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【衝撃のDNA】世界で唯一縄文人だけが持つ驚愕の遺伝子!日本人はどこから来たのか?

お元気様です!歴史沼チャンネルのきーです。

DNAで判明した縄文人だけが持つ遺伝子がヤバかった...
常識が覆りまくっている縄文の真実…
我々のルーツ、日本人はどこから来たのか?について迫っていきます。

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縄文時代とは


縄文時代といえば、歴史の授業でも印象に残らないような扱いをされ、稲作が始まる前の狩猟採集を行っていた時代...と認識している方も多いのではないでしょうか?

豊かな文明などなく、世界史的にも遅れていたと考えられがちな縄文時代ですが、近年考古学の成果や科学の進歩によりこれまでの縄文時代の常識が覆りまくっています。

まず青森県の大平山元遺跡(おおだいやまもといせき)で見つかった土器片と石鏃(せきぞく)は、放射性炭素年代測定法により16000年前のものだということが判明し、これは中国河南省で見つかった18000年前の土器に次ぐ世界最古級です。

ほかには沖縄では23000年前のものと思われる、釣り針が発見されていたりと日本は世界最古の文明があったのではないか?ということが示唆される発見が相次いています。

縄文土器を見てもわかるようにオシャレだったり、狩猟採集生活でありながら1000年以上定住生活をしていた形跡があったりと、16000年前から約13000年間という長期間高度な文化が花開いていた縄文時代のすごさについてはまた別の動画で配信していきますので、そちらをご覧ください。

特殊なDNA結果を持つ日本人


今回はDNAの観点から、縄文人の正体日本人のルーツに迫っていこうと思います。

縄文人はどこから、なぜ日本列島にやってきたのでしょうか?

もともと日本人は身体的特徴から、東アジア・東南アジアにルーツを持つ民族だと考えられていました。

しかしその常識を覆すような新しい知見が次から次へと発表されています。

母からこの子伝わるミトコンドリアDNAと、父から子に伝わるY染色体から日本人のルーツに迫っていきましょう。

ミトコンドリアDNAでわかる日本人のルーツ



ミトコンドリアDNAとは、細胞の核内の46本の染色体ではなく、核の外の「ミトコンドリア」という構造の中にあり、比較的簡単な構造をしています。

ミトコンドリアDNAは母親からしか遺伝しないと考えられているため、ミトコンドリアDNAを調べることで母方の祖先がわかるのです。

ちなみに、この母方ルートを辿っていくと、最後には10万~20万年前のアフリカの1人の女性に行きつきます。
この女性のことを『旧約聖書』に出てくる最初の女性にならって「ミトコンドリア・イブ」と呼んでいます。

日本人のミトコンドリアDNAの割合はこの通りです。


出典:https://first-genetic-testing.com/gene/haplo.html

日本人の中で最も多いのがハプログループDです。
ハプログループとは、単一の変異をもつ共通祖先をもつようなよく似た遺伝子を持つ集団のことです。

日本人の中で最も多い集団であるハプログループDは約4割弱を占め、このハプログループDは東アジア全体で最大のグループでもあります。

とくに中国東北地方、朝鮮半島では、日本人同様、人口の3~4割を占めています。

日本人で2番目に多いハプログループがBで、これは中国南部から東南アジアにかけて人口に占める割合が多いグループです。

母系遺伝をさかのぼることができるミトコンドリアDNAの観点から見たら、従来のイメージ通り東アジア・東南アジアにルーツを持つ民族だといえます。

しかしこのグラフを見てもらったわかるように、DやBグループ以外にもたくさんのグループをルーツとしているというのが日本人の最大の特徴です。

日本列島には長い年月にわたって、さまざまな人々が渡ってきたという証拠であり、日本列島の特性は多様な人々の集合体だったことを表しています。

事実、アフリカを旅立った人類のほどんどのDNAが日本にたどり着いていて、このような例は世界中他の地域にはない特殊な現象なのです。

Y染色体でわかる縄文人の特殊性



ミトコンドリアDNAでは母方の祖先を辿れることに対して、父方の祖先を知るには性染色体のY染色体を調べる必要があります。

Y染色体もルーツをたどっていけば、一人の男性にたどり着き、この男性は「Y染色体アダム」と呼ばれ、約10万年ほど前に誕生したと考えられています。

このY染色体の解析によって、縄文人は世界人類的にかなり特殊な遺伝子を持っていることが判明したのです。

母系のミトコンドリアDNAは、日本と東アジアは似通っていましたが、Y染色体に至っては日本と近隣諸国ではハッキリとした違いがあります。

その違いとは、縄文人が持っているDの染色体です。

3つのハプログループで形成される日本人男性

遺伝子研究の成果により、Y染色体はだいたい20種類のハプログループに分けられました。

出典:https://first-genetic-testing.com/gene/y-haplo.html

この系統樹を見ると、どことどこの人種が遺伝子的に近いかがはっきり分かります。

日本人が持つY染色体のハプログループは、アジア人に多いO系統が50%D系統が40%、残りがC系統とその他に属するということがわかりました。

日本人で多いO系統というのは、いわゆる弥生人由来だと考えられており、中国や朝鮮から来た人たちです。

ハプログループをさらに細かく分けるとOのサブグループのうち、日本に主に分布しているのはO2b系統O3系統です。

O2b系統は主に朝鮮半島や華北地域に、O3系統は主に華北から華南にかけて分布しています。

日本人男性の約1割を占めるハプログループCは、C1系統C3系統と呼ばれるサブグループが日本に主に分布しています。

C1系統はインドネシアなどの東南アジアに、C3系統はロシア極東の先住民やモンゴルに分布していることから、C1系統は南から、C3系統は北からそれぞれ日本に入ってきたと推測されます。

YAP変異を起こしたハプログループD

日本人が持つハプログループO系統とC系統は、近隣諸国と近いことがわかりましたが、残りの40%をも占めるハプログループD系統だけがとても異質なのです。

D系統は縄文人や一部の地域でしか見られない世界的に稀な系統です。

つまりこのことからわかるのは、縄文人はアジアから渡ってきた流れとは全く関係ない全く別の流れをくむ系統ということです。

これにより日本人のルーツは東南アジアから来たという定説が覆り、縄文人が一体いつどこから来たのか?がイチからやり直しになりました。

約4割の日本人男性が持つD系統のサブグループは、さらに特殊なD1b系統に属しています。

少しタイプの違うD1a系統だと、チベットやインド東部のアンダマン諸島などかなり限られた地域に分布しています。

しかし日本人が持つD1b系統というのは、他国で見られない特殊な遺伝子であり、この配分の遺伝子配列は、外国における遺跡人骨の中には未だに出土せず、日本に限定されています。


出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97

ハプログループDというのは超初期段階で枝分かれしたグループであり、D系統になる前はDE系統です。

このDE系統が特殊で、70000年前に東アフリカに住んでいた男性のY染色体上のDNA配列に異変が起こり、遺伝情報に明らかな変異を起こしました。

この変異のことを「YAP」と呼び、この「YAP変異」を起こした系統がDE系統なのです。

この世界的にも人類史的にも特異なYAP変異を起こしたD系統を40%も持っているのが日本人であり、縄文人なのです。

70000年前にDE系統が発生し、約50000年前に縄文人のルーツとなるD1系統が発生し、D1系統が日本のみで発見されているということは何を物語るのか…

それはアフリカで誕生した人類の中でも、早い段階で分岐したD1系統は、世界中どこの遺伝子と交わらずに、あたかも日本列島を目的地とするようにまっすぐ日本にたどり着いているということです。

なぜD系統の人々が、一目散に日本列島を目指したのは謎ですがこのD1系統以外にも日本人はD2系統も持っています。

YAP型D2の系統は、世界中の人種の中でも非常に特殊なパターンの遺伝子であり、優れた知能を持つ遺伝 子だと考えられます。
このYAP型の配列を持っている人物として、アルバート・アインシュタインやライト兄弟がおり、日本には数多くのノーベル賞受賞者がいるのに、近隣諸国では皆無なのは、この遺伝子が欠如しているからだという説もあるのです。

DNAで見る日ユ同祖論


D系統の元がYAP変異を起こしたDE系統ならば、D系統とE系統は遺伝子的に近いということになります。

ではE系統のY染色体を持つ人々はどこにいるのでしょうか?

E系統のY染色体を持つ人々が観測された地域はこちらです。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97E_%28Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%29

大多数がアフリカであり、あとは中東南ヨーロッパの一部です。

これは縄文人と同じYAP遺伝子を持つE系統は、そのままアフリカに留まった者と中東や南ヨーロッパに行きそのまま定住した人達がいたということです。

中東といえばユダヤ人が住むイスラエルがある地域です。
そしてE系統がたくさん分布する北東アフリカにあるエチオピアでは、約50%がE系統に属するといわれています。

実はエチオピアはユダヤと深い関りがある国でもあります。
『旧約聖書』ではソロモン王とシバ王国の女王との関係が記されているので紹介します。
「エチオピアのシバの女王はソロモンの知恵の噂を伝え聞くと、たくさんの贈り物と難問を持って彼を試そうとエルサレムを訪問しました。
女王はソロモンに数々の質問を浴びせますが、ソロモンに答えられないことは何も無く女王は感嘆して2人は結ばれました。
そしてソロモン王とシバ王国の女王との間に生まれた男の子が後にエチオピア王国を開いた。という伝承があるのです。

以前よりこのチャンネルでは、日本とユダヤのつながりについて紹介してきました。

気になる方はこちらをご覧ください。

いわゆる日本とユダヤは祖先が同じだったと考える日ユ同祖論や古代イスラエル人(ユダヤ人)が日本列島にたどり着き日本文化に影響を及ぼしたといわれる説です。

DNAの観点から見ても、現代の日本人男性が約40%持っていて縄文人の遺伝子と言われるD系統と限りなく近いE系統がユダヤ人に多いことは、日本とユダヤは遺伝的にも深い関りがあったと考えるのが自然ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか?
今回は最新のDNA研究から日本人のルーツ縄文人に迫っていきました。

母方の祖先がわかるミトコンドリアDANからは従来言われていた通り、東アジアや東南アジアにルーツを持っているといえるものの「アフリカを旅立った人類のほどんどのDNAが日本にたどり着いてDANが保管されている」といわれるくらい多様性に富んでいるというが日本の特性です。

父方の祖先を辿るY染色体では、近隣諸国とは全く別のD系統が40%を占め、これは世界的に見ても異質な系統であり、ユダヤとの関りがあることがわかっていただけたかと思います。

今回の参考文献は、関裕二氏の著作『「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける』と篠田謙一氏の『日本人になった祖先たち』です。

その他の参考文献も概要欄にリンクを貼っているので、興味のある方は概要欄のリンクからチェックしてみてください。

https://genryu.org/tanaka/rohen/rohen530.pdf

今回の動画につかった台本も公開しています。
文字で今回の内容を読みたい!という方は、概要欄のリンクからチェックしてみてください!

今日はここらへんでお別れです。
ご視聴いただきありがとうございました。
また歴史を楽しめるコンテンツを配信していきますので、高評価やコメント、チャンネル登録、あとスーパーサンクス機能も使えるようになりましたので、よろしくお願いいたします!
ではまた、違う動画でお会いしましょう!
ばいばい!

この記事は私が運営しているYouTubeチャンネル【きーの歴史本プレゼンチャンネル】の動画を、テキストにしたものです。

【きーの歴史本プレゼンチャンネル】はこちら💁‍♀️








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