか!

 減衰球トロン対策としてよくサイドボードに3枚ほど採用されているのを見る。しかし、トロン相手に置いてもトロン土地が伸びるのを妨害できるわけでもないし、自分のダブルアクションが咎められてしまう。トロン側からすれば2マナで置かれても1ターン伸びただけという感じか。常にどんどん人間を出していきたいこのデッキに対して少々合わない。

 同じく土地を妨害する異端聖戦士、サリアも、試してみたが後引きで弱い、遅延させるだけであることから不採用になったんだ。まさにセル編のグダグダっぷりを彷彿とさせるな!

 同じ理由で虚空の杯も疑問視している。古代の聖塔があるときに満足にX指定できないし、これも置く暇があるなら展開したほうが強い気がする。よほど刺さる相手もいないように思うね。X=1で置いて止まるような低コストスペル依存の高いデッキなら守護者サリアで充分だろう。ベジータ、やっぱオメェ強ェんだな!

 また、墓地利用対策として虚空の力線も見られるが初手に引けなければ設置できない。相手も当然自然の要求暗殺者の戦利品で破壊してくる。打点が欲しいときに出せない4マナのゴミを引いたら悶絶モノだね。

 罪の収集者は悪くないカードだ。帆凧と違って追放してくれるから取り返される心配はいらない。しかしバイアルを2でキープしたいこのデッキにおいて、相手のドロー後にハンドを確認したい時には3マナがネックになることがあるだろうね。ヤジロベーもたまには役に立つけんどよ…

 では、ここからはサイドボーディングだ。オラワクワクしてきたぞ!!

オーリオックのチャンピオン伝説

 相手が黒や赤を主にしたデッキならオーリオックのチャンピオンはうってつけだ!
 ドレッジ、グリクシス死の影、バーンあたりにはコイツがいるだけで戦況がまるで違ってくるぞ。
 プロテクション赤&黒は伊達じゃない。他のクリーチャーが場に出たら1点ゲイン。クリーチャー展開を主軸にする人間デッキに最適だ。
 チャンピオンが複数並べばほぼ勝てる。3〜4枚採用したいスーパーカードだ!
 界王神様のとこで修行した悟飯だな!

問題児、ガドック

 ガドック・ティーグは緑トロンにはクリティカルに刺さるカードだ。トロンのほぼ全てのカードを封殺し、歩行バリスタを唱えられなくする。この1枚だけで緑トロンに勝ったこともあるんだ。忘却石四肢切断を翻弄で指定すれば勝ちは決まりだね。

 また、Xを含むマナコストが唱えられなくなることから、チャリスや仕組まれた爆薬なんかも封殺できる。
 問題点としてはクリーチャータイプが人間でないこと。そしてその色拘束だ。どちらか1色なら出しやすいが2色となると初手にあっても魂の洞窟、手付かずの領土しかなければ出すのが困難になる。先置きしたいが後続の人間が出せなくなるからな。

 その点さえケアすればトロンや青白コンの全除去にも効くいいカードだ。亀仙人のようなじっちゃんだな!

墓地利用を黙らせろ!

 モダンは大墓地利用の世となっている。ドレッジ、イゼットフェニックス、未練ある魂、信仰なき物あさり、そしてホガーク。

 これらのクソデッキ達を止める術は人間にはあまりない。先頭に立つもの、アナフェンザは墓地に落ちたクリーチャーを追放することから漁る軟泥やドレッジには効くが、色拘束がキツく伝説なのがネックとなった。

 そこで、無色1マナで軽く置けるアーティファクトである墓掘りの檻を採用したんだ。
墓地やライブラリーからクリーチャーが戦場に出ることができなくなることから、ドレッジは当然、ホガークや集合した中隊新生化も封じられる。
 また墓地にあるカードを唱えられなくなるため、フラッシュバック呪文にも効果的だ。

 基本セット2020でも再録されたし、ドレッジが増えて来ていることからサイドに2枚ほど取ってもいいかもしれないね。

タフネス1を黙らせろ!

 そしてモダンホライゾンで参戦した新戦力が疫病を仕組むものだ。
 仕組まれた疫病がクリーチャーになったんだ。
 対戦相手の指定したクリーチャータイプだけが-1/-1修正を受ける。(戦場に出た時の誘発は止められないことに注意だ。)
 ミラーマッチでは一方的に優位に立てるし、マーフォーク、スピリットなどの部族デッキはもちろん効くね。
 さらに飛行機械トークン苦花のフェアリートークンなんかもすべて封殺できる。タフネス1の人権を完全に否定するうえに、自身も接死持ちと優秀だ。しかも黒1だけで出せるのも素晴らしいね。

 ホガークヴァインのゾンビ達も弱体化できる。相手によって厄介なクリーチャータイプを指定すればいいのでわりと何にでも入れやすい優良サイドカードだ。
 逆に相手に使われたら……その時は神龍に祈るしかねェぞ…

悪い機械達を黙らせろ!

 そしてもう1枚モダンホライゾンから参戦したのが生きた石のような静寂、溜め込み屋のアウフだ。
 ガドックだけでは止められないアーティファクトの起動能力を止めてくれる。ガドックと合わせればトロンはもう終わりだ。

 最近多くなっている最高工匠卿ウルザを使ったデッキや鱗親和にも効く。エンチャントではなくクリーチャーになった点が良くも悪くもといったところ。
 アーティファクトを使うデッキは皆んな悪いデッキばかりだ!フ○ーザみてぇに悪い奴らは咎めてやれ!

その他サイドカードについて



 配分の領事、カンバールは青白コンやイゼフェニ、バーン、あまり見かけないが青赤ストームなんかにも入れていいかもしれない。真っ先に除去されるだろうね。

 四肢切断はライフペイが少し痛い。サリアがいたらさらに増えるしね。反射や拘留代理人がいればあまり必要ないかもしれない。アウフの2枚目をここに入れてもいいと思うね。

 スレイベンの守護者、サリアはメインボードにも入っているが1枚だけサイドに。相手が呪文を連打する系ならサイドインするべきだ。

 拘留代理人はメイン1、サイド2にしている。相手が赤を含んでいれば血染めの月を置いてきたりするし、爆薬や忘却石を拘留できればいいね。擬似的な除去カードとしても使えるためわりとどんなマッチアップでも入れやすい。

 相手が全除去を入れていないようなデッキであればケッシグの不満分子をサイドインするのも楽しいな。サイド後に入れられる罠の橋を越えられる。


5色超サイヤ人の大敵

・血染めの月

 最低のカードだ。特殊地形の多いこのデッキには完璧なクリティカルカードとなる。霊気の薬瓶、貴族の教主が置けていればそれほど問題にはならないこともある。

・罠の橋

 これを消耗戦のあとに相手の手札が尽きた段階で置かれると、かなり厳しくなる。教主ビートダウンのはじまりだ!そんなときにも拘留代理人やケッシグの不満分子は完璧な働きをしてくれる。

・倦怠の宝珠

 クリーチャーが戦場に出ることで生じる能力を消すアーティファクト。CIP能力自体はもちろん、他のクリーチャーが場に出ることによって誘発する能力なども同時に消されてしまう
 人間というデッキはCIP能力がかなりの割合を占めていて、副官達は勿論、拘留もケッシグもチャンピオンも、反射もすべて封じられてしまう。拘留代理人が封じられるということは実質どかすことができない。かなり痛い。魔人ブ○にチョコにされてしまって吸収されてしまうようなものだ。

・神の怒り などの全除去

 もはや説明不要かな。
 最近は青白コントロール終末をやめて至高の評決&神の怒りにしている。あとは赤絡みの神々の憤怒も恐ろしいカードだが、こちらは副官などでタフネスを4以上に上げれば問題ない。
 ちなみに、氷の中の存在は変身すると全体バウンスされるが、バイアルがあれば再びすぐに再展開することも可能だし、なんならより理想的な順番で出し直すことでクロックを高めることもできるんだ。

おわりに

 人間というデッキは最高のアグロデッキと言われるほどに強い。相手を妨害しながら凄まじい打点の上がり方をして一気にゲームを決めることができる。
 まさに超サイヤ人となった○空がフリー○を圧倒したようにね。
 しかしクリーチャー除去が少ないため、ドルイドコンボなんかは苦手としている。モダンは人間でも勝てないデッキがたくさんあるんだ!パワーインフレが凄まじいぞ!

 だがとにかく使って楽しい飽きの来ないデッキであることは確かだ。早く終わることも多いしそんなに頭を使うこともない。(青白コンに比べればとても簡単だ)
 この記事を見て是非一度、君も精神と時の部屋で修行して超サイヤ人使いになろう!!

(written by fumiken

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