ツーブロック

初訪問の10分床屋へ行ったんですよ。暑くなってきたし、バッサリと刈り上げツーブロックにしようと決めて順番に並んで待ってたんですね。で、ひとつ前の順の人が呼ばれて目の前の椅子に座って「ツーブロックにしてください」と理容師さんに告げたわけで、おー、この店の腕前がわかるな。これは参考になるなと固唾を飲んで作業進行を見守ってたんですよ。

そしたら、なんというか調髪が進むにつれて出来上がったヘアは、どう見てもツーブロックじゃない、普通の坊ちゃん狩りでしかないんすよ。なんつうかワイルドさのカケラもない。あ!これはやっちゃったな、理容師さん失敗したな、調髪中はお客は自分の後頭部見えないからなな、プロでもそういうことあるよね、お客さん怒るだろうなあ…

ところがですよ!あらかた作業が終わって理容師さんが合わせ鏡で後頭部をお客さんに見せたところ、衝撃がありました。なんと「あ、はい、これで大丈夫です」とか言ってお客さんがOK出してるじゃないですか!!

まじ驚きましたね。これはどういうことなのか。考えられる選択肢はこんなとこです。

1、この店では坊ちゃん刈りを「ツーブロック」と呼ぶ

2、理容師さんのミスを許す寛容なお客さんだった

3、お客さんもこれが良いと気が変わった

正解は判明しないんですが、問題はこの次にツーブロックを注文しょうとしてた私の立ち場がどうなるかっつうことですよ。あの坊ちゃん刈りにされちゃう可能性濃厚な状況ですからね。と、ソワソワしてたら「次の方どうぞ」と呼ばれて、挙動不審なまま椅子に座らされたわしは、開口一番言いました「あの、刈り上げないで短くしてください」(^^)

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