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【第2話】もし小泉進次郎が社交ダンスの先生だったら

前の記事の続きです。前回、村上春樹を書いていたつもりが小泉進次郎のような終わり方をしてしまったなあと思っていたら、おぼろげながら続きの文章が浮かんできました。)

「シューズが必要なのかという質問は、シューズを借りる理由が知りたいということだと思うんですけど、社交ダンスを踊るためのシューズの必要性のような大きな問題は楽しくかっこよくセクシーであるべきだと思うんですよ。これがどういう意味かを説明すること自体がセクシーじゃないですよね。
 
 ただ、これは講師としてふさわしい発言ではないと批判されたことがありました。それは真摯に反省してるんです。ただこれは私の問題だと思うんですが、反省していると言いながら反省をしている色が見えない、という指摘には私自身の問題だと反省しています。

 社交ダンスのシューズというのは社交ダンスを踊るためのシューズのことかなと私は思っているんです。ですから、どうしてそれが必要なのかと考えたときに、やはり社交ダンスを踊るためにシューズは必要なのかなと思います。ですから、今のままではいけないと思っています。だからこそあなたは今のままではいけないと思っている。

 貸しシューズは有料なんですが、貸しシューズの有料化はダンスの上達には繋がりません。みなさんがダンスシューズの必要性という問題意識を持ってもらうことが目的なんです。貸しシューズが有料化されれば、自分のシューズを持ち歩く人が増えていく。こうしたことでダンスライフスタイルを変化させていきたいと私は考えているんです。

 そういう意味でも、あなたのシューズのサイズを知りたいわけですが、26センチかなと思っています。私の中におぼろげながら浮かんできたんです、26という数字が。シルエットで浮かんできたんです」

(つづく???)

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