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【トップチームコーチのスカウティングビデオ作成】分析作業はこんな感じです!~タグ付けソフトって便利だよね~

みなさん、こんにちは。れうすです。諸事情()により、時間ができたのでいまのうちに前から書きたかったネタを書いてしまえ!!という魂胆で、今回はスカウティングビデオをどんな感じで作っているかを書いていきます。

はたして需要があるかはわかりませんが、これからスカウティングを通して競技の世界に飛び込んでくる人が増えたらいいなあという願いを込めて書いていこうと思います(笑)それでは早速書いていきます。

1、タグ付け

スカウティングの一つ目の作業はタグ付けです。僕の場合は1回目はタグ付けしながら大まかな特徴をつかんでいき、2回目以降はタグで切り分けた項目ごとに確認していくというフローでやっています。

まずどのような項目をチェックしているかをご紹介します。

図2

基本的には赤で囲っているレジスタ(タグ)を使用します。つまり攻撃、守備、シュート、ゴール、ピヴォ当て、セットプレーをかたっぱしからつけていくということですね。ちなみにボタンの左上に赤丸がついているものはディスクリプタ―といってレジスタに追加情報を付加できる優れものです。マジで便利です。黄色で囲まれているディスクリプタ―は多用するものとなっています。イメージ的には攻撃のうちKIで始まったのはどれか?だったり攻撃のうち4-0を使っているのはどれか?みたいのが簡単に見つけられます。なので僕の場合、気になるシーンがあるとKeyというディスクリプタ―を即押しします。

さて、なんでこんなにタグ付けを重視するかですが、スカウティングをやった人ならわかるように、最初の15分くらいというのは大抵そのチームの大まかな特徴をつかむのに使うことが多いです。しかし!そういう時間帯に限って使いたい映像が多い(笑)

ですので、このようなタグ付けソフトがないと後で映像を使いたい!!というときにとても大変な思いをしながら探すことになります(笑)そしてこの時間というのがおそらく分析作業で最もロスとなる時間だと僕は思っています。したがって多少時間がかかってでもタグ付けを優先するのがポイントだと思っております。

2、映像クリップの整理

タグ付け&1回目の分析がおわると次はタグ付けした映像をチェックしながら詳細を分析し、それを整理していく作業です。

タグ付けした映像は画像のように整理されています。

画像2

今回使用している画像はまだレジスタが終わっていないのですが、通常タグ付けをしていくと攻撃、守備それぞれ1試合90~100個のタグが付きます。このタグを見ながら1回目で見た相手の特徴を再確認し、この中から実際に使用する映像を取り出していきます。

まず映像のチェックをしていくわけですが、シュートシーン、ゴールシーンからスタートし、分析の状況によってはすぐにディスクリプタ―のチェックに行くこともあります。ちなみにディスクリプタ―つきの映像はこんな感じでチェックできます。

画像3

このなかから映像を選択して、プレゼンテーションという機能を使って整理していきます。

画像4

このプレゼンテーション機能めっちゃ便利ポイントがありまして

再生時間が一瞬で分かる
クリップの入れ替えが簡単

という2点。動画編集ソフトに突っ込む前にある程度整理できるので時短になります。ちなみに映像を確認しながらメモも残せるのでどの順番で映像を見せるのか??とかを考えるときにも整理しやすくなっています。
以上Nacsportの宣伝です(笑)

冗談はさておき、ここで順番を整え、必要な部分に描画を加え書きだすまでここで終えて動画編集ソフトで完成させていくという形になっているので大半の作業はここで終わらせられるのでめっちゃ便利です。分析官の方は全力で検討することをお勧めします(笑)

はい、というわけで今回はテクニカルな部分がメインとなりまいたが分析の流れをご紹介しました。参考になればうれしいです。


P.S おまけにタグ付け時のショートカットの一例とNacsportだけでこんな動画が作れるよーというサンプルを載せておきます。ぜひご覧ください。

おまけ:タグ付け時のショートカットについて&Nacsportだけで作れる動画

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