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テレビ観てから四半世紀

シン・エヴァンゲリンを観た。今日観た感想は今日書いておかないといけない気がしたから書く。
twitterだとネタバレしてしまうから何も言えなくなってしまったけど、わざわざリンク踏んで読むような人はそんなの気にしないだろうから思ったことを伏せずに書く。ネタバレがどうとかいう人は先に映画館行こう。

一言で言うと『良かった』。
まさかエヴァ観終わった感想でそんなこと言えるなんて昨日まで思ってなかった。なんなら第3村のシーン観てる間も『どうせこの後、ひどいことになるんでしょ?知ってるんだから』と思いながら身構えて観てた。
そんなことにはならなかった。
エヴァっぽい話の流れの作り方とか、『今の何?どういうこと?』みたいな説明不足感も挟みつつ、全体としては正道だったと思う。シンジが立ち直ったり、アヤナミが人として成長したり、戦艦同士での最終決戦に向けて盛り上げていったり。そういうのがありつつ、エヴァとしてのケリが付いてない部分の一個一個に決着をつけてるようなお話だった。そういう意味での良かった=良い物語になってた。

もう一個の良かったは、各キャラがみんな"幸せ"、というか、救われる内容が描かれてて、それぞれのキャラに対する『良かったねぇ…』という意味での良かった。
トウジの声聞いて顔観た瞬間に『え、うそ!?』ってなって涙が溢れる。委員長とくっついて子供がいるとこでも涙が出てくる。ケンスケも生きてて一緒に生活しててまた泣く。この辺ほんとずっと涙流してた。ここでこんなに揺さぶられるとは。
あとはアスカとケンスケのくだり。TV版の頃からケンスケの良い人っぷりには一目置いてたから、そことくっつくなら大丈夫、という安心感がある。アスカは新劇以降、一番救いのある描かれ方をしてると思う。今までは、ずっと一人で強く生きる、一人で平気、っていうスタンスだったけど、マリっていう対等で会話できる友達ができて、(たぶん)理解して支えてくれるケンスケっていう相手もできて、最後シンジとも気持ちを交わせて。旧劇のアスカは本当にしんどくて、今年映画館で旧劇観たときもずっと動悸がするくらいだったから、本当に良かった。

あとは最後のDパートの諸々。
ゲンドウが色々理屈こねてても、結局動機は「ユイに会いたい」だったのは好き。TV版のときはシンジに内面を語ってもらってたのが、今回はゲンドウが語っているのを観てて、『庵野大人になったのか』と思った。ゲンドウの語り自体はちょっと棘が自分にも刺さって痛い。
旧劇のアスカとのラストシーンを模してシンジとアスカが会話するシーンも、こういうことできるようになったんだ庵野、と思った。2人の会話もあまずっぺぇ。
カヲルくんがまた新しい属性をお出ししてきたのは面白かった。ここからまた別世界とかで展開し放題じゃん。いいぞもっとやれ。

あとはもうパンフでシーン観ながらそのとき思ったことを箇条書き。
・パリ作戦はかっこよさ全振りでかっこいい。ヤシマ作戦模してる?
・日本だとスカイツリー壊せないからパリ行ったのか?
・マリが8号機操縦するときの手付きが車のハンドルみたいでかっこいい
・Q観た時点では人はもう生きてないと思ったから第3村はびびった
・農作業するアヤナミかわいい
・いつの時代でもオバチャンはつよい
・日々の色々な挨拶が祈りだっていうのは良い
・カヲシンとマリアスでプラグスーツ装着同じ見せ方で不安になった
・不安になったけどその後はあんまひどいことにならなくてホッとした
・アスカがなんで殴ろうとしたかよく分かったなシンジ
・戦艦同士の艦隊戦とてもかっこいい
・戦艦をミサイルにして飛ばすので無人在来線爆弾思い出した
・ゲンドウくん、トップ2とかに出てない?
・マリとアスカも必死で戦うとこは鶴巻アニメっぽい
・石破ラブラブ天驚拳かと思った
・結局何がしたかったんだ冬月は
・今年の旅行で宇部行く人多そう
・シンジくん声変わりするんだ
・Qとシンで1個の物語になってるのはいつから仕組んでたんだ
・エヴァなのに本当に決着ついたぞいいのかこれ?

さて、2回目はいつ観に行こうか。

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