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(ネタバレあり)櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?- 福岡初日雑感

2024年3月2日、マリンメッセ福岡にて開催された『櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-』の福岡公演1日目に参加してきました。今回はそのライブレポおよび雑感を述べたいと思います。タイトルにもある通り、もろネタバレ含むのでお気を付けください。

マリンメッセ福岡は博多駅からバスで15分程。海の側にあるため潮の香りが漂い海風も心地よく、非常に過ごしやすかったです。
私は15時頃会場に着いたのですが周辺はファンで溢れかえってました。昨年のアニラから海外の方も増えた印象です。

印象的な「SKZ」のモニュメント


外周を囲む花道にもLEDの液晶

まずステージセットを見て最初に目に入ったのはセンターステージにある「SKZ」のモニュメント。昨年のアニラにもあった「3」のモニュメントの延長線上かなと思いましたが、まさにその通りでライブが始まるとLEDの液晶で演出に彩りを与え、さらには上下に可動するなど昨年からの進化も見られました。
今回の花道はアリーナ外周をぐるっと囲むようなコの字型。あまり櫻坂では見ないタイプの花道です。

さあ、いよいよライブ開園です。初日公演のセトリは以下の通りです。

00. Overture
01. マンホールの蓋の上
02. 摩擦係数 Extended Mix 

03. BAN
04. Anthem time × ドローン旋回中 MIX
05. Don’t cut in line!
06. コンビナート
07. 何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
 武元ソロダンス
08. 油を注せ!
09. Cool
 3期生無音ダンス
10. 承認欲求 Extended Mix
11. 静寂の暴力
 山﨑天ソロダンス
12. 泣かせて Hold me tight
13. Start over!
14. 何歳の頃に戻りたいのか?
≪アンコール≫
EN1. Buddies
東京ドーム追加公演発表
EN2. 櫻坂の詩

今回は16曲。だいぶ少ないですね。3rdツアーは20曲でした。

一曲目「マンホールの蓋の上」からスタート。"Wacha say we do?"と煽り、クラップをしながらステージからせり上がってくるメンバー。マリンメッセの音響が良いからなのかギターやベースの音が心臓にズシズシ響いてきました。ライブ映えする曲です。「摩擦係数」ではアニラ・卒コンとはまた異なるミックスが入ってました。メインステージとサブステージのそれぞれに理性組、野生組が分かれダンスバトルをするあの演出は痺れました。摩擦係数は昨年からまた一気に化けた印象です。

「Anthem time」「ドローン旋回中」は3期生と1・2期生が交互に現れて披露するリミックスのような構成。と言っても、3期生がワンフレーズ歌ったら、続いて1・2期生がワンフレーズ歌って、その後また3期生が歌うという構成。曲と曲がシームレスに繋がっている訳でもなく、ぶつ切りなので正直戸惑いはありました。そこはまだもう少しやりようがあるのかなと。でも新しい試みではあるのでそこは評価したいと思います。(何を偉そうに)

「Don't cut in line!」では黒い衣装を着て歌っていたメンバーが一瞬姿を消し、ポップアップで現れると白の衣装に早替わりしているという演出が。「洗濯」「コインランドリー」という歌詞を忠実に再現したってことなんですかね。
「コンビナート」を挟んで披露されたのは3期生楽曲『何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう』。スモークが焚かれたセンターステージに置かれた見覚えのある机たち。まるでMVがそのまま再現された様な幻想的なシーンに3期生が入場して村山さんを中心に踊ります。
その後は武元さんの圧巻のソロダンスからの「油を注せ!」「Cool」「承認欲求」と続けて披露されます。「承認欲求」では間奏のラップパート以降の部分にばちくそカッコいいアレンジが加わってました。言葉で表現するのは難しいのでとにかく皆さんその目で確かめてください。やばいです。「承認欲求」が凄すぎて終わった後、自分の周りの席の人達ざわざわしてました。

静寂という名の音が存在する
それは確かに聴こえていた
言いかけた言葉は終わる

櫻坂46 静寂の暴力

そんな「承認欲求」の興奮冷めやらぬ中、会場には雑踏の音が。メインステージには山下瞳月。雑踏の音が止むと外周の花道を歩き、センターステージへ向かう。山下さんが歩いた道をなぞるように花道の液晶が白く光る。センターステージに着くと山下さんは無音の中を一人で踊り、残りのメンバーもそれに続けて踊る。会場にはステップ音と服が擦れる音だけが鳴り響く異様な空間が広がる。三浦大知さながらの無音ダンスからの「静寂の暴力」はとにかく圧巻でした。山下さんが持つ繊細さが静謐の中に充ち、彼女のフラジャイルな感情表現が曲中で優美に映し出されていた、そんな印象です。間違いなくベストアクト。
3期生は前回ツアーではフレッシュさを活かしライブを盛り上げる、一種の飛び道具的な側面もありましたが今回のツアーでは演出のコア部分として作用しており、この一年の成長と今後の可能性を感じました。

会場が呆然としてる中、「泣かせてHold me tight!」がいい仕事してました。
ライブの空気を一気に変えるパワーが内包されてます。「Start over!」は前回の卒コンで最高到達点を叩き出してしまったことと特効演出が無かったため少し物足りなさを感じてしまいました。
本編ラスト「何歳の頃に戻りたいのか?」。さすが今ツアーのリード曲だけあってみんな気合が入ってました。初めて聴いたときはピンとこなかった部分もありましたが、やはりライブでは大化けしましたね。さすが表題曲。ラスサビで桜吹雪が舞い、アウトロ後は天ちゃんがコイントスをして退場。「Thank you Fukuoka」の文字がステージに映し出され本編終了。

アンコールは「Buddies」と「櫻坂の詩」。途中には東京ドーム追加公演決定のお知らせが。

この映像が流れた時の歓声は凄まじかったです。 いのりちゃんが「もちろん東京ドーム公演決まったのは嬉しいけど、それ以上にBuddiesがこんなに喜んでくれたことが何より嬉しい」と言ってくれたのが、こちらとしても嬉しかったです。

松田キャプテンの「今の私たちなら自身を持ってステージに立てる」という言葉に今の櫻坂46の雰囲気の良さと勢いが集約されてる気がします。
絶対、満席にしてメンバーの皆さんにも最高の景色を見せてあげたいですね。

最後の「櫻坂の詩」の大サビ、誰きっかけかは忘れましたが気付いたらみんなが手を繋いでユラユラ揺れながら笑顔で歌っていました。今までそんなことってなかったですよね?
その場面、どこを切り取っても優しさと温かさで満ち溢れていて、心の底から「 永遠にこの時が続けば良いのに」思った瞬間でした。

今回はいつも以上に洗練されたライブだったように思います。それは単純な曲数もそうですが曲間のダンストラックから演出、ステージセットまで。無駄な要素を一切省き、とことん上質なライブ体験を突き詰める。本当にストイックなアイドルグループだと思います。
また、披露された16曲中12曲が2023年以降リリースされた曲なんですよね。
私は昨年から常々「最新が最高のグループ」と言ってきました。今回のセットリストがまさにそれを象徴してます。
今の櫻坂、とても良いです。

長くなりましたが、ここらで一旦終わろうと思います。
初めてのnoteで読みづらい部分もあったかと思いますが、少しでもライブの温度感が伝われば幸いです。

最後に、素晴らしい公演を作ってくださった櫻坂46メンバーの皆様、スタッフの皆様に感謝を申し上げます。最後までツアーを完走できることを心より祈念いたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

櫻坂 たのしいですね
本当に、たのしい
この気持ちをあの場所で共有したいです

2024.03.07 櫻坂46 公式ブログ 村山美羽 より 

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