アニメ感想:機動戦士ガンダム(宇宙世紀シリーズ)

コロナ禍になってから在宅勤務が増えたので
作業用BGMを兼ねて動画を流すことが増えました。
アニメをAmazonプライムで鑑賞したり
YouTubeで動画を探したり。

特に2022年は、Amazonプライムでガンダムを見ることが多かったです。
子供の頃にガンダム好きの父親がゲームをやっていたのを断片的に覗いていたので機体もキャラもストーリーもおおよそは知っていたのですが、これまでアニメをきちんと観たことはありませんでした。
なので宇宙世紀シリーズを観てみようということで、これらを視聴しました。

  • 機動戦士ガンダム

  • 機動戦士Zガンダム

  • 機動戦士ガンダム 第08MS小隊

  • 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾート

  • 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争

  • 機動戦士ガンダム THE ORIZIN(全編)

  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

  • 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096

  • 機動戦士ガンダムNT

  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ


ZZガンダムは見放題になってなかったので未視聴です。

大人になって観るガンダムは、戦争の悲しさや虚しさ、人間の醜さ・人間臭さなどが分かるようになって、より深みや良さを感じました。
「派手でインパクトのあるロボットアニメ」というだけではなく、「アニメでこんなにしっかりと戦争や人間を描いているのか。攻めている作品群だな」としみじみ。

また現実の世相も相まって、「戦争とは一度始めたら互いに引けなくなり簡単には集結しないもの」ということも感じさせられました。


とはいえ、この中で一番好きなのは、宇宙世紀シリーズのなかで比較的新しいガンダムユニコーン。

リアルで重い戦争や人間の描き方をしてきた宇宙世紀シリーズにありながら、
二人の少年少女が無垢に真っ直ぐに戦争を止めようと奮闘するこの作品はあまりにもドラマチックで、観ているこちらも彼らに希望をかけて見届けたくなる。
そんな作品でした。

物語の構成やアニメーションなど全体的に丁寧で、中弛みすることなくテンポよく駆け抜けていく2クール。

ドラマチックで心惹かれる物語でありながら、蓋を開けてみれば、ここまで続いた地球連邦とジオンの戦いに決定打を与えるほどのことにはならなそうなものであることが、また現実的でした。
でも、追い求めた真相そのものは、彼らが追いかけて知ることができて良かったのではないかとは思うのです。
宇宙世紀の始まりの瞬間には、人の善意と希望が少なからず確かにあったのだと、宇宙世紀0100年を前に生きる人々に示すことができたことを観れたのが良かったなと。

過去作品を観た流れだと、成長したミネバ様が立派で美しく、そして過酷な人生でありながら真っ直ぐで汚れない芯のある女性になっていたことも嬉しかったです。
そして、ジオンの姫として居続けなければいけない中で、バナージといる時は「ただの一人の人間」として存在できる。そんなお姿を見れたのも嬉しい。

また、この作品に出てくる大人たち。特にバナージ・ミネバ・マリーダを支え導き、見守り、背中を押す大人たちがすごく魅力的でした。


まだまだ、未視聴のZZガンダムや、これから続編が公開されるはずの閃光のハサウェイ、宇宙世紀シリーズから少し時を置いたさらに未来の作品たちなど、待っている作品があるので何かの機会に観ていきたいです。
また、最新作の水星の魔女も未視聴なので、これから一気見したいと思います。

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