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<Vol,10>個人事業を始めるならFSP-Dモデルを参考にせよ!

個人事業を始めようと思ったら

「収益性の高いビジネスモデルを構築したい」

なんて考える方も少なくないでしょう。

副業や独立を考え個人事業をスタートしようとしている方に向けて、今回は昨今のトレンドでもあるFSP-Dモデルについて解説します。

FSP-Dモデルとは

 FSP-Dモデルとは、世界の企業が採用しているビジネスモデルの一つです。独自の情報商材を扱いながら、「無料」「ソーシャル」「価格差別」「データ」という4つの要素を組み合わせることで高収益を達成します。

「なんだか難しそう・・・」

と思うかもしれませんが、FSP-Dモデルの優れた点はスモールビジネスにおいても模倣が容易であり、昨今成功事例を多く生み出しているということです。

あなたがやりたいこと・価値提供したいテーマがあり、ビジネスモデルの考案に頭を悩ませているのなら、まずはFSP-Dモデルに当てはめて考えてみても良いかもしれませんね。

FSP-Dモデルが指す意味と成り立ち

FSP-Dモデルの名前の由来は、それぞれの要素を表す頭文字から取られています。Fは「Free(無料)」、Sは「Social(ソーシャル)」、Pは「Price(価格差別)」、Dは「Data(データ)」を意味します。

これらの頭文字を取っているのでFSP-Dモデルと呼びます。

FSP-Dモデルは、情報社会の発展とともに生まれたビジネスモデルです。近年はソーシャルメディアや新興サービスが台頭し、ネットワーク外部性(※)が働く場面が増えています。

ネットワーク外部性とは
利用者数が増えるほどサービスの価値が高まる現象を指す。コストをかけずに利用者数を増やすことで、効率的にサービスの価値を高めることが可能。結果、高い利益率を達成しやすいビジネスモデルを構築できる。

FSP-Dモデルでは、このようなネットワーク外部性を活かしながら、フリー(無料)提供やソーシャル要素を活用して利用者数を増やし、価格差別やデータの活用によって高収益を追求します。

FSP-Dモデルの要素

FSP-Dモデルは、成功している世界の企業が採用しているビジネスモデルであり、以下の4つの要素で構成されています。

F(Free):無料

FSP-Dモデルの一つ目の要素は、無料の要素です。

近年の成功している企業は、無料で提供するサービスや商品を提供することで、顧客を獲得しています。

例えば、オンラインMTGでZoomをイメージしてください。

Zoomは無料プランであれば40分の時間制限はありますが、Web会議に必要な機能は全て使用可能なツールです。有償化することによって40分の時間制限の撤廃や追加機能の利用が可能になります。

要するに、無料で利便性の高いサービスを提供し、さらにコアな課題解決をするためには有料プランを提供する、という流れが構築されています。

Zoomを例に挙げましたが、我々が日常的に使っているアプリやWebサービスにもこの傾向は見られます。乗り換えのナビやX(Twitter)、Canvaなど似たようなモデルを採用していますよね。

話は戻りますが無料であることにより、顧客の参入ハードルが低くなり、利用者数を増やすことができます。ユーザーの関心や興味を引く魅力的なコンテンツや機能を無料提供し、より高い次元の価値を有料で提供するという構造です。

S(Social):ソーシャル、ネットワーク効果

次の要素は、ソーシャル、ネットワーク効果の要素です。

今では誰もが当たり前のようにSNSを活用しています。例えば、あなたが買い物をするときにAmazonのレビュー評価を見る、飲み会の場所を決定するにあたり口コミを参照する、というシーンは珍しくないと思います。

このように、消費者が持つ情報は使い方次第で有益な情報となり、マーケティング観点でも活用効果の高い情報だということです。

例を挙げるならば有名な某高級ホテルの事例ですね。そのホテルに宿泊したことをSNSでハッシュタグをつけて投稿することで、ホテル側からのサービスを受けられたり、ホテルの公式アカウントからリアクションをもらえるというものです。利用者が心理的ハードルを感じずにアクションしやすく、そのアクションはSNSを通じた宣伝効果へとつながります。

ネットワーク外部性を上手く利用することで莫大な広告費をかけずに宣伝効果を生み出すことができるというケースですね。

ユーザー自身がサービスの普及に貢献することによって、次なるユーザーを引き寄せることができる、というわけです。

便利な時代になったもんですよね。

P(Price):価格差別

価格差別の要素も重要な要素です。

FSP-Dモデルでは、異なる顧客に対して異なる価格設定を行い、最適な価格を提供します。

これを価格差別(プライス・ディスクリミネーション)と言います。

価格差別をすることで、異なる顧客セグメントをターゲットにし、収益を最大化することができます。

「なぜ価格差別をすることが収益最大化につながるの?」

と思うかもしれません。

価格差別とは『取りこぼし顧客を拾う』戦略でもあります。例えば、スマホゲームをイメージしてみましょう。あなたの身近にもスマホゲームに大量課金する友人はいませんか?一方、課金はしたことがあるけれど数える程度、というライトな課金ユーザーもいると思います。
これはすなわち、ユーザーの熱量や関心度によって支払っているコストが異なる事象だと言えます。
価格差別をすることによって、「多くのお金を支払ってくれるヘビーユーザー」から「支払額は少ないが買ってくれるライトユーザー」まで広く取り込むことができます。

言い換えるとこれは、熱心なファンにより多く支払ってもらう仕組みだといえるでしょう。

価格差別の要素は、顧客の基準や購買力、需要と供給のバランスなどを考慮して適切な価格帯を設定することが必要です。

D(Data):データ

最後の要素は、データの要素です。

FSP-Dモデルで成功している企業は、顧客や市場に関するデータを収集・分析し、それを事業展開やサービス改善に活かしています。

データを活用することで、顧客のニーズや行動パターンを把握し、よりターゲットに合わせた戦略を立てることができます。また、データを収集・分析することで、効率的なマーケティングや最適な意思決定を行うことも可能になります。

以上がFSP-Dモデルの要素であり、これらを組み合わせることで高収益を達成することができます。

FSP-Dモデルは小規模でも活用できる

ここまでの話をまとめると

  • 近年の成功している世界の企業は、情報財を扱い、「無料」「ソーシャル」「価格差別」「データ」の4つを組み合わせた「FSP-Dモデル」を採用している

  • ソーシャルメディアや新興サービスでは、ネットワーク外部性が働き、利用者数が増えるほどサービスの価値が高まる

  • FSP-Dモデルは高収益を達成するビジネスモデルである

ということです。

FSP-Dモデルは、ビジネス環境の変化に対応するための重要な戦略となっており、企業の競争力を向上させる戦略だと言えます。

そして、ここからが一番大事な話なのですが・・・

FSP-Dモデルは『副業したい会社員』にこそ参考にしてほしいモデルだということです。

昨今、情報商材を作成しSNSで販売するアカウントが多くありますが、安定的に売り上げているアカウントはこのモデルを採用しているケースが多いです。

すなわち、『質の高い情報商材を作成し無料で提供する』『SNSを活用して口コミを集めて宣伝効果を最大化する』『ユーザーの温度感に応じた商品を整備しニーズによって柔軟に提供している』ということです。

無邪気に、

「どうやったら情報商材売れるんすかーーー」

って気になって成功者に質問したら、「質の高いコンテンツを何パターンか作ってSNS活用して売るだけだよ」って言われると思いますが、要素分解すると上記の構造になっているということです。

ですので、これからビジネスモデルを作りたい!副業で稼ぎたい!なんて思った方は、まずは上記要素を参考にしながらコンテンツ作成に着手してはいかがでしょうか。

なお、売れるコンテンツ作成に関してもコツがあります。

結局この手のビジネスは、

売れる商品を作れるかどうか

が大きな鍵を握っています。

「じゃあ売れる商品の作り方教えて!!!」

と思った方に向けて、ビジネス設計の流れをまとめた動画をご提供します。

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観終わったら感想も教えてくださいね。

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