経験は相手から求められた時に

自らが過去に行ってきた経験を語って,聞かせることは日常よく行われている.ここ数年,自分のその行為に疑問を感じ,なるべく相手から求められてから経験を語るように心がけている.

話しをすることそのものが好きな私は会話の中に過去の経験を相手から求められてもいないのに話すことが多い.これは相手にとっては迷惑な行為ではないかと感じることが増えた.理由は相手の時間を消費し,相手のこれからの起こる経験に悪影響を与えてしまうかもしれないと考えるように変わってきた.

ボーイスカウトやボランティア活動,パソコンにネットやスマホ講師、コーチング、レク講師等々10代から現在まで様々な活動を行ってきた.

40代迄は多くの人に経験や知識を伝えたいと思う気持ちがとても大きく,講演会や講義だけでなく,頼まれてもいないのに多くの人に話をしてきた.

50代になり自営業を辞め,相談援助職として働くようになる.相手へ指導ではなく支援が主たる業務になった.

会話は聞いてくれる相手がいてはじめて成立することをより感じるようになり,経験談を話す時は相手から求められる時にしようとコミュニケーションのスタイルを変える事に成功しつつある.

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