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【最終873位 最終レート1946】ポケモンSV S22使用構築 ハバタクカミに憧れて

はじめに

 TNママミルクです。レギュH1シーズン目で2期連続2度目の最終3桁を記録できたので構築記事を書こうと思います。
 長いので時間のない人は構築経緯だけでも読んでもらえれば幸いです。
 構築名は真島昌利の「アンダルシアに憧れて」のオマージュです。

構築経緯

 自分の力量ではTOP4(ガチグマ、ブリジュラス、カイリュー、サフゴ)を軸にしたら型ジャンケンにしかならない(ブリジュラスの存在がそれを加速させている)上に、勝った理由も負けた理由も言語化するのが難しく「噛み合い」という曖昧な言葉に逃げてしまう気がしたのでTOP4絡みのスタン構築を使うことは早々に諦めメタを貼る側に回ることを決めた。
 環境を考察するとTOP4のパワーがズバ抜けており採用率も高く、@2に展開要員、展開エースを絡めた「TOP4+展開構築」の様な並びが多かったためこれをトップメタとし、ママングライやキョジ絡みのサイクルにも有利を取れる様に組むことを目標とした。
 展開構築の種類はサイコパ、天候パ、トリル、壁展開など多岐に渡るため、対スタン用の基本選出3〜4体+補完枠2〜3体という通常の組み方では対応しきれない&対スタンor対展開の選出択にしかならないと考え、対スタン用の基本選出がそのまま展開構築にも対応し得る欲張りな構築を目指した。

 熟考した結果、
 特性で天候パに強く抗え
 アンコールでトリル、壁に強く抗え
 オーロラベールでスタンと全ての展開構築に薄く広く抗える
 という言ってることは最強なアローラキュウコンこそがハバタクカミの如き全対応ポケモンだと信じ、軸として採用した。

 壁エースは積み技不要の暴力的火力と高耐久を併せ持つチョッキアカツキガチグマを採用。基本選出で対応しきれないママングライ系+受けループ相手にも崩し枠として選出できる様にノマテラ&ガチ火力特化とした。

 初手要員として環境に多い初手要員、特にステロ撒きのブリジュラスに対してテラス込みで圧倒的に強く、キュウコンと並べることで瞑想アシパ型との誤認も狙え、相手の初手を突破した後2体目を殴りながらDを下げてガチグマ、キュウコンの火力補助ができる圧倒的シナジーを買って襷3ウェポンクエスパトラを採用した。

 上記3体で回したところ、初手のステロ撒きブリジュラスをクエスで無償突破して数的有利を取り押し切る動きが強く、逆に数的不利を取った際にキュウコンを悪巧みサーフゴーの起点にされて負ける展開が鬱陶しかったため、ステロ撒きを強く誘いつつサーフゴーの選出を抑制し、壁エースとしても運用できる蝶舞ウルガモスを採用

 上記4体でスタンと展開には対処できたが、ママングライやアマガドオーといったサイクル系及び受けループの対処が難しかったので、これらに強く出られる持久力みがわり吠えるステロブリジュラスを採用

 最後にブリジュラス、ガチグマと併せてサイクルを崩す物理高火力要員として鉢巻電気テラカイリューを採用。ウルガモスと並べることで更にステロ撒きを強く誘う並びになり、構築が完成した。

コンセプト

1.クエスで初手突破→ルミコリでデバフ
 2体目をキュウコンで突破→3体目に壁&アンコ
 ガチグマで締めというデバフリレーを勝ちパターンとする
2.スタンと展開構築双方に対応できる基本選出を作ることで選出択を回避する
3.サイクルと受けループはステロと高火力で崩す


個別解説

クエスパトラ@気合いの襷 格闘テラ

 本構築のMVP。最初は耐久調整オボンで使っていたが鉢巻ガブの増加に伴い準速&気合いの襷て採用。
 カイリューウルガモスキュウコンで誘ったステロブリジュラスを無償突破して後続にデバフまで付与する神ポケ。
 裏に控えるキュウコン+ガチグマとのシナジーがすこぶる良く、カイリューにルミコリを入れることで羽休めでマルスケを回復してもノマテラブラッドムーンで一撃というような楽しいプレイングを再現性を持って行えた。
 ブリジュラスを無償突破→対策の悪ポケをテラバで突破→降参みたいな3タテが数回あってその度に寄生獣のこのセリフを呟いてた。


アローラキュウコン@光の粘土 飛行テラス

 レギュHのハバタクカミ。クエスがルミコリを入れた相手の前で雪を降らせると実数値169-×-159-204-121-177相当というカミに劣らない化け物になる。
 カミと同様2体目適正が高く、クエスのデバフ込みでアタッカー性能もあるため、途中までC実数値121くらいで2ウェポンの突破力を高めた調整で使っていたが、カバやラッシャのあくび展開が無視できないくらいに増加していたためミストフィールドを採用し、HB寄りの調整へ変更した。飛行テラスは終盤数を増やした地面テラスチョッキカイリューをハメ殺すため。
 最終盤はさすがに動かしにくかったが、補助技も豊富なためもう少し煮詰めたいポケモンだと思う。本当は雨乞いキュウコンで最高レート更新したかった😂

ガチグマ@突撃チョッキ ノーマルテラス

 破壊神。「壁下で出てくるガチグマはあくびか瞑想で瞬間火力は無いだろう」という思惑を無慈悲に打ち砕くノマテラガチ特化ブラッドムーンが最強。
 壁下では悪巧みゴールドラッシュも余裕を持って耐えるし、エルレイドやオオニューラの格闘打点も耐性テラス不要。最強過ぎた。
 吠えるブリジュラスのステロと絡めることで受けルやママン絡みも簡単に崩すことができる。(ハピナスがステロ×4+ノマテラブラム→ハイボで落ちる、チョッキママンがステロ+ノマテラハイボ&ブラムで落ちる)
 特にママンを握ってるトレーナーは高レート保持者が多く、これをガチ特化一致テラスのバカ火力で飛ばしてレートを吸うのは凄まじい快感だった。

気分は後藤さん


ウルガモス@オボンの実 岩テラス

 諸説枠。サーフゴーの選出抑制枠としては良い働きをしてくれた。相手の蝶舞ウルガモス、数的不利を取った時のカイリューサフゴが鬱陶しかったため岩テラバで採用したが、ちいみがバトン対策&ジャローダ選出抑制ができる防塵ゴーグルラウドボーンと頻繁に入れ替えていたし、最終盤はオオニューラが増えていたためゴツメハッサムを使いたい気持ちもあった。
 ここの枠をもっと煮詰められたら構築の完成度が高まったと思う。出した試合は無難に活躍してくれた。

ブリジュラス@食べ残し フェアリーテラス

 サイクル破壊専用枠。ガチグマ、カイリューの超火力と組み合わせることで真価を発揮する。
 みがわりの枠はもともとドラテだったが、ラッシャの地割れが面倒で飛行テラスにするか迷ってる時にシグマさんがメン限で使っていたみがわりに感銘を受けて採用した。シグマさんのメン限はマジで入り得です(宣伝)

カイリュー@こだわり鉢巻 電気テラス

 サイクル破壊枠。ブリジュラス+ガチグマだとアマガを崩しきれないので電気テラ雷パンチで採用。HBガチ特化アマガでもステロを2回踏ませれば雷パンチで飛ぶ。
 カイリューは採用しない理由を探さないといけないくらい強いが、軸にしたらジャンケン要素が強くなるので補完枠での採用が適している、と考えて採用した。逆鱗の圧力により受けルのヘイラッシャにフェアリーテラスを切らせることで、グライオンの鋼テラを封じてガチグマのハイボが通るというシナジーがあった。

重いポケモン

アシレーヌ

→遅ければガチグマでイケるが終盤の上位はどの型のアシレーヌも早かった…

ジャローダ

→クエスが出せないしキュウコンも押し切られるので鉢巻カイリューかウルガモスで処理していた。岩テラバやめて!

フェイタル運ゲ糞猫こと毒ウーラオス

→今すぐ出禁にしろ

結果

レート、順位ともに記録更新!!
まるで…オデュッセウスじゃねえか!(2ヶ月連続)

 最終日前までの勝率は65%程で推移し、9月30日午前10時時点でレートと順位双方の記録を更新という満足の行く結果を残せた。
 反面最終日を通しての戦績は19勝23敗(サブは800位から3,000位まで溶けた…)という惨憺たるものであり、序盤〜終盤に刺さる構築が最終盤に通用しなくなるという実体験を得た。これを改善点とし、次は最終盤用の構築も同時進行で考察して行こうと思う。

終わりに

 2ヶ月連続最終3桁ということで、ランクマ初級者を卒業して中級者くらいは名乗っていいのかも?という自信がついた。ただ最終3桁と3桁前半の間に高い壁があることも痛感しているので地道に身の丈にあった成長を続けていきたい。
 レギュHはかなりバランスが良くマイナー寄りのポケモンでも全然チャンスがある良環境だと思ってる(事実、S22上位の構築もバラエティに富んでいる)ので「カイリューガチグマゲーつまんね」と投げ出した人達は今すぐ復帰して本気で考察した方がいい。
 あと水ラオス、悪ラオスが出禁になったのに毒ラオスが使えてるのはバグだからゲーフリは早く対応してほしい。


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