ガルガンチュア音楽祭に行ってきた(5/4〜5/4)

5/4、5日に、金沢のガルガンチュア音楽祭(以下ガル祭)に行ってきました。

本来は、去年不調のため何処にも行けなかったので今年はLFJに絶対行こうと決めていましたが、
元日の地震のこともあり、ワタシなりに何か石川県をちょっとだけお手伝いできないかと思った故、
今年はガル祭に舵を切りました。
(他にもLFJだと1人で行かなければいけないので、若干体調不安があったり、
猫が若干やばい病気で治療費が自費でもちょっと大変で、
少しでも浮かせよう、とか、下心はありました😅)

ということで、あまりクラシックは聴かない相方をとりあえず運転手にこき使い😆
金沢に行ってきました
一宮から行きは北陸道回り。ここで北陸道一部工事区間ありで渋滞に巻き込まれ、
間に合ったら聴く予定だったHIMARIさんのデュオは聞けず😢
しかしなんとか辿り着き、飛び込みで沼尻マエストロのピアノによる歌曲コンサートを聴く。
沼尻氏のMCは以前も聞きましたがまあ面白い😆。
0歳からコンサートなので賑やかですが楽しかったです。

以後は前売りで購入していたオケコンが3つ。
まずはパパドブーロス指揮オックスフォードフィルのメンデルスゾーンプログラムで、
結婚行進曲と、交響曲第3番イ短調スコットランド。
オックスフォードフィルは中編成で、若いオケの感じを受けました。
曲も地味目なので、特に以前聞いた来日オケに比べてスゴイ、と思うところはありませんでしたが、
(おそらく、話題のHIMARIさんの共演で来たものと思われ)
スコットランドはよくまとまった音でした。
ホルン5人で攻めてきたのは良かったと思いました。
(しかし翌日には若干ホルン問題があるのですが💦)

この後、翌日にかけて大フィルが3公演続きます。
これらはいずれも大編成で、曲も規模の大きい曲であり、
大フィルの演奏はどれも見事であった、と思いました。

太田弦さん指揮のグローフェの組曲「グランドキャニオン」とアイブズの「アメリカ変奏曲(編曲版)」。
順番で言うとアイブズ先では?と思ったが、
アメリカ変奏曲がグランドキャニオンの圧倒的なサウンドに負けず、美しく響いた。
グランドキャニオンはひなびた感じのサウンドといきなり変わる自然の表現の切り替わりが素晴らしい。
山道を行くのコーダでのチェレスタが泣けた。
太田弦さんは多分名フィルと中部フィルで聴いていると思うが、
体ごと大きな表現と細やかな表現をうまく使い分けていらっしゃると思いました。
アンコールにワルツィングキャット(アンダーソン)。
優しい音楽で、そして最後の犬と猫の鳴き声(団員による😆)、楽しかったです。

その次が同じく大フィルでホルスト「惑星(海王星除く)」。
指揮は松本宗利音(しゅうりひと)氏。
冒頭MCあり、太田氏と同期であり、ライバルで意識してるぽい感じでした(多分友人でもあろう)
惑星は冒頭から重厚なサウンドの火星で、圧倒されるかと思えば、
金星や水星のような細やかな曲も表現力豊か、そして木星も豊かな響き。
最後が本来最終局で内海旺盛で無いのは残念でしたが、
惑星を聞いたんだぞ!と言う充実感でいっぱいでした。

翌日は、チケットを受け取ってわかったチケットの買い間違いによって、
大フィルのジョンウイリアムス他アメリカの映画音楽特集でした。(指揮は板倉氏)
(自分はオックスフォードフィルの運命を買ったつもりがなぜかこちらを買っていた💦)
ジョンウイリアムスのスターウォーズにあんまり興味がなかったんでどうしようか思っていましたが、
よくよく見たら好きなレイダーズマーチ、シンドラーのリスト、
そしてスターウォーズはシリーズ最初の作品の最後のシーンの王座の間とエンドタイトルでこれは好きな曲であったので(映画を見たのは年がバレますが最初に上演された年です😁オケの友達と見に行って映画の内容はさっぱりでしたが曲良かったねーと話したのを思い出した)、
本当に大編成ならではの素晴らしい響きを聞かせていただきました。
そして、ここまで大フィル3連続でしたが、
ソリスト特にコンマスの須山氏、大活躍でした👏
全力投球の大フィルを魅せて頂いで感動でした。
大フィル、絶対本拠地に観に行きたい。

さて最後のチケットは、オックスフォードフィルの
ヘンデル組曲水上の音楽(ハーティー版)、ソリスト宮田大さんのエルガーチェロ協奏曲。
先がヘンデルでしたが、ここで昨日感じなかった違和感が。
ホルンパートが活躍する曲なのですが、ホルンに微妙なズレ?
なんで昨日とホルンの調子が違うのか、疑問が抜けないまま、でも曲はそつなく終わりました。
オケでの演奏を聞いたことがない曲だったので(自分では弾いたことはある)
期待していたのですが、若干残念みでした。
エルガーのチェロ協奏曲は、宮田大さんは素晴らしかったですが、
オケが負けている感があって、これは宮田大さんに若干申し訳ないのではと思ったりしました。
指揮はセントラル愛知の桂冠指揮者の小松長生氏で、
指揮者の違いでと言うことはないと思われるので、
オケの調子が残念だったのかと思う。
(前日にスコットランドは良かったので、何が違ったのかわかりませんが、、、、謎)

帰りの時間があるのでここで後にしましたが、
途中、広上マエストロのコーヒー屋台(5/5は広上氏のお誕生日㊗️)で画像を撮らせて頂いたり、
野外ステージで歌曲やバグパイプ、いろんなアンサンブルを聴いたり、
楽しい時間でした。

LFJのように大規模ではないとしても、
他にもジャズやミュージカルなどの演奏もあり、幅広く楽しめたです。

自分として残念だったのは、
HIMARIちゃんと吉田さんのヴァイオリンデュオが時間間に合わず聴けなかったこと。
宮田大さんと山中さんのデュオが会場が別で足の悪い私には移動キツく断念したこと。
広上氏の指揮やオーケストラアンサンブル金沢の演奏が一度も聞けなかったこと、です。
(沼尻氏はピアノだが聴けた😁)

後、前に行ったのは3年前でしたが、
チケット代が上がった?ので、前回だと同じ値段で一階席とか二階席で聞けてたのが、
予算の都合で全部3階席になったこと。
大フィルのグランドキャニオンがあんなに素晴らしい演奏だっただけに、観客数が少なめで残念だったこと。
後オックスフォードフィルのホルンがどうしても納得いかない音だったことです。

後、食べ物の調達。
金沢でコンビニを探すのはなかなか困難でした💦(看板が目立たないのでとおりすぎてしまいがち)
駅のそばですが、だいたい観光地なので値段が高いです。
近いところでゴーゴーカレーはなんとか庶民で食べられる金沢の味でした😁

音楽祭も増えて、来年はどこへ行けるかわかりませんが、
(今年はびわ湖が土日で仕事とかアマオケの練習とかぶって行けなかった)
どこでも、音楽を楽しめる企画があれば足を運びたいです。
それではまた来年👋



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