September 2

学校が始まるまでの2週間
荷物を片付けつつ,必要なものを買い出しに行ったりと目まぐるしい日々であった。

このころの感情として,
・周りの日本人に頼りたい気持ちと頼っていては,自分が成長できないのではないかという気持ち
・周りの人の英語が上手なのに自分は,英語があまりにも出てこないもどかしい気持ち
・自分の下手な英語を聞くことがしんどくて,何回か会話することが嫌になるのではないかという気持ち
・フラットメイトと「友達にならないと」という思いがあるのに音が聞こえなくなるまで部屋から出られない,ダサい気持ち
・新学期が始まる前の今が新しいコミュニティに入るチャンスなのに,どうしても新しいことをする元気がない自分

ぐちゃぐちゃと感情が入り乱れていた。だけど見栄を張りたいから日本にいる友達がたくさんいるインスタグラムのアカウントには,
「海外で楽しそうに順応している私」なんかを演出して投稿。

海外でどんどん新しいことに挑戦できるイケイケな私になるはずだったのに,現実では部屋にこもりっぱなしであった。

そんなこんなをしている内に流行りの風邪をもらってしまう。
風邪をひくと特に孤独感を感じやすい私は,世界で一人ぼっちになってしまったように感じていた。

物語ではきっとここで何かしらの素敵なアクションがあるのだが,現実には泥臭く毎日行動を起こしていくしかなかった。

言えなかったことを文章に起こして練習をしたり,イギリス英語を毎日聞いたり,フラットメイトに出会った時に会話の練習がすぐできるように文章を考えたり,,地道に日々を過ごした。

シラバスの文章も翻訳をかけないと読めない自分
まずは毎日学校に行けたら花丸という低いハードルの元,新学期をむかえた。


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