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仕事ができると思わせるデータを渡す

音楽制作周りの話です。

データを見るだけで、おっこいつ仕事できるな~と思わせられる技を紹介します。

ファイル名に日本語を使わない

業務上で使用するソフトウェアは日本語に対応していない場合が多いです。

また、Mac⇔Windowsでzipファイル(圧縮ファイル)の受け渡しの際、文字化けすることが頻発しているので、ファイル名に日本語を入れるのは絶対に避けましょう。

例:曲名⇒Kyokumei

作業した日付を入れよう

作業した日付がファイル名に入っていると、自分自身もデータを受け取った方からもデータを探す際に楽になります。必ず入れましょう。

例:210106_(曲名)_2mix_BPM108_4832.wav

BPMをどこかしらに記載する

BPMが不明な場合、いただいたデータからBPMを計測する手間が生じます。

例えば、フォルダ(曲名)_BPMのような簡単なもので良いので、記載しましょう。

また、途中で拍子やBPMが変わる楽曲の場合、プロジェクトのMIDIファイルを同封するととても親切です。トラックは空で大丈夫ですが、書き出せない場合はボーカルのガイドだけとかで大丈夫です。

難しい場合、テキストファイルで何小節から拍子/BPMがどう変わるか記載したメモを入れると親切です。

フォーマット指定が無い場合は48kHz/24bit

CDのフォーマットは44.1kHz16bitですが、大抵の場合マスターは48kHz/24bitで制作します。指定が無い場合はこのフォーマットにしましょう。

データをまとめたフォルダ名で良いので、フォーマットも忘れずに記載すると親切です(例:210106_Kyokumei_BPM120_4824)

最近の多くのDAWは32bitに対応しているため、音割れ等のトラブル回避が出来たり24bitよりも音質が良いことから、32bitの方がエンジニアの方に喜ばれる場合が多いです。不明な場合は、都度伺いましょう。

何のためのデータかわかるようにする

フォルダやファイルを見るだけで、何のためのデータなのか分かると親切です。

例えばボーカル収録のためのデータは、フォルダ名の後ろに"_forVoRec"をつけるといいですね。(例:210106_Kyokumei_BPM120_forVoRec.zip)

頭を合わせよう

楽曲のパラデータ・収録したボーカルなど、すべてのトラックの頭を完全に揃え拍子を合わせて、そのままDAWに突っ込めば再生できるような状態で書き出しましょう。

頭が揃っていない場合、ずれた状態で進行する可能性が非常に高いです。

トラック名は必ず見直そう

DAWでそのままマルチチャンネルを書き出した場合、トラック名が音源名やプリセット名のままになることがほとんどです。

例えば、ピアノ音源だからと"keyscape"では何のトラックなのか分からなく、エンジニアの方が一つ一つ聴いた上でトラック名を付け直す手間が生じます。"piano"や"pf"あたりに変更します。

多くのデータを一度に渡す際は番号を振ろう

例えば、楽曲のパラデータやボーカルを収録したデータなど、沢山のトラックを渡す際、DAWに突っ込めばそのままソートするような形にしましょう。

例えば、ボーカルデータでは、01_Main1.wav, 02_Main2.wav, 03_hamo1.wavのようになります。

長過ぎるファイル名は避けよう

DAWのマルチチャンネルの書き出し機能を使用するとよくあるのですが、必要の無いファイル名まで含まれることが多いです。

例えば、Kyokumei_01_Main1.wav, Kyokumei_02_Main2.wav....と、フォルダ名やzipファイル名で分かる楽曲のタイトルを各トラックにつける必要はありません。DAWのトラック名で表示できる長さには限度があるので、この場合は曲名を削除した方が親切です。

トラック名が長すぎてしまうとわかりにくいので、短く分かりやすいものに変えてあげましょう。

何のファイルが入っているかメモを入れよう

例えば、楽曲のパラデータを書き出してミキシングを依頼した際、誤ってシンセベルのトラックを書き出し忘れて渡してしまうと、気付かれずにそのまま進行します。

そのようなトラブルを回避するためにも、何のファイルが入っているかテキストファイルで残したメモを同封すると親切です。

ファイル名の箇条書きでも良いですし、『以上、24トラックになります。』などシンプルな物でもあった方が良いです。

また、『よろしくお願いいたします。』など、軽く挨拶でも合わせて記載すると、良い印象を与えることができます。

他、特定の人と多くのデータをやり取りする場合、どのようなファイル名を付けた方が良いか伺うのが良いと思います。

日付の書き方も人によって違うので、多くのデータを管理される方には書き方を合わせたデータを渡すととても親切です!

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