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ふと
目をそらしただけの、
そのつもりだったのだ。永いあいだ。
雨が降っても、稲妻が光ろうとも。
まなこを開いたまま、
みていたもの。
見つめたくなかったもの。

色を温度を音階を風をもつもの
わたしを見つめるもの
それから目をそらして、
永いあいだ、永いあいだ、永いあいだ

見つめ返したい
皮膚で音色で言葉で
わたしの水中から、
目をそらさずに。

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