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一人で生きてる?

組織に属するのが嫌で、自分の力だけで生きてみたくて、20代前半で大道芸をやり始めた。(あちこちの公園や、路上を試し、結局、自分のホームは井の頭公園に落ち着いた。)

自分だけじゃできないことだらけなのに、大道芸を始めて勘違いが深まった。組織にも属さない、上司も部下も同僚もいない、頼れるのは自分の技のみの生活をしばらく続けると、まるで自分の力だけで生きているような錯覚におちいったのだ。

ほどなく、やっぱり自分一人で生きているわけじゃないと思い知った。社会という大きな組織の中、いろんな人のおかげで生きて行けているんだと。

当たり前だけど、収入となる投げ銭をくださるのは、お客さん。お客さんは社会に属して生きていて、投げ銭も給料日後は多かったし、大道芸ができる日も多くの人が休みになる週末だし、、、。それから、公園の管理の人、売店のおじさんおばさん、吉祥寺界隈の人たちも優しくて、その優しさに生かされていたと思う。


そして、今、何年かぶりで再び、やっぱりみんなに支えられて生きているんだよなあと思い知らされている。この危機が、今までも僕らの生活に寄り添ってくれていたエッセンシャルワーカーと言われる人たちに光を当ててくれたからだ。日々、危険の中、僕らの生活を支えてくれている人たちがいる。ありがとうございます!特に保育、介護、配送、ごみ収集などは低賃金・長時間労働だから、人手不足になり、さらに長時間労働になるという負のスパイラルだったと聞く。その上、今、差別的な扱いも受けているとニュースにもなっている。

今後、この危機が教訓になって、あぶり出された問題点が解決され、より良い世界になると信じたいし、そうなるように行動したいと思う。

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喉元過ぎたら何とかで、忘れてしまいそうだから、あえて人目に付く所に書いておこうと思ったしだいです。

ケッチ


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