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『指輪物語』の好きな一節

「…そなたたちの国は満ち足りた平和な国土であるに違いない。そしてそこでは庭師というのは非常に重んじられているに違いない。」
「何もかもいうことなしというわけではありません。」と、フロドはいいました。「しかし庭師は確かに重んじられています。」

『指輪物語 二つの塔』西に開く窓 より

春になり、畑でごそごそ作業しながら思い出した一節です。
ホビット達の、おいしいじゃがいもにかける飽くなき情熱や、涼しい木陰をくれる並木を大切にする思い、土面の近くに住むことを好んだり、水車より複雑な機械を好まなかったり。
なるほど、と思います。
美しく過不足なく手入れされた風景を見ると、彼らの国を思い出します。

2024/04/15

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