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失敗本質を読んで思ったこと。〜ひきこもりと鎖国は日本の病理?〜
失敗の本質と言う本を読んでいてふと思ったことがある。戦後の公職追放で、各企業は抜擢人事を強制的に強いられたのであったが、日本人がもつ特性を生かし戦後復興してきたと言うようなことがおおよそ書かれていた。
私はここで1つ思ったことがある。日本人は窮地に立たされるとすごい頑張るが、それが安定すると全く変化しなくなるということだ。
この安定に固執する様は、江戸時代の「鎖国」や現代の「ひきこもり」や「失われた30年」のような話を連想させる。
「失敗の本質」には日本は自己変革できないのは、過去のやり方を変えようとせず固執するからだと書かれていて、反対にアメリカは失敗を教訓に情報と技術を重視し、話し合いを重ね自己変革してきたとある。
もし日本が安定にこだわり自己変革できず、「鎖国」や「ひきこもり」マインドに同一化しているとすれば、時として外部の黒船が逆説的に作用するかもしれない。
しかしそのようなハイリスクを呼びこむ前に情報と技術を取り入れ、風通しのある議論を重ねていけばいいだけの気もすするが、30年間変わらないのは日本の病理的な側面なのだろうか…。
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