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カタカナ4文字の焼きごて

風邪を引いてしまいました。

数日前、1年ぶりに熱帯夜が部屋に押しかけ、久しぶりだね、と頭を下げつつ冷房をピ、適温となりスヤスヤ、目が覚めたら喉が絶不調になっていました。情けない。

これを防ぐために加湿器を買ったのに、数日間給水するのを忘れており、彼をデカ白雑音BOXにしてしまっていた。
主人を守る使命を果たせずに悔しかっただろう。給水ランプがいつにも増して煌々と輝いていた。
昨日のライブも直前に出演キャンセルをして申し訳ないです。面白そうなライブだったので機会があればまたやらせて欲しい。

ここ3日間の俺は、ポカリを飲みつつ可能な限りの睡眠を取り、その余白でXを眺めるだけの生き物になってました。
インターネットに生きているとはいえ、普段はSNSで時間を溶かさないよう気を付けているのだが、脳も身体もボヤけている時は丁度良い。
バズってるツイートをスイスイと眺めつつ、なんだこいつ、と思ったポストをポンポンとブロックしていて、思い出した。

俺はブロックのハードルが低い。

「この悪意が俺に向いてほしくない」という純度100%のものから、「この感想は見たくないな~」という自己防衛、名前に「警備員さん」が入っていている人を「エゴサの邪魔だから」、という色んな理由でブロックしたりしている。まあ所詮SNSだし、という軽い気持ちで。

これは、かなりよくない。
「エゴサの邪魔になる」と「あなたは俺の人生に二度と登場しないで下さい」に、同じ「ブロック」の烙印が押されてしまっている。よくない。
ちょっと吹奏楽部がうるさいから窓を閉めるか、ぐらいの感覚なのに、チューバの子にカタカナ4文字の焼きごてを押してしまっている。
単なるSNSの機能なのに、ブロックされたという事実が与えるショックはかなりでかい。俺も少なからずある。

これは「ブロックする」を赤文字にしているX側も悪い。
ただ相互作用を断つだけの機能を、「ポストを削除」と同じ赤文字にしないで欲しい。存在を消去している感覚にさせたいのか?
あと「ブロックされています。」の画面も怖すぎる。なんだあれ。ホラーすぎるだろ。廃墟を探索していて、辿り着いた壁に「おつかれさまでした。」って書かれてるみたいな怖さがある。
もっと何とかしてほしい。「ハチカイ 警備員くんは お出かけ中みたい……」にして、ウサギとリスが泣いてるイラストを付けるとか。

本当、ブロックはただの機能なんでね。俺にブロックされてる人はあんまり気にしないでください。

以下、それにしても最近のXはひどい、という話です。

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