直腸がん発覚から告知まで
直腸がん発覚から告知まで
2020年6月13日、帝王切開にて4120gの女児出産。※不思議体験別記載
出産翌日、粘血便が出る。
産科医に血便が出てる旨訴えるが、悪露(産後排出される子宮内の排出物)ではないかと取り合ってもらえない。
退院間近になり、ようやく便検査。
『便潜血+』の検査結果を渡されそのまま退院する。
退院後は子供と一緒に実家へ里帰り。
実家で過ごした1ヶ月の間も便に血が混じり続ける。
1ヶ月後の子供の検診時に自分の予約もとり、消化器外科で診察してもらう事にした。
初めての内視鏡検査。この時まで『切れ痔』に違いないと思っていた。
内視鏡検査の途中で家族を呼ぶように言われ、オットがすっ飛んで来てくれた。
画像を見せながら、「癌ですね」とやけにあっさり告知する医者。
自分の事ではないかのように、他人事のような気持ちで聞いていた。
でもそれから暫くの記憶がない。
その後、CTの検査で肝臓とリンパ節にかなり多くの転移があることがわかる。
この時点でステージIVが確定。
<直腸がん多発肝転移・多発リンパ節転移>と確定診断がおりた。
※不思議体験について
出産予定前、最終エコー検診時にお腹の赤ちゃんにリンパ管腫症という先天性の異常疑いがあると診断され、帝王切開での出産に切り替わる。
(リンパ管腫症とは、リンパ管が拡張したり増殖することによってできる良性の腫瘍。)
顔や腕にこぶがあり、治療方法がないという。
ネットで調べれば調べるほど不安が強くなる。
ただ元気に生まれて欲しいと毎日神様に祈った。
「そんなコブ、お母さんのお腹の中に置いておいで」
そして2020年6月13日帝王切開にて女児出産。
出た瞬間、「おっきい!!!あれ??」と小児科医。
その後すぐにご対面。
(でっか!!!あれ??何もないけど…)
「今のところリンパ管腫の症状は見当たりませんが、呼吸器内にある可能性もありますのでNICUで検査をしていきます。4000g越えの元気なお子さんですよ」
その後一週間かけて色々な検査の結果、『異常なし』『巨大児』とカルテに書かれたのでした。
実は私、妊娠前から24kgも体重増加しておりました。
先生が何も言わないのを良い事に、食べまくっていました。
その為、エコーで見る限り3500g位と推測された赤ちゃんの骨格に4000g分のお肉がついていた為、頬や腕が太く見えたのではないかとの見解でした。
元気な大きい赤ちゃんが私の元にやってきたのでした。
その後、私の体の中にコブ(腫瘍)が見つかるなんて…。
不思議な事もあったもんです。
#直腸がん #多発肝転移#多発リンパ節転移#ステージ4
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