TEAM GIO Q&A

①小学生のうちにこれは必須で身につけておきたいっていうものはなんですか?また、その練習法も教えていただけると助かります

A やはりテクニックです→その中でもボールコントロールは重要です
トラップやリフティングの時にボールが自分の体から常に離れないようにすることです
例 リフティングはコントロール練習なので回数よりもボールの高さとその場から出来る限り動かずに続けることが大事です(回数は2、30回で十分です)
軸足がほとんど動かない状態を維持して自分がボールをコントロールする事です

回数を気にし過ぎるとボールを落とさないよう高くついたり体からボールが離れてる時間が増えたりします また小さく細かく出来る場合でも地面を見続ける(習慣)で周囲の状況を把握出来なかったり相手への対応で遅れたりすることもあります
ある程度回数が出来たら近くに人を置いて少しボールがズレたら継続が難しい状況下(公園とかだとお父さんやお母さんがすぐ目の前に立ったり)でやってみたり2、3回に一度ボールの高さを変えたりと規則性から不規則性へと変えて行くことです(腿を使い過ぎずインステップ・インサイド・アウトサイドを主に)
慣れてきたら歩きながら方向を頻繁に変えたり走りながらも同様にやってみる
この時にボールが体から離れないようつま先(足指)を使い体側に戻す技術等を動きの中でも出来るようにして行きます
ボールに支配されながらの100回と支配する10回ではその先の実戦でも大きな差が生まれてしまいます
ピッチ全体に広がって周囲に人を置かないリフティングは初心者段階だけで十分です

②視野を広げ、最適なポジショニングをとることや最適なタイミングや場所にパスをするためには、普段の練習やプロの試合を見る時に何を気をつければいいのでしょうか?

A まずボールの位置とその目的によります(ビルドアップ/ポゼッション/突破) GKや中盤からのビルドアップでのポジションと突破でのポジションでは大きく異なる部分があります またチーム戦術も同様です
相手から離れるのも状況によってそれぞれです ゴール前などでは相手の数が多いため(カウンター等は別)一瞬の差を駆け引きとかで作り出しています 特にボックス近辺での最適なタイミングは大変限られてるので出し手はいつでも出せる状況と先を読む(味方と相手の動き)力でコンビネーションのタイミングを逃さない準備が常に必要です→すぐにどこにでも出せる持ち方が必要という事です
プロの試合を見る時にはオフサイドギリギリのラストパスやスルーパスを意識して見て行くことも大事です→出し手の直前の動きとか技術のコンパクトさとかを気をつけながらチェックして行くとその繋がりがよく分かります
最適のタイミングは自分のタイミングではなく「自分と味方」もしくは「味方」のタイミングとも言えます

③和式と洋式のインサイドキックの違いってなんですか?和式はダメなんですか?

A 和でも洋でも多様な状況で正確性が落ちなければどちらでも大丈夫です
(和→振り足を地面に水平に 洋→振り足を斜めに踵を下につま先を上げる)
試合中によくあるワンタッチパス(角度を変える・高速パス)や不規則なバウンドの時に→ボールが浮いたりコントロールがズレたりすることが多々あります
その時に足を斜めにボール全体にかかるようにしてボールを抑え込みながらインサイドの中心からくるぶし辺りでボールをとらえる→振り足の軌道は同じです
そうすることでボールが浮くのを抑えられコントロールも維持出来ます
またパスの長短でバックスウィングの取り方(大小)も分ける方が先に繋がります→特に大きなバックスウィングは体全体に余分な力が入りやすく軌道がズレたりボールの下をすくうことでグラウンダーのパスが難しくなる原因にもなります

④現在大学生で、高校までサッカーをやっていました。サッカーを観るのが好きで海外の試合を結構多めに観るのですが、ただ観ているだけではなく、なにかワンランク上の試合の見方があれば教えていただきたいです。一応サッカー用語は一通り知ってるつもりではあります。

A 現代サッカーではピッチをタテ/ヨコといくつかに分割して攻守の役割を整理しています(個人的には数十年前イタリアで36分割とかも勉強しましたが)
一般的によく使われているのがタテを5分割ヨコを3分割でしょうか
特にここ数年ハーフスペースと言われる中央レーンの両横の使い方が攻守に渡って重要になってます
試合を見る時にこのハーフスペースを使うことでなぜ相手が混乱しやすくなるのか?
どのタイミングで誰がこのスペースでよくプレーをしているか?などを考えながら相手の混乱の原因をいくつか考察して攻守に関連づけて見るのも良いと思います
どのチームも守備時にコンパクトにピッチを狭くしますがその時に相手はどんな攻撃を仕掛けられるか?同レーンでのコンビネーション→オーバーラップやインナーラップでテクニックやスピードからの突破なのか?又はサイドを頻繁に変えながら相手のスライドのズレや遅れからのタテパス狙いなのか?スライドのズレや遅れはどのようなヨコパスが効果的なのか? ギャップでのポジショニングだけでなく相手と正対しない立ち位置などを見つけて行くのも面白いと思います

⑤どんな選手がJに行けますか?

A 何かしら大きな特徴→武器(他人にはないプレー)は絶対に必要だと思います
特にスピードがあるのは(アジリティー/クイックネス/スピード)有利です
しかもスピードを生かすテクニックや思考能力が高いとなお有利です
逆にスピードがない分テクニックと思考能力が相当特殊に高ければ同様です
身体的特徴では驚異的なジャンプ力以外、身長の高低差はあまり関係ないと考えます
(勿論ポジションによってGKやCBは必要ですが)
あとは絶対に諦めない圧倒的なメンタルの強さとオリジナリティーは必要です
結果全てにおいて平均的では少し難しいでしょう 
やはり他者にはない何か飛び抜けた能力(テクニック・スピード・フィジカル・サッカーIQ)は必要だと考えます



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