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サウンドが悪だと?💢


 「EVの利点は、エンジン音がせずにガソリンの匂いもないことです」
 EVのプレゼンでたびたび語られる。

 だが、にわかに納得できないのだ。だって、ガソリンのまとわりつく匂いもオイルの焦げる甘い香りも、僕にとっては興奮物質を分泌させるフレグランスだからだ。

 ましてエンジンの唸りもミッションの歯車が噛み合う金属音も、心地よい楽器の調べでもある。
 「EVの欠点はエンジンの音がせず、ガソリンの匂いも………」が正解です😜

「EVの利点は振動もないことです」
さらには、バイブレーションも悪者扱いする。

 これにも反論がある。僕がもう20年も乗り続けているV方8気筒は、1800rpm付近で絶妙のバイブレーションを発生する。その振動は快感ですらあるのだ。これも否定するってことなのかね?

もしそうならば、BMWの直列6気筒に与えられる讃辞「シルキー6」は嘘ってことになる。僕を含めて世界には、ブイエイト偏執狂もいることの説明がつかない。

僕の自宅では、夕方になるとぴあのの調べが小さく響く。音楽大学に通っている彼女が、鍵盤を叩くからだ。その音楽は夕陽の中に溶け込む。夕焼けが色鮮やかに見える。サウンドって、そんな癒しの効果があるんだ。

ときに、近所のピアノの音がしてうるさいって苦情を言う人もいるようだけど、サウンドって聞く人の気持ち次第なんだね。

という論理で言うならば、最高のミュージックだと僕らが聴き惚れる内燃機関のサウンドを雑音だとするのは、気持ちがすさんでいるってことになっちゃうけれど(笑)

 ともあれ内燃機関のサウンド、大好きです😘

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