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理想のマナカーブに基づくデッキ構築論

コナンカードのデッキを作っていて、各レベルのカードを何枚入れるべきなのかバランスがわからない…と困ったことはないでしょうか?

個人的に他のカードゲームと比較してファイル数(マナ数)の増減が特徴的で、デッキ内の各コストの適切な枚数バランスがわかりにくく感じます。
レベル2のカードを入れていない人もいれば、大量に入れている人もいて何が最適かわかりません。

そこでコナンカードにおける理想のマナカーブはどうなるのか、この記事にまとめてみました!


マナカーブとは:「序盤でコストの大きいカードばかりが手札にあっても動けず、逆に終盤コストの小さいカードばかりではカードパワーの差で負けてしまう。そのため、使えるコストと採用枚数のバランスを考えることはデッキ構築において重要なことであり、その目安となってくれるのがマナカーブである」(MTG wikiを一部引用) 




1. 理想のマナカーブを考える上での前提条件


最適なマナカーブを見極めるために、まずはどのようなプレイをすれば勝てるのかを考えます。


・デッキの種類によりますが、
「カードを使う時に毎回ファイル数と同じレベルのカードを出し続けるとフルパワーで動くことができるので、6ターン目前後に勝ちorほぼ勝ちが確定している。」と考えます。

(ファイルは8なのに7以下のカードしか使うものがない、といった状況が起きないのがベストという意味です。)


・どのタイミングでパートナーをアシストするかによってターンごとのファイル数が変わるため、今回はアシストした方が一段階強いカードを出せるならアシストするという判断基準とします。
一段階強いかを判断するには下記の基準をもとに、レベル別に4段階に分けて考えます。

 ① レベル2~4:即時性がなくアドバンテージは稼げない
 ② レベル5~6:除去、突撃、手札補充、常在効果など
 ③ レベル7:迅速、特殊な固有の能力が使える
 ④ レベル8:LP2、最強

ファイルが5の時はアシストしても大して強さの変わらない6しか出せないのでパートナーは推理をし、ファイルが6の時は一段階強い7を出せるのでアシストが適切と考える説です。
 

・カットインは体感1ゲームあたり2枚ほど使用することが多いので、その枚数も加味することにします。
カットインを使うと手札が減るため良い戦略ではないという意見もありますが、手札は消費するためにあり、最終的に手札0にしても勝てばいいというのが自論です。
カットインは初動にもなるレベル2を採用することにします。

ここまでが前提条件となります。


2. 理想的なゲームの流れ


上記の前提から先攻後攻のそれぞれ6ターン目までのベストなゲームの流れを算出します。

・先攻の場合
1ターン目アシストあり レベル2使用
2ターン目アシストなし レベル3使用
3ターン目アシストなし レベル5使用
4ターン目アシストあり レベル8使用→ネクストヒント2回でレベル7,6使用
5ターン目アシストあり レベル8使用→ネクストヒント1回でレベル7使用
6ターン目アシストなし レベル8使用→ネクストヒント3回でレベル7,6,5使用
(6ターン目までにカットイン2枚使用)
 
・後攻の場合
1ターン目アシストなし レベル2使用
2ターン目アシストあり レベル5使用
3ターン目アシストあり レベル7使用→ネクストヒント1回でレベル6使用
4ターン目アシストあり レベル8使用→ネクストヒント1回でレベル7使用
5ターン目アシストなし レベル8使用→ネクストヒント1回でレベル7使用
6ターン目アシストなし レベル8使用→ネクストヒント3回でレベル7,6,5使用
(6ターン目までにカットイン2枚使用)
 
これらの使用枚数を先攻後攻合計した枚数と、同じ割合のまま40枚に増やした場合の枚数が下記の枚数となります。

 しかしこのままではレベル1のサーチカードが採用できません。
レベル1のサーチカードはほぼ単色のデッキではいつ使っても強く、3枚採用必須となる汎用性の高さです。


またレベル5の除去カードに関しても、相手のキャラを確定で除去できるため、ファイル数に関係なくいつ使っても強い3枚採用必須のカードだと思っています。


以上を踏まえて
上記6枚を除いた34枚の理想のマナカーブを考えます。
先程40枚で計算した枚数を34枚換算にした結果がこちら。

ここにレベル1と5のイベントカードを追加して理想のマナカーブが完成します!




3. 結論:理想のマナカーブ


以上の検討から、現時点での理想のマナカーブはこの形。

 
従来マナカーブは、初動に使うカードが多めになりますが、
カットインが初動と同じカードであるため、ちょうど序盤のカードを多めに採用することができています。


レベル4が採用されていないのは、2ターン目以外に使うと弱く、
2ターン目は先攻なら推理+レベル3、後攻ならアシスト+レベル5の方が強いと考えているからです。


 

じゃあ実際のこのマナカーブ通りにデッキを作るとどうなるのか…




実は、現時点ではこのマナカーブ通りデッキを作ることはできません。

やりこんでいる人ならお気づきかもしれませんが、
現状レベル8のカードは、パートナーの色依存のカード各2種しかなく、理想のマナカーブ通り7枚採用することができません。

じゃあどうするのか。。。






その答えは、6/29に発売する新商品にありました!

突然の商品宣伝ですがタカラトミー社員ではありません。


この製品に白緑のレベル8の3種目のカードが登場します!

手札の増える突撃持ちのLP2。これは強い。


これにより理想のマナカーブ通りのデッキが作れるようになるのです!


 
理論上最強マナカーブ白緑デッキ


本当にこの枚数配分のデッキが強いかは実際使ってみて確認して欲しいですが、
少なくともこのバランスをベースにして調整するとデッキが作りやすいかと思います。


デッキの色によっては指定のレベルに強いカードがない場合もありますが、
その場合はレベルが1つ下のカードを採用することで使いやすいデッキになるはずです。

また緑デッキは和葉と平次の両方を引かないと始まらないので、レベル4大岡紅葉が必須になるなど、デッキコンセプトによってはマナカーブ通りでない方が使いやすいこともあるのであくまで一例として考えてみてください。



このマナカーブを参考に皆さんもぜひデッキを作ってみてください!


 
 
 


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