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健康寿命を伸ばしたい

下の要介護度別認定者数の推移を見て頂きたい。

図1 65歳以上の要介護度別認定者数の推移

これは高齢者人口が増加しているから当然のことだ。しかし要介護度が高くなる程のその増加は緩やかになっている傾向がある。
 将来的に医療やデジタル化またはロボット化が進み、今よりも長い時間、社会生活を送れるようになれば、高齢者人口に対する割合のうち要介護度3を中心に下が増え上が減るということも予測できそうだ。

そのような社会になるに連れて特養や宿泊施設などを利用する人は今よりも減り、ある程度自立した生活をしながらデイサービスやヘルパーを利用する人が増えるだろうと予測する。

ということは寿命が伸びるので高齢者人口は増えるけど、夫婦のみ世帯配偶者(主に女性)のストレスは減り、もしかすると労働による収入を得る人もいるかもしれないので、年金などの財政赤字はいくらか軽減できるのではないかと想像する

なお、現在は男女ともに要介護者では80才以上が6〜7割を占めるが、将来的には90歳、もしくは100歳の人たちが要介護者である割合が高くなるだろう。
  
次にこのグラフをご覧いただきたい

図2 要介護者等の年齢階級別構成割合の年次推移(功労所)

このグラフで気になるのが、85歳以上の要介護者が何故か、時代が進むごとに増えていることが分かる。またそれとは逆に、それ以外全ての年代は要介護者は割合が低くなっている、人口比率によるのかもしれないがよくわからない。

寿命は伸びたけど健康寿命までは伸ばせなかったということなのだろうか、図1を見ると要介護1と2の人口は増えているのでもしかすると、85歳以上がここに多くいるのかもしれない、それをふまえ図2のグラフから考えると、現代は頑張っている人もいるだろうが80〜84歳の世代が要介護の境界線なのかもしれない、もし現代は寿命は伸ばせても健康寿命は伸ばせず85歳を過ぎたあたりから急に衰えてしまうとしたら、それが何なのかを人類の未来は知らなければならない。


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