理解者

久しぶりに会う人,たまに会う人,以前会った時から時が経っている人らは挨拶の次にほぼ必ず「元気?」と聞いてくる.何故相手が元気だと返事する事を期待できるのか.

以前書いた「前向き」というタイトルでも取り上げたが,今は元気ではない,元気という言葉は心のささくれを刺激する.

今年度は主夫として生活しようと決めた.3ヶ月経ったが元気や前向きなモチベーションは今のところ湧いてこない.

この状態を理解しているのは妻一人.彼女の理解がなければとっくに私の存在は消えていたかもしれない.

相談援助(コーチング、社会福祉士)の仕事を20年やってきたが,「真の理解者」の存在のありがたみを今実感している.

相談援助のプロとしてクライアントを信じて理解し支援するのは当然なのだが,過去のクライアントへの支援が100点だったかと問われると,残念ながらそのような人はいない.妻は私のことをずっと以前から信じ理解し支援をしている.これは家族だから「当然」ということでは決してないと思う.

相談援助職として仕事を再開するならば「相手を理解する」姿勢はこれまでと違い、より相手に寄り添い,相手が望む個別対応を一緒に模索するであろう.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?