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大学院ログ02:東京都立産業技術大学院大学の科目履修生を振り返る

大学院合格後に案内いただき、科目履修生として第3クォーターと第4クォーターを過ごしました。

科目履修生になった経緯

科目履修生経験者の多くは科目履修生→大学院受験の流れが多そう。というのも、科目履修生の出願が早いので、第二期以降の入学試験やけと間に合わない可能性がある。私は第一期の入学試験で合格いただいたので、申請が間に合う3Qと4Qに単位バンク制度(科目履修生制度)を活用。

大学院の事務連絡に関して

ほぼない笑。大学院から送られてくる資料とネットに転がってる先人の記録や大学院の公式資料を参照するスキルが必要。事務局の方々は優しいし、丁寧であるが国公立ぽいサービス。

ちなみに、学修番号と学生IDは違うので注意が必要です。大学院からIDとパスワードが記載されたシートが届くのですが、その反対側に学習番号が記載されてる。これが見づらい笑。出席などで学修番号の入力を求められるが、間違えて学生IDを記載すると厳しい先生は仕様を満たしてないとの判断でカウントしない先生もいました。(同じ科目履修生の方で実際にいました)

自習室や図書館も活用できるので、非常に良かったです。ハイフレックスってこともあり校内に人が少なく、ほぼガラガラなのが良い。

次に各クォーターで取得した単位と内容を記載していきます。

第3クォーター:コミュニケーションデザイン特論

とにかく面白く、大学院の最初の授業として受けてよかった講義。基礎科目の位置づけなので、デザイン初心者からデザイナーまで受講生層が幅広い。2名の教員が担当し、おふたりともお人柄もよく、内容も基礎から参照先まで幅広くリスキリングとして最適だっだと思う。

講義形式で、レポート課題もしくは実技課題が発生する。後半ではグループワークも発生し、ミニPBL感覚で参加できる。期末試験も実施される。

グループワーク回以外はオンラインでの参加も可。
・世の中をデザインを通して見る目
・多様なデザイン文化歴史への興味関心
・色彩への興味関心
・デザインスキルの必要性
・講義へ参加方法やレポート習慣
などが身につく。

感想:
AIITの初回の授業として最適だったと感じる。今年からAIITに赴任された実務経験豊富な教授が主担当であったが、研究室訪問や課外活動にもお誘いいただきめちゃくちゃ勉強になった。ペアの教員の先生の講義も面白く色彩検定への興味関心をもった。講義内容も資料も盛りだくさんで大学院ぽくて良い。復習や発展学習にも役立ちそうである。

履修結果:2単位取得/評定4

第3クォーター:Technical Writing in English

スキル面で言えば、万人に1番おすすめな科目。情報コース担当されてるシステムエンジニアリング担当の教授が行う。以前は外国人の講師が担当していたため英語であるが、基本的にはテクニカル文書を日本語で学ぶ。誰にでもわかる文章を書くための基礎の基礎を教えてもらうが、いかに自分がテキトーに文章を書いていたのかわかる講義。履修登録者の人数次第であるが、週次で添削を行なってもらえる。

授業はフルオンラインで可能。私も交通費が勿体なかったので全てオンラインで受講した。(本当は担当の先生に直接感謝の言葉を声を大にして言いたいくらい役立った。)

指定の教科書(新書)を事前に読み、予習テストを行う。これが出席兼ミニテストである。その後教科書の内容を解説いただき、課題の提示がある。課題は翌週までに作成し、次回の授業で公開添削される。基本的には、各々が目的の文書を設定し、回を追うごとに既習事項をブラッシュアップしていく。毎回点数と添削が入るが、これがいかにテキトーな文書を書いているか痛感する。(私は「日本語が不正確です」と一刀両断されたり笑)なかなか正しい文書が書けず、苦しい思いをしたが、本当に役に立った。

おそらく不正確な日本語文書を読まされ続けた先生が1番辛いと思うが、きちんとした文書を書けない日々も辛かった。今後ももっと活かしたい科目の一つです。

履修結果:2単位取得(評定5)

第3クォーターの補足

受講ペースは2科目4単位くらいが負荷がそこまで重くなくて良い。第3クォーター中に第4クォーターの募集があり、もともとデザインシンキングの授業を取ろうと思ったら科目履修では取れない科目とのこと。結果I科目だけ申請。

第4クォーター:国際経営特論

知的好奇心が湧いた&学修方法が定着した授業。行政での経歴が長く、AIITのグローバル系を取り仕切っている教授が担当。第3クォーターで関連科目をとっている方が多く、おそらく初めて受けるのは科目履修生の数名な感じ。フルオンラインでも履修可能であるが、土曜日開講のため校内利用も兼ねて対面で参加。

アジアアフリカ地域で新規ビジネスを立案&プレゼンという最終課題にむけて、国際ファイナンスや国際情勢について学ぶ。授業冒頭でその週におこった国際ニュースを各々が発表&意見表明→教授が解説というミニ課題が始まる。これが面白く、色んな方の視点が知れる。議論がひと段落すると、教授から各回のテーマ講義が行われる。知らない概念も多く、資料も簡素なので、授業を聞きながらGoogle検索&Googleドキュメントに切り貼りしながら授業ノートを作るというスタイルが確立した。これは正規受講生になる前に確立できて本当によかった習慣である。

特別ゲストを招聘する回もあり、非常に勉強になった。毎回の授業最後に課題をもらい、その課題についてミニレポート作成&教授にメールのスタイル。

最終回でプレゼン&論述試験が行われる。プレゼンの要求水準がわからずテキトーに作ってたら、前週の事前レビューでかなりしっかりしたものが必要だとわかり1週間でめちゃくちゃ作り直す。事前レビューしてもらえたおかげで救われる。

履修結果:2単位取得(評定5)

科目履修生の振り返り

まず単位バンク制度を利用して良かった!

https://youtu.be/OoHIaCbMaoY

結果6単位 GPA3.67

2ヶ月ってあっという間に終わるので、学修ペースや学修スタイルの形成のお試し期間としてはすごく良かった。

正規入学した4月の授業でも結構科目履修生が多いので、ぜひ興味のある方は受講を検討してください!

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(@flashback_eigo)

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