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10合炊き炊飯器‐キ・快適生活(4)

白飯が好き

好きな食べ物はと聞かれると、答えは白米だ。子どもの頃から親に「コメ食い虫」と言われるほど、ご飯を食べていた。おかずはご飯を食べる口実である。

親と離れて暮らして10年を超えた。自炊はよくする方で、米をきちんと炊く。炊飯器は先に上京していた親類のお下がり。もらった時からボロだった。そのボロを長く使っていたが、流石に汚れもひどく、どこか臭いがしてきて、仕方なくヨドバシカメラに行くことにした。

進化していない炊飯器を求めて

ずらりと並ぶ炊飯器は多機能をうたうものが多く、著しい進化を感じた。

進化した炊飯器に驚き、魅力を感じたものの、もとから多くを求めず普通の炊飯器を買うつもりでいた。白米を炊くだけのシンプルな炊飯器。進化した炊飯器に比べて進化していない炊飯器は安かった。こんなに安かったら早く買い換えれば良かったと思う程安い。

安くて単機能の炊飯器を探していると、目に止まったのが10合炊きの炊飯器。10合?ビッグダディみたいな大家族ならまだしも、核家族時代に需要があるのか?

ふたを開けてみた。おかまは頭がすっぽり収まりそうなサイズだ。やはり10合はオーバースペック、5合炊きで十分だと思った。
が、同時に「もしうまく使えればお米ライフが便利になるかも」と考えた。

あたしはお米を炊いて一食分食べると、残りは冷凍保存する。次からの数回はレンジでチンしていただく。
であれば、一回に炊く量が多いほど一度で多くのお米を保存できる。これは効率的なのではないかと。

買うか買わないか。少し悩んだが、結局買うことにした。ものは試しである。

米もやる、おかずもやる

結果、万事快調。

一度に10合の米を保存するのは少し骨だが、その後の楽さを考えると苦ではない。数日は米をチンするだけである。

買って数年経ったが、活用の幅も増えた。
・ごぼうや鶏肉の炊き込みご飯(米は4-5合程度におさえる)
・水煮の大豆と鶏肉の炊き込みご飯
・鶏肉とにんにくと生姜をぶっ込んだガパオ飯
・豚の角煮
・パエリア
などなど。角煮やパエリアなどのおかずは、10合なので結構な量ができる。来客の際、簡単なわりに素敵な飯が人数に見合う量準備できる。

炊飯器料理は想像を越えて、レパートリーが広がる。そして簡単。これが5合だったら物足りなかったかもしれない。10合だから沢山作れる。

最近は玄米や雑穀米を入れたご飯にはまっている。普段食べるご飯の味変にチャレンジしている。冷凍をしても美味しいか?沢山作るとき、雑穀米の量の調整は?試行錯誤は続く。10合との付き合いもまだ続くっぽい。

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