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ADCの上手さはAuto-Spacingで決まる。

・まずNoteを始めた経緯
Noteを始めようと思った経緯は大きく2つあります。
【その1】
Twitterでコーチングを受けたい方を募集した際、有難いことに想像以上の応募をいただきました。
全員をコーチングすることはできないので、LoLが上手くなりたい初心者や中級者に向けたTipsを投稿することによって、少しでも上達の手助けになればと思ったのが一つめです。
【その2】
最近就職をして働き始めたのですが、自分の言語化能力や文章力が酷いことに気付きましてw
それを鍛えたいと思ったからっていうのが二つめです。

あ、注意として、あくまでこれは自分の経験や知識からくる主観なものなので、間違っていることももちろんあると思います。その時はすみません!w

それでは本題に入ります。

LoL上達Tips第一回目は、「ADCの上手さはAuto-Spacingで決まる」です。

・初めに
LoLでアドバイスを求めたときに、「取り合えずクリック率(右側)をあげろ」と言われたことはありませんか?
または、皆さんがトップレベルの選手のプレイを見るとき、チャンピオンが「これでもかってくらい細かくその場を動いている」のを見ませんか?
今回はなぜマウスのクリック率をあげることが大事か、トップレベルの選手はなぜこれでもかってくらい細かくキャラクターを動かしているのかについ
てお話をしたいと思います。

結論から言うと、Auto-Spacingが上手くなるから。だと僕は思っています。


・Auto-Spacingとは?
Auto-Spacingとは他にもSpacing、Auto-Attack Spacingと言われるもので、
これを簡単にざっくり説明すると、
相手のチャンピオンと近づいたり離れたりを素早くして距離感を保つことで、相手のチャンピオンの攻撃できる範囲外から自分が攻撃する。
というものです。

文字だけで見てもあまり分からないと思うので、Auto-Spacingを利用した韓国のプロ選手Deftが使うザヤの神がかったプレイを紹介します。
ちなみにこの相手は同じく韓国のプロ選手Viperが使うカイサです。
どちらの選手も世界トップレベルのADCです。

このプレイは本当に神がかっていて、ツイッターで流れてきて見たことある!って人も多いと思います。
ただこのプレイを見てDeftうめーーーー!!!って言うだけで終わらせるのは本当に勿体ないし、ここにAuto-Spacingの全てが詰まっているので、まずこの1対1で何が起こっているかを解説します。

Deftが使うザヤとViperが使うカイサ、お互いのAAレンジは525です。

Q:ではなぜ同じAAレンジのザヤがカイサのAAを一発も食らうこと無く、一方的に殴れているのでしょうか?

結論から言うと、DeftはViperのミスを突き、ASとMSの増加を利用して完璧なAuto-Spacingをし続けたからです。


まず初めに、動画時間0:03のところでViper(カイサ)は本当に小さなミスプレイをします。

0.25倍速で見てもらうと分かり安いのですが、動画時間0:03の時に、カイサがザヤ(もしかしたらタワー)に向けてAAモーションを入れた後すぐさまキャンセルしているのが分かりますか?

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そのままAAを継続していたらタワーを一発くらってしまうので、カイサはAAをキャンセルしてすぐさま下がろうとします。
しかしザヤはカイサのその一瞬のポジショニングと判断のミスを見逃しませんでした。
そこから(動画時間0:03)の流れを以下に書きます。


①カイサがAAをキャンセルするタイミングと同時に、ザヤはWを使用しASを増加させカイサに一発AAを入れる
②AAを一発入れたザヤはWの効果でMSが増加、リーサルテンポが発動したことによりASが更に増加。合計二発のAAを入れることに成功
②ザヤがAAを二発入れるために前ムーブ(カイサはポジショニングをなおすために後ろムーブ)したことにより、カイサはザヤを攻撃してもタワーの反撃を食らわない位置に
③そのタイミングを狙ってカイサはダメージ交換をしようと前ムーブ
④ザヤは③と同タイミングにMS増加を利用して後ろムーブをすることにより、カイサの射程外に逃げながらEを使用し、二本の羽を当てることに成功。
⑤後は同じようなことを繰り返してザヤのフラッシュインでカイサ死亡。
(なんとこの間5秒)


この数秒間にこんなえげつない戦いが行われてたわけです。

射程は同じ525ですが、Deft(ザヤ)はViper(カイサ)の一つのミスを突き、AS増加とMS増加を有利に使い、相手の上をいく完璧なAuto-Spacingを成し遂げ、ソロキルに繋げました。


こういった、チャンピオンをしっかりと理解し、自分と相手との距離感を上手く利用して相手を攻撃することがAuto-Spacingです。
Auto-Spacingを上手くやるには、チャンピオンの細かい操作能力が必要で、そのためには冒頭で上げたマウスのクリック率を上げることが大事になってきます。

なんとなくAuto-Spacingについて分かってくれましたかね? :(



「こんなん頭で理解しても真似できねーよ!」

って思った方、このレベルのプレイを自分に落とし込むのは正直無理です。できたらLCKで戦えます。当然僕もここまでのレベルは無理です。

あくまでこのDeftのプレイはAuto-Spacingの最高峰のレベルのもので、Auto-Spacingってこういうことか!って理解してもらうために紹介しました。



なので今から、明日からでも使えるAuto-Spacingの例を紹介したいと思います。

題して
【Auto-Spacing講座】皆苦しむエズリアルvsケイトリン編


基本として、
エズリアルの射程:550
ケイトリンの射程:650
この二体のチャンピオンには100の射程差
があります。

【まずはケイトリン側のAuto-Spacingから】

ケイトリンが最大射程のAAでエズリアルを攻撃するとき、100の射程差があるので、リスク0でエズリアルを攻撃できます。

これが射程差(レンジ差)というもので、
ケイトリン側はこれを意識してエズリアルのAAを食らわずに攻撃できる位置を保ち続けることが大事です。
もっと簡単にいうと、ケイトリンのAAは届くけど、エズリアルはAAが届かない位置を常に保ち続けるです。
これより離れてしまってはせっかくの射程差での有利も意味がなく、相手に何のプレッシャーもかけれていない状態になります。

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ケイトリン側がエズリアルをAAで攻撃したのに、同タイミングに相手のエズリアルにAAで攻撃された場合、ケイトリン側がAuto-Spacingを上手くできていないということです。

これがケイトリン側のAuto-Spacingです

【次はエズリアル側のAuto-Spacingです】

エズリアルはケイトリンより射程が100短いです。
じゃあエズリアル側はどういったAuto-Spacingをすればいいのでしょうか?

エズリアルには射程1150のQスキル、ミスティックショットがあります。

エズリアルがとるべきAuto-Spacingは、

ミスティックショットの射程と、ケイトリンのAAの射程の差分の位置を保ち続ける
簡単にいうと、ミスティックショットは当たるけれど、ケイトリンのAAは届かない距離を保ち続けるです。

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エズリアル側は基本的にこのAuto-Spacing常に意識しながらレーニングをします。
このAuto-Spacingに慣れてくると、
「このタイミングで砲台ミニオンのCS取ったら一発はAA食らうな。一発食らうだけで砲台取れるなら許容してもいいかな。」
「この後衛ミニオン取ったら二発はAAもらっちゃうな。今AAを二発貰ったらレーン厳しくなるしこの後衛ミニオンは捨てよう。」

という判断が即座にできるようになります。

エズリアル側のAuto-Spacingはこんな感じです。


本当はもっと細かく書きたいのですが、疲れたし説明し始めたらキリがないので終わります。
Auto-Spacingは不利なマッチアップに活路を見出したり、有利なマッチアップで確実に有利を取るうえで必須であり、ADCをプレイするうえでとてつもなく大事な要素です。
そして、Auto-Spacingを上手くするためにも、クリック率を上げてチャンピオンを細かく操作できるようにしましょう!


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反響があったら第二弾やります。
それではおやすみなさいzzzzzz

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