見出し画像

大島ゴルフクラブ訪問記

今年のお正月は、熱海からさらに足を延ばして伊豆大島へ渡ってみました。

伊東港から伊豆大島まで、高速船で40分の距離です。

遊覧船や漁船と違って、高速船は全席指定で着席し必ずシートベルトを締めます。

船からの景色を楽しむというところまではできませんが、あっという間に島にたどり着いていました。

画像1

伊豆大島は一周50㎞ほどの島です。

信号機もほとんどないので、レンタカーで1時間ほどで一周できてしまいます。

そんな小さな島にある唯一のゴルフ場が今回訪れた大島ゴルフクラブです。

私は伊豆半島から渡りましたが、竹芝からもジェット船は出ていますし、大型客船で夜出発し明け方に到着するという楽しみ方もできます。


ゴルフコースの開業は昭和31年。

箱根が最も有名ですが、大島小涌園の一部として開業しました。

ということは高級リゾートを目指して作られたのでしょうが、残念なことに大島小涌園は2000年に営業を終了し、ゴルフコースも売却されてしまいました。

ゴルフ場を取得したのは東京ケータリング株式会社。

名前から分かる通り給食がメイン事業ですが、レストランやコンビニ経営など手広くやっているようです。

ゴルフ場のスタッフの方の話では、来場の多くは地元の方で観光客はあまり来ないそうです。

台風被害でクラブハウスは半壊したまま放置され、寂れ感はたっぷりですが、それもまた旅の情緒のひとつではないでしょうか。


とはいえ私が楽しみにしていたのは豪華なクラブハウスではありません。

海を臨む最高の景色の中でゴルフを楽しもうと思ってきたのです。

あいにくの曇り空で富士山を拝むことはできませんでしたが、島ゴルフの風情は存分に楽しむことができました。

画像2

ちなみに翌日は快晴で、三原山からキレイな富士山を眺めることができました。

画像3

伊豆大島へは1泊2日でしたが、常に付きまとっていたのがわずかな寂寥感。

最近は新島や神津島の方が人気らしく、釣り客も減少傾向だそうです。

農業に適さない土地で、おもな産業は漁業と観光業しかありません。

都心からおよそ100㎞。

さすがに日帰りだと5時間ほどしか滞在できませんが、行きを大型客船にすればゴルフして温泉入って、一日を存分に満喫できます。

豪華ホテルばかりに飽きた方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

ゴルフギアに携わる仕事をしていますが、ゴルフの面白さ探しを趣味にしています。どうして多くの人がゴルフにはまっていくのでしょうか。それを研究しています。