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星のこと:フラットアース自然誌

僕の知人に占星術が好きな奴がいて、とにかく色々と理屈が通るらしい。うまくタイミングがあれば「それはなぜかというと、星はね…」と教えてあげたいと常々思っているが、本人はコロナ茶番でさえいまひとつよくわかってないので、ちょっと難しいかと僕は思いつつ、逆にすんなりとフラットアースを理解できるかもしれないとも思って悩ましい。なぜ占星術が合うのかが腑に落ちすぎて呆然と腰を抜かすところを見てみたいと思いつつ、逆に現行論の宇宙の神秘性を奪われたような気がして占星術を嫌いになるとかわいそうだとも思うと狂おしい。

星の配置には規則性が無い。少なくとも無いようには見える。縦横に規則的に並んでいたりするわけではないので、あの配置こそに何かしら理由があるのだろうとは思うが、例によってどういう意味または機能のあるデザインなのかはさっぱりわからない。これは月の模様と同じである。つまり地上の人間から見て規則性が無いというだけであって、世界全体で捉えると規則性ないし合理性が成立しているのであろう。それでいくと、惑星の動きのほうがよっぽど規則性を感じられるので、その"動き"こそに意味や機能があるのだろうとも考えられる。もし恒星にとっても"動き"に意味があるなら、あの配置のままぐるぐると回すことにこそ何かしら意味があるのではあろう。

夜空に星を見つけると、「ああ、あそこに屋根があるんだ」と僕はいつも思う。しかし屋根のこっち側にそれはあるのか、屋根の向こう側にあるのか、それもよくわからないといえばわからない。だから、ただそのへんに屋根がありそうだというだけである。僕は以前なら星などなんとも思っていなかったが、フラットアース論を理解してからは、それは完全に畏怖する対象になった。いったいなんてものが作られたんだと思って呆然としてしまう。だいたい口をポカーンとあけてそれを眺めている。

昼には星の光は見えない。月が昼にも見えるんだから星も昼に見えてもいい。もちろん原因は光量が少ないからだろうが、ではなぜ星の光量は少ないのかはわからない。暗い夜を彩るためであるというならそうかもしれない。あまり明るすぎると単に眩しすぎて具合が悪いのかもしれない。しかし占星術からだけで言えば、星は個々の人間の性質に影響を与えている。もしかすると動物や植物にも影響を与えているかもしれない。僕は占星術には別段詳しくないので、はっきりとそうだと言うことはできないけれど、もし星がそういうことをしていたって別に変には思わない。それは個体差を生み出している。そしてそのためにはそんなに強い光量は必要がない、ということだ。

ほかには彗星や火球というものも夜空の天には見ることができる。それを星と同列に扱って良いのかどうかはわからない。ただ火球が見えるときには音がするという話も多い。僕はこの3年半で2度火球を見たが、1度はジュワーっと水が蒸発するような音がしたという記憶があり、もう1度は無音でやたらピカピカと光っただけであった。他にはドーンという爆発音がするという話もある。それらを「火球」とひとまとめに扱って良いのかもわからないが、たぶんダメだと思う。ただ現行科学ではまとめてそう呼んでいるというだけに過ぎない。ともあれ、天で音がすると言うのはなかなかの現象である。雷鳴もそれと関係はあるのかもしれないし、ないかもしれない。天で光が動くときに何が起こっているかは、地上の人間の誰にもわからない。

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