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パスタについて基本的なことをまとめました

はじめに

みなさん突然ですが、自粛期間中何してましたか?たっぷり時間があったので勉強するなり、趣味に打ち込むなり、何かしらに取り組んだ人が多いと思われます。私はパスタが好きなので一週間に3、4回は作って練習しました。とはいえまだ市販のソースには勝てません。ということでこの機会にパスタについて色々調べてみました。

パスタの歴史

古代ローマ時代に小麦などの穀物を粥状に煮込んだ「プルス」が起源とされています。その後9世紀に、アラブ人が船内保存食として小麦粉を乾燥させた物がイタリアに持ち込まれ乾燥パスタのもとになっています。そして12世紀ごろにはイタリアで乾燥パスタの大規模な製造が行われていたといいます。民衆に乾燥パスタが普及したのは16世紀のナポリ、飢饉に備えるための保存食として、圧力機ができたことにより広まっていきました。そのころアメリカ大陸からジャガイモなどと一緒に伝えられたトマトがヨーロッパで広がりを見せ、トマトソースと一緒に絡めて食べたとされています。18世紀ごろのイギリスで産業革命が起きたことにより、イタリアのパスタ産業も機械化が進みました。それと共に多くのパスタメーカーが設立され、生産性と品質が向上し世界中で作られるようになったのです。
日本にパスタが伝わってきたのは明治時代。当時はあまり広がりを見せず、富裕層しか食べられない高級品でした。そして第二次世界大戦後、保存機能の良さ、様々なソースに対応できることなどを踏まえパスタ工場が次々と出来て広く家庭に浸透していきました。

パスタの基礎知識

パスタはイタリア語でマカロニ、ペンネ、スパゲッティなどの食品を指す言葉。パスタの種類は500種類以上もあります。代表的なパスタの種類を説明します。多種多様なパスタですがロングパスタとショートパスタに分けられることが多いです。
ロングパスタ
スパゲッティ
断面が円形で太さが2.0mm前後のロングパスタ。トマトソースからクリームソース、オイル系のあっさりしたソースなど色んなソースに合わせやすいです。
・スパゲッティーニ
断面が円形で太さが1.6mm - 1.7mmのロングパスタ。細いスパゲッティーニは汁気の多いあっさりしたソースや、オイル系などに適しています。
・カッペリーニ
断面が円形で太さが1.3 mm以下のロングパスタ。カペリーニは非常に麺が細いので、冷製パスタやスープパスタとの相性が良いです。
・ヴェルミチェッリ
断面が円形で太さが2.1mm - 2.2mmのロングパスタ。クリーム系パスタやボロネーゼなど濃厚でしっかりとしたソースとの相性が良いロングパスタです。
・タリアテッレ(フィットチーネ)
幅5mm〜10mmの平たいきしめん状のパスタです。古ローマ時代から食べられている歴史あるロングパスタ。麺にソースが絡みやすいので主にボロネーゼソースやトマトソースと合わせるのがいいです。
・リングィーネ
直径1.9mmほどで断面が楕円形のロングパスタ。ジェノヴェーゼパスタなどの、バジルを使ったパスタに使われることが多いそうです。

ショートパスタ
・マカロニ
直径が3mm~5mm前後の円筒状。数あるパスタの中でも日本で馴染み深く、一般家庭でも人気のある料理。サラダやグラタンが一般的ですが、クリームソースやトマトソースとも相性抜群です。
・ペンネ
円筒状の両端をペン先のように斜めにカットしたショートパスタ。唐辛子入りの辛いトマトソースの「ペンネ・アラビアータ」が代表的です。
・フジッリ
螺旋状の形をしたショートパスタ。サラダなどで使われることが多いショートパスタですが、マカロニと同様に様々なパスタ料理に使用することができます。
・ファルファーレ
ファルファッレとは蝶のことで、その名の通り蝶の形をしたパスタのことです。どんなソースとの相性も良いショートパスタです。
・リガトーニ
表面にすじの入った直径8mm~15mm前後の筒状のショートパスタ。表面に筋がはいっているため、ソースとの絡みが良く、カルボナーラなど重めのソースと合わせる使い方がおすすめです。
・コンキリエ
大きさが10mm~20mmの貝殻のように麺の表面に溝があるショートパスタ。煮込み料理やサラダで使用する食べ方など幅広いメニューに対応できると思います。

このように色々な種類のパスタがありますが、実際にはもっとたくさんの種類のパスタがあります。イタリアンで見かけたら注目していきたいです。

パスタができるまで
パスタの主な原料は小麦粉で、その中でもデュラム小麦のセモリナを使います。これに水と塩を加えて混ぜ合わせたものを、空気を抜きながら成形し乾燥させた物が乾燥パスタとなります。生パスタと呼ばれるものは、お好みの小麦粉を使い、水と塩の他たまごやオリーブオイルを使います。もちもちとした食感が特徴で癖になります。

まとめ

どうだったでしょうか。簡単に作れる料理とされていますが、奥が深かったです。やはり魅力はたくさんの種類のソースとパスタの組み合わせだと思います。この機会に皆さんもパスタ作りに挑戦してみてはどうでしょうか。

参考文献
https://nisshin-foods.jp/mama/basis/step.html
https://nisshin-foods.jp/mama/basis/knowledge.html
https://food-drink.pintoru.com/pasta/history-of-pasta/
https://food-drink.pintoru.com/pasta/pasta-of-nutrition/
https://tomato-and-basil.com/columns/knowledge_of_pasta/history_of_pasta
https://haraheri.net/article/47/kinds_of_pasta
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%BF