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バディゴー!新世代ウルトラマンデッキ

前回のウルトラマンゼットデッキ(リンクはこちら:https://note.com/key5103/n/n7e1949682ccb)に引き続き、今回紹介するのは昨年公開された映画「劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス」の登場ヒーローたちがたくさん入った新世代ウルトラマンのカードを使ったデッキと、新世代ウルトラマンの解説を行なっていきたいと思います。


☆「ニュージェネ」ってなに?

そもそも「ニュージェネ」って何なの?という方もいることでしょう。中には某シンデレラガールズなアイドルを思い浮かべる方もいるかもしれません。これは、これまで多くの作品が作られてきたウルトラシリーズを製作された時代ごとに区分した際、「ウルトラマンギンガ」以降の作品のことを「新世代(ニュージェネレーション)ウルトラマン」と呼ぶようになりました。イメージとしては仮面ライダーを「昭和」「平成」「令和」でシリーズ分けするのに近いですね。

ちなみに大まかな時代区分は以下の通り。

●昭和ウルトラマン

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「ウルトラマン」ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」「A」「タロウ」「レオ」「80」までの作品を指します。この全作品はM78星雲・光の国のウルトラマンであることが特徴で、作品ごとの世界観も地続きとなっています。媒体によってはここにウルトラQなどの派生作品を加え、昭和1期・2期などと細かく分けることもあるようですが、ここでは詳しくは触れません。

「80」放送後、ウルトラマンのTVシリーズはおよそ16年間ほど間が空きます。

●平成第1期(T・D・G三部作)

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16年の沈黙を破り製作された「ティガ」から「ダイナ」「ガイア」までの作品を指します。以前の光の国のウルトラマンとは世界観を一新しています。ティガとダイナは直接の続編ですが、ガイアはまた別の世界のお話となっています。

●平成第2期(ハイコンセプトウルトラマンシリーズ)

「コスモス」「ネクサス」「マックス」「メビウス」がここに該当します。「コスモス」「ネクサス」はそれぞれ独立した世界観で、「マックス」「メビウス」は昭和以来の光の国のウルトラマンとなっています。

その後は再びウルトラマンとしてのTVシリーズは一旦休止となります。この間に「大怪獣バトル」シリーズが製作されたり、セブンの息子である「ウルトラマンゼロ」が活躍する映画やOVA作品が断片的に製作されることとなります。ちなみにこれまで世界観が別々だったこれらの作品ですが、2010年公開の「超決戦!ベリアル銀河帝国」において初めて多次元宇宙・マルチバースの設定が登場し、以後異なる世界のウルトラマン同士の世界の行き来や共闘も多く見られるようになりました。

●平成第3期(ニュージェネレーションヒーローズ)

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2013年に放送された「ギンガ」とその続編「ギンガS」から始まり、「X」「オーブ」「ジード」「R/B」「タイガ」までの作品を総称して「ニュージェネレーションヒーローズ」と呼称することとなります。TVシリーズはそれぞれ独立した世界観となっていますが、TVシリーズ終了後に公開される劇場版で他のニュージェネ作品のウルトラマンと共闘することが多いです。そして「タイガ」のTVシリーズの続編である「劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス」を経て、ニュージェネの物語は一区切りとなります。

その後製作された「Z」についてですが、制作側は「タイガ」で一旦ニュージェネに区切りをつけ、「Z」は新たな令和ウルトラマンとしての側面を持たせるつもりが、ゲストでゼロやジード、ジャグラーなどが出てくることからニュージェネシリーズの総決算として作られることとなりました。

もうすぐ放送の始まる「ウルトラマントリガー」も、今年25周年を迎えるティガのリメイクという側面が強いことから、サブタイトルに「NEW GENERATION TIGA」と付いていることから、ニュージェネはもう少しだけ続きそうです。


☆新世代ウルトラマンの作品とカードの解説

新世代ウルトラマンのカードは種類が多く、デッキもいろいろなパターンが考えられるため、ここではニュージェネの各作品の解説と共に全カードを一気にまとめて紹介していきます。

▽ウルトラマンギンガ/ギンガS

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全てのウルトラ戦士と怪獣・宇宙人による激しい戦いの際、何者かの手によりウルトラマンや怪獣たちは小さな人形「スパークドールズ」に変換されて宇宙に散らばり、そのいくつかはウルトラマンや怪獣、宇宙人の居ない宇宙の地球へと流れついた。

そこから年月が経ち、高校生の礼堂ヒカルはスパークドールズを使用者と一体化させ、一時的に巨大な姿へと戻すアイテム「ギンガスパーク」を手にいれる。時を同じくして現れる怪獣や宇宙人に対し、大切なものを守るため、ヒカルはウルトラマンや怪獣に変身して戦う。

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ギンガとダークルギエルの決戦から2年後を舞台に、とある事件をきっかけに防衛チーム・UPGに入隊した礼堂ヒカル/ウルトラマンギンガ、そして地底からやってきた青年・ショウ/ウルトラマンビクトリーが謎の鉱石「ビクトリウム」を狙う侵略者に立ち向かう。

●新世代ウルトラマンギンガ

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「行こうぜぇ!!」

礼堂ヒカルがギンガスパークとギンガのスパークドールズを用いて変身する、未来からやってきたウルトラマン。体のクリスタルを様々な色に発光させ、「ギンガサンダーボルト」「ギンガクロスシュート」などの多彩な技を放つ。ニュージェネレーションヒーローズのリーダー的存在。

アタック時にデッキを3枚オープンして、後続のウルトラマンを手札に加えることができます。オープンした残りのカードはトラッシュ行きのため、キースピリットであるウルトラマンレイガをいち早く手札に加えつつ、レイガ召喚時のコスト軽減も一緒にできます。また、レベル2から相手スピリットを指定アタックできることから、序盤の盤面を有利に進めることができます。

●新世代ウルトラマンビクトリー

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「ビクトリィィィィ!!!」

地底の民ビクトリアンの青年ショウがビクトリーランサーを用いて変身するウルトラマン。怪獣のスパークドールズをビクトリーランサーで読み込むことで右腕を怪獣の一部に変化させる能力「ウルトランス」が特徴。

召喚時効果はBP5000以下の相手スピリットを1体、「ウルトラマン」名称のネクサスがあればもう1体破壊できるため、相手の小型スピリットを破壊することで、ゲーム序盤の展開を自分優位に進めることができます。レベル2からアタック時のドロー効果も得られるため、召喚した後も無駄になりにくいですね。

●新世代ウルトラマンギンガビクトリー

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「見せてやるぜ!俺たちの絆!」

「劇場版ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!」にて登場。強敵「エタルガー」に苦戦を強いられるギンガとビクトリーが、ウルトラフュージョンブレスによって融合した姿。ティガからゼロまでの平成ウルトラマンの力を引き継いでおり、それらの光線技を全て放つことができる。

トラッシュにギンガとビクトリーが1体ずつ(どちらかがギンガビクトリーでも可)いればコストが軽くなり、召喚時効果は合計BP12000までのスピリットを破壊できるというもの。更に、場の「新世代」スピリットのシンボルを増加し、より攻撃性を増すことが可能です。シンボル追加効果はXXレアのウルトラマンキングの方が安定感がありますが、その出にくさから集めにくいです。ギンガとビクトリーはどちらも自然にデッキに入るため、1、2枚ほど採用してみてもいいでしょう。

▽ウルトラマンX

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15年前に突如発生した謎の太陽フレアウルトラ・フレアが地球を包み、各地で眠っていたスパークドールズが怪獣化するという怪事件が、世界各地で勃発した。人類はこれに対抗するため、特殊防衛チームXioを結成する。そして現在。世界で最も頻繁に怪獣が出現する日本において、Xioの隊員にして怪獣との共存を望む青年・大空大地は、怪獣デマーガとの戦いの最中に神秘の光・ウルトラマンエックスと出会い、彼と「ユナイト」(一体化)する。

●新世代ウルトラマンエックス

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「エックス、ユナイトだ!」

変身アイテム「エクスデバイザー」に自身のデータを宿し、大空大地とユナイトすることで変身するサイバーウルトラマン。特徴は様々な怪獣のデータが記録されたサーバーカードを用いることで装着できる「モンスアーマー」と、相手をスパークドールズ化する必殺技「ザナディウム光線」。

カードとしては、アタック時のBP10000以下のスピリットの破壊とドロー、「新世代」スピリットが相手を破壊した際の相手の効果の無効化など、ザナディウム光線で相手を無力化するエックスの特徴が再現された効果を持ちます。ただ、後述のエクシードエックスと効果が被っているので、採用するならどちらか1つになりそうです。

●新世代ウルトラマンエクシードエックス ベータスパークアーマー

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「これが、ティガとウルトラマンの力……!」

「劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」に登場する、ウルトラマンとティガの力を持つ黄金の最強アーマーを纏った姿。

エックスの持っていた相手スピリットを破壊した際のスピリットの効果を発揮させないという効果を持ち、より破壊に特化したカードとなってます。破壊時の効果無効については、世界系ネクサスの「根源回帰」などの効果を封じることができるため重宝しますね。1、2枚ほど入れておくといい仕事をしそうです。ダブルシンボルなのもポイント高いですね。

▽ウルトラマンオーブ

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遥か昔に地球に現われ、破壊の限りを尽くす”魔王獣”。ウルトラ戦士の活躍により、魔王獣は封印されたのだが・・・

そして現代。怪奇現象追跡サイト「SSP」を運営するナオミ、ジェッタ、シンは異常発生する竜巻の調査中に謎の風来坊”クレナイ・ガイ”であった。ガイは、オーブリングを用いて2つのウルトラマンの力を組み合わせて変身する”ウルトラマンオーブ”であった。「光の力、お借りします!」今ここに、続々と復活する魔王獣とウルトラマンオーブの激闘が幕をあげる。

●新世代ウルトラマンオーブ オーブオリジン

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「銀河の光が、我を呼ぶ!」

過去のある出来事のせいで本来の力を失い、物語序盤では他のウルトラマンの力をお借りすることでしか変身できなかったガイだが、自身の過去と向き合うことで本来の力を取り戻している。それがこのオーブオリジンである。様々な属性の攻撃を繰り出すことのできる大剣”オーブカリバー”を武器に戦うのが特徴。

バースト効果は相手スピリットの召喚・煌臨時に反応し、相手のBP12000までのスピリットの破壊と「ウルトラマン」のネクサスがあればドロー加速できるという強力なもの。また、場に出ると「新世代」スピリットの攻撃中に「選ばれし探索者アレックス」や「絶甲氷盾」などのアタックステップ終了系効果を封じることができるため、バーストとして伏せずにそのまま召喚することも視野に入ります。

▽ウルトラマンジード

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ヒーローに憧れる少年”朝倉リク”は、ある日現れた怪獣”スカルゴモラ”によって住む家を失い、相棒のペガッサ星人”ペガ”と共に天文台に逃げた際に秘密基地を発見する。基地のコンピュータ”レム”から、自身が悪のウルトラマン”ベリアル”の遺伝子を受け継ぎ、自らもウルトラマンに変身できる力があることを知る。「ジーッとしてても、ドーにもならねえ!」自らの出自に苦悩するリクであったが、人々を守るために”ウルトラマンジード”として悪の脅威に立ち向かうことを決意した。

●新世代ウルトラマンジード プリミティブ/ウルティメイトファイナル

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「決めるぜ!覚悟!!」

朝倉リクが「ウルトラマン」と「ウルトラマンベリアル」の力がこもったウルトラカプセルをジードライザーでスキャンしてフュージョンライズする、ジードの基本形態。ベリアルを彷彿とさせるような荒々しいバトルスタイルが特徴。

召喚時効果は相手のブレイヴの加算BPを無視したBP7000以下のスピリットの破壊効果。序盤の維持コアがカツカツのシーンで召喚しても、破壊に成功したらトラッシュからコアが帰ってくるためそのままレベルを上げてアタックして煌臨までつなぐことができます。

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「つなぐぜ!願い!!」

「劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!」に登場した、エボリューションカプセルの力によってアルティメットエボリューションするジードの最終進化形態。ギガファイナライザーから放たれる強力な一撃「クレセントファイナルジード」が必殺技。

プリミティブから転醒したらこちらの姿になります。転醒・アタック時にこのスピリットを無色として扱う相手スピリットのコアシュート効果を放ち、自分のアタックステップのフラッシュタイミングでBP 10000以下の相手スピリットを破壊して自身は回復します。赤属性の苦手な装甲効果をすり抜けるコアシュートで相手を除去したり、破壊可能なレベルまで相手のレベルを下げて破壊を狙ったりと様々な使い方ができる強力なカードです。

▽ウルトラマンR/B(ルーブ)

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大昔に隕石が落ちたとされる綾香市に住む兄弟、湊カツミと湊イサミ。母の失踪から15年経ったある日、謎の巨大生物の目撃情報を聞きつけ、山に訪れた兄弟だが、そこで遭遇した怪獣グルジオボーンの攻撃に巻き込まれるが…突如現れたルーブジャイロとルーブクリスタルによって、それぞれ”ウルトラマンロッソ”、”ウルトラマンブル”への変身能力を手にいれる。街の平和を守るため、怪獣やその裏で暗躍する脅威へと兄弟は立ち向かう。「オレ色に染めあげろ!ルーブ!!」

●新世代ウルトラマンロッソ フレイム

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「纏うは火!紅蓮の炎!!」

湊カツミがルーブジャイロとタロウのクリスタルを用いて変身する姿。カツミが幼少期から野球を得意としていた影響からか、火球などのボール状の攻撃が放たれることが多い。戦況に応じてブルとクリスタルの交換を行うことで臨機応変に戦う。

召喚時効果はBP3000以下の小型スピリットかネクサスの破壊と、破壊成功によるドロー効果。この効果で序盤の戦局をこちらに傾けていきたいところ。もう一つの効果は自身と「ブル」「グリージョ」のアタック時にウルトラマンの創界神ネクサスにコアを置く効果。タロウに積極的にコアを置いて、ドロー効果をどんどん発揮させていきたいですね。

●新世代ウルトラマンブル アクア

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「纏うは水!紺碧の海!!」

湊イサミがルーブジャイロとギンガのクリスタルを用いて変身する姿。こちらは技が光線状のものになるのが特徴。変身前のやんちゃな性格が合間って、前のめりな行動が多いのが特徴。兄弟での連携の際は、ロッソが相手を拘束してブルがとどめを刺すことが多い。

3コストで召喚時とアタック時に味方のウルトラマンを手札に加える、このデッキの生命線となる存在です。選ばなかったカードはトラッシュに行くため、レイガ召喚の際のコスト軽減に活かせることから無駄にならないのが特徴。積極的に攻撃し、味方のウルトラマンを呼び出しましょう。

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ちなみに、作品名の「R /B(ルーブ)」の名を冠すウルトラマンも物語中盤で登場します。これは、兄弟の力を一つに、ロッソとブルが合体変身する姿です。「纏うは極!金色の宇宙!!」

カード化もされていますが、煌臨条件を満たせないため今回のデッキでは不採用なので説明は割愛。

●新世代ウルトラウーマングリージョ

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「ハッピー!! 私はウルトラウーマングリージョ!!」

「劇場版ウルトラマンR /B セレクト!絆のクリスタル」に登場する、湊兄弟の妹、湊アサヒが親友の美剣サキの最期に託されたルーブジャイロを使って変身する姿。戦闘に関しては未熟な部分もあるが、防御能力や味方のウルトラマンのエネルギーを回復させる能力を活かして戦いをバックアップする。

コストが軽く、アタック時に1枚ドローができるカード。「ロッソ」「ブル」がいるとドロー枚数が増加します。また、破壊や手札・デッキへのバウンス効果への耐性も持っているため場持ちも良いですね。

●新世代ウルトラマングルーブ

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「まとうは真!不滅の真理!」

「劇場版ウルトラマンR /B セレクト!絆のクリスタル」にて登場した、ロッソとブル、グリージョが合体して変身する姿。ルーブをも超えるスピードとパワーを持っている。

トラッシュに「ロッソ」「ブル」「グリージョ」が居ないと召喚できない縛りが厳しいカードだが、召喚時効果のシンボル3個までの相手スピリットの破壊とアタック時のバトル終了時の相手ライフ2個を奪う効果が強力。しかし、コストや召喚条件に見合った力があるかと言うと少し疑問が残ってしまいますね。

▽ウルトラマンタイガ

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ウルトラマンタロウの息子「ウルトラマンタイガ」と、惑星U40出身の「ウルトラマンタイタス」、惑星O-50出身の「ウルトラマンフーマ」によるチーム「トライスクワッド」は、タロウやニュージェネレーションヒーローズと戦闘を繰り広げる悪のウルトラマン「トレギア」に挑むが、3人はタロウの前でトレギアによって消えてしまう。それから12年、宇宙人が密かに暮らす別次元の地球にて、民間警備会社E.G.I.S.に所属する青年「工藤ヒロユキ」は任務の途中に怪獣の攻撃で命の危機に瀕していた。その時、ヒロユキの中に眠るタイガが目覚め、タイガとヒロユキは一体化して変身!その後、ヒロユキは同じ時空にたどり着いたタイタスやフーマとも一体化し、この地球で暗躍するトレギアの野望に挑む!!

●新世代ウルトラマンタイガ/トライストリウム

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「光の勇者、タイガ!」

ウルトラマンタロウの息子の新米ウルトラ戦士で、熱い心を秘めた熱血漢。修行で宇宙を旅する中でタイタス、フーマという別の星の戦士たちと出会い意気投合し、ヒーローチーム「トライスクワッド」を結成した。

召喚時とアタック時に相手の創界神ネクサスのコアをボイド送りにしつつ、ウルトラマンのネクサスがあれば追加でドロー効果も得ることができます。また、「新世代」ウルトラマンのアタックを条件に転醒できます。転醒は後述のフォトンアースへのチェンジを狙う場面以外であればガンガン使っちゃって良いでしょう。

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「燃え上がれ!仲間と共に!!」

タイガが、タイタス・フーマそしてヒロユキと心を合わせることで一つになった姿。タイガトライブレードを武器とし、3人のウルトラマンの特性を生かした攻撃を繰り出す。

転醒時効果は相手のネクサスの破壊とデッキから2枚ドローできる効果。雑にアドバンテージを得られる点だけでも、こちらの面に積極的に転醒する意味があるでしょう。そして特筆すべきはもう一つの効果。バトル終了時に「新世代ウルトラマンレイガ」をコスト8として召喚する効果を持っています。いかにレイガを手札に引き込み、スムーズにレイガを召喚するかが重要なこのデッキにおいて、このカードがとても重要であることがわかります。

●新世代ウルトラマンタイタス

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「力の賢者、タイタス!」

「ウルトラマンジョーニアス」と同じ惑星U40出身であり、鍛え上げられた健全な精神と極限まで発達した全身の筋肉を兼ね備えている。

BPを上げて相手スピリットに指定アタックする効果と、BP以下の相手スピリットを破壊する二つのアタック時効果を兼ね備えています。指定アタック効果は重/超装甲以外の効果では防げないため、相手の耐性持ちスピリットを破壊し、盤面を有利に進めることができるでしょう。

●新世代ウルトラマンフーマ

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「風の覇者、フーマ!」

オーブやロッソ・ブルと同じ、惑星O-50の出身のウルトラマン。忍者を彷彿とさせる素早い身のこなしから、多彩な光線技を繰り出すファイトスタイルが特徴。

召喚時にトラッシュのウルトラマンを回収することができます。トラッシュにカードを落としまくるこのデッキの生命線と言っても過言ではないでしょう。また、レベル2から「新世代」ウルトラマンが相手のバウンス効果を受けなくなるため、召喚後も無駄になりにくい点が嬉しいですね。

●新世代ウルトラマンタイガ フォトンアース

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「輝きの力を手に!」

ウルトラマンタイガが、太古から地球に眠っていた神秘の力を用いて変身するパワーアップ形態。体全体に黄金の鎧を纏うのが特徴。

このデッキのサブフィニッシャーとなるカード。相手ブレイヴとBP 12000以下のスピリットの破壊から登場するチェンジ効果と、「新世代」ウルトラマンのバトル終了時のライフ貫通効果を持っています。もしレイガが手札に引き込めない場面でも、このスピリットと他の新世代ウルトラマンを横並びにして相手ライフを一気に奪い切る戦法を取ることが可能です。

▽劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス

タイガ

工藤ヒロユキは、タイガ、タイタス、フーマと共に激戦を経てより絆を深めていた。そんな中、ヒロユキは何者かに狙われてしまう。そしてヒロユキの危機に集結するヒカル、ショウ、大地、ガイ、リク、カツミ、イサミ。更に、タイガの危機を救おうと、タイガの父ウルトラマンタロウも地球へと降り立つ。しかし、トレギアの策略により闇に染まってしまったタロウは実の息子タイガに激しく襲いかかる。果たしてタイガは父と戦うことができるのか?そしてニュージェネレーションヒーローズはトレギアとその背後にある巨大な悪の力に打ち勝つことができるのか?

●新世代ウルトラマン

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劇場版の1シーンを切り取った、ニュージェネウルトラマンそろい踏みの立ち絵イラスト。ここで、さっきニュージェネの説明をする際に貼った画像をもう一度ご覧ください。お気づきでしょうか?このイラストの真ん中にいるのはウルトラマンゼット。いかにも主人公面しているが、彼はこの映画に一切出ておりませんww

ネクサスとして配置した際は新世代ウルトラマンがアタックする度に1枚ドロー、ミラージュ効果は相手スピリットの破壊時にトラッシュのコア回収とミラージュ破棄による自分のスピリットの回復効果。基本的にはネクサス配置>ミラージュセットの優先度でOKです。豊富なドロー手段で序盤からガンガンドローしていき、レイガを引き込んでいきましょう。2枚目以降のこのカードはレイガの召喚コストとしても使えるので手札・トラッシュの状況と相談してミラージュとしてセットするか手札にキープするか考えると良いでしょう。

●ウルトラマンNo.6 ウルトラマンタロウ

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伝説のウルトラ6兄弟の一人にしてタイガの父親。タロウとトレギアは元親友であり今は因縁の相手である。タイガの危機に地球に駆けつけるもトレギアの策略に嵌り、闇へと染まってしまうが・・・

デッキから2枚ドローする効果と、このネクサスを破壊することでBP12000以下の相手スピリットを全滅させる二つの神技効果を持っています。基本的にはドロー効果を使っていくことになりますが、全滅効果もいざという時に必要になることもあるので、状況を見極めてこれらの効果を使い分けていきたいですね。

●新世代ウルトラマンレイガ

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「これで終わりだ!僕とウルトラマンの光で、邪悪な闇を打ち砕く!!」

タイガトライストリウムのウルトラホーンにニュージェネ全員の力を集めたことで総勢11人の力が一つになった、新たなウルトラ戦士。その圧倒的な力で、巨大な闇であるグリムドを打ち破った。

このデッキのフィニッシャーとなる1枚。コスト11で軽減シンボルを持たないカードだが、各種創界神ネクサスの配置時神託効果やブルやギンガのサーチ効果で手札・トラッシュの「新世代」カードがどんどん増えていくため意外にも先行3、4ターン目くらいには場に出ていることが多いです。相手スピリットへの指定アタックと、指定してバトルしているスピリットの消滅・破壊時に相手ライフを二つ奪う効果を持っています。自身のシンボルもダブルシンボルで、さらに相手がフラッシュタイミングでカードを使用する際にも相手ライフを2つ奪うことができることから「絶対相手から2点とれる」カードとなっています。早い段階からトライストリウム>レイガへとつなげることができれば相手へのプレッシャーも半端ないです。

☆デッキ紹介

さて、作品説明が長くなってしまいましたが私が作成した新世代ウルトラマンデッキをご紹介します。

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前回同様、今弾のカードのみで作成しています。

お前、前回XXレアは高いから初心者には勧めないって言ったじゃないか?という方、ごめんなさい。キング持ってない方はキングの枠は代わりにギンガビクトリーを採用すると良いでしょう。

先ほど紹介したカード以外で使用したカードについては以下の通り。

●来たぞ われらのウルトラマン

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ウルトラマンが相手の効果でフィールドを離れる時にフィールドに残す効果と、ウルトラマンのBPとレベルを上げることのできる2つの神域効果が強力な1枚。特に最高レベルに上げる効果はコアを増やしにくい赤デッキでは重宝するが青シンボルがこのデッキでは全く生かせないため事故防止のために2枚までの採用にとどめています。

●ウルトラマンキング

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相手スピリット1体をコスト0、BP 1000に固定する神技効果と、味方全員をダブルシンボルにする神域効果を持っています。基本的には神域効果を狙っていくことになります。神技は、ギンガやレイガの指定アタックを相手の大型スピリットに行い、そこで発揮するという使い方が可能です。シンボルと軽減シンボルを赤と白としても扱いますが、カードの色は青のみなのでブルの効果では手札に引き込めない点に注意しましょう。

●キングスコマンド

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このデッキの防御札として採用したのはこのカード。ドローと破棄を行うバースト効果はこのデッキの新世代ウルトラマンをいかに手札とトラッシュに溜めるかという戦略とも噛み合ってます。フラッシュ効果はコスト4以上の相手スピリットの攻撃を封じるもの。先のキングの効果で相手スピリットをコスト0にしちゃうと止まらなくなるのでそこだけは間違えないようにしましょう。

☆このデッキの立ち回り

●序盤

このデッキで先行1ターン目にプレイできるカードは17枚。そうそう事故を起こすことはないでしょう。先行1ターン目にプレイするカードの優先度は、タロウ>ブル>キング>ビクトリー>新世代ウルトラマン(配置)>来たトラマンという感じです。

序盤は各種創界神ネクサスの配置時神託やブル、ギンガの効果で手札やトラッシュを充実させていきましょう。

●中盤

レイガを手札に引き込むまではギンガの指定アタック効果で場をコントロールしていきましょう。万が一トラッシュにレイガが落ちてしまったらフーマで回収します。相手ライフはレイガの効果で勝利するためにも2まで減らしておきたいところ。無理そうなら4をキープ。

●終盤

レイガを場に出して一気に畳み掛けましょう。ほぼ確実に相手ライフを2点奪えるので、中盤に相手ライフを2つにすることができていればほぼ勝ちでしょう。

●サブプラン

レイガが手札に引けない場合や、相手に追い込まれてレイガを待っている暇がない場面、もしくはこちらの盤面的に押し切れると思った場面ではフォトンアースのバトル終了時の相手ライフ減少効果やキングの味方スピリットのダブルシンボル化で畳み掛けていきましょう。特に場の小型スピリットからチェンジしたフォトンアースは回復状態のため、バトル終了時効果で相手ライフを奪った後、再度アタックしてバトル終了時効果を打つことができます。更に新世代ウルトラマンのミラージュ破棄も使って再回復させれば・・・これだけでも勝負を決めることができるでしょう。


☆改良するなら?

●赤の世界を入れる

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入れるならビクトリーの枠でしょうね。コラボのカードにこだわらないのであれば、赤の単色デッキならこのカードがとりあえず名前が上がりますね。ネクサス状態だと、コスト5以上のスピリットのバトル終了時にフォトンアースと同様の効果を発揮できます。転醒後のシンボル増加効果はキングと被ってしまうので場を離れる時以外はネクサス状態を維持するのが良さそうです。

●シャイニングソードを入れる

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もう一つの採用候補は「輝きの聖剣シャイニング・ソード(リバイバル)」となります。合体時効果はレイガの効果をさらに強くできる点が魅力的ですね。アクセル効果でこのデッキの手薄な防御を補強することができます。相手の大型スピリットをキングでBP 1000にしてから破壊するのもありです。


☆最後に

さて、デッキ紹介のはずか作品解説の方が分量が多めになってしまいましたがいかがだったでしょうか?

次回はベリアルデッキか青ウルトラマンの解説をやっていきたいと思います。それでは〜☆



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