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2021年オリジナルCS優勝、準優勝、3位、4位、ベスト8×3! ハンデスギャラクシールド解説記事

1/3のはっちCSでドロマーギャラクシールドを使って優勝することができました!
本記事ではそのデッキレシピと内容について解説します。

1回戦 先〇 チェンジザドンジャングル
2回戦 先〇 チェンジザ覇道
3回戦 後〇 デスザーク
4回戦 後× デスザーク
5回戦 先〇 ラッカノヴァ
本戦1回戦 後〇 ダムド
本戦2回戦 後〇 青魔道具
準決勝 後〇 サバキZ
決勝戦 後〇 ダムド

青白型のギャラクシールドからドロマー型に進化させることで、既存の型では本来不利対面であるダムドやデスザークに対しても勝つことができました。
基本的な動きとしては、青白型と同様に盾で受けて返すプランと、コントロールしてからゲンムを着地させる二つのプランがあります。


オリジナルフォーマットで使うデッキが決まらない方、パラノーマルが殿堂入りしてリペアに困っている方など、ぜひこのドロマーギャラクシールドを使って、デドダムプロモを取ってみませんか?
アドバンス環境も含めて、これからのギャラクシールドの主流になる可能性を秘めたデッキだと思います。


今回の記事では下記の内容について解説します。
①デッキレシピ、基本的なプレイング
②全採用カード解説
③環境次第で採用したいカード
④オリジナル環境各対面プレイングメモ(ダムド、デスザーク、サバキZ、青魔道具、ノヴァ、赤黒邪王門、ギャラクシールド、キリフダッシュ、チェンジザドンジャングル、5Cビマナ)
⑤2ブロック用構築
⑥十王編1ブロック用構築
⑦アドバンス用構築
⑧4/4までのCS対戦記録と現在の構築


記事を購入頂く前に、参考情報として簡単に自己紹介させて頂きます。
入賞回数は、CS優勝9回、準優勝10回。私自身で構築を考えて結果を出したものとして、CSで準優勝したリースバーンメアなど、下記の記事に自分の作ったデッキと戦績をまとめております。参考にして頂ければ幸いです。

https://note.com/kessy456/n/nce97f4355217




〇デッキレシピ、基本的なプレイング
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魔王と天使のカナシミ ×4枚
希望のジョー星 ×3枚
「大蛇」の鬼 ジャドク丸 ×2枚
密かで華麗なるカイタイ ×3枚
ブレイン・タッチ ×3枚
天使と悪魔の墳墓 ×1枚
護天!銀河MAX ×4枚
「策略のエメラル」 ×3枚
絶望と反魂と滅殺の決断 ×2枚
龍素記号Xf クローチェ・フオーコ ×2枚
「雷光の聖騎士」 ×3枚
凄惨なる牙 パラノーマル ×1枚
「光魔の鎧」 ×3枚
「絶対の楯騎士」 ×4枚
∞龍 ゲンムエンペラー ×2枚


ドロマーギャラクシールドと言うよりはドロマーハンデスのデッキに防御手段としてギャラクシールドを採用した構築です。
オリジナル環境では1枚のカードから複数体並べたり大量ドローできるカードがほとんどないため、ハンデスというデッキがかなり強力です。

ただ既存のハンデスはGRや次元に頼る構築のため、オリジナル専用のハンデスギャラクシールドの形となりました。


デッキ構築にあたり、色のバランスにかなり気を使っており、
黒18枚、白18枚、青20枚、無色3枚
単色21枚、多色19枚となります。
各色が18枚以上になりつつ、単色は最低20枚を目指しています。

理想的な動きとしては、3ターン目までに、カナシミ、ブレインタッチ、カイタイでハンデスをしつつ、
ジョー星、ジャドク丸、クローチェで相手の妨害を行います。
4ターン目にアブソリュートを盾に置いて手札補充をしつつ、5ターン目ダークネスを駆使して手札を0までもっていきます。

もし、カナシミ→ブレインタッチ→エメラル、アブソリュート→ダークネス
と動ければ、5ターン目までに4ハンデスしつつ、自分の手札は減らず先攻でも4枚手札が残ります。


相手の手札と盤面を刈り取れば、ゆっくりと盤面を展開しゲンム着地を目指します。
クリーチャーが20枚しか入っていない構築のため、後半はクリーチャーを温存しゲンムのために4体並べにいきます。
対面によって理想の動きは異なりますが、おおよそこのような動きになります。


ちなみに、チーム銀河、チーム零、鬼札王国、月光王国、ジョーカーズをミックスした十王編集結デッキになっています。

〇全採用カード解説 


・魔王と天使のカナシミ
盾が強いギャラクシールドと一見相性が悪いように見えますが、実はその逆、守りが固いからこそ盾を減らしてもそこまで不利になりません。
ドギラゴンノヴァのようなビート対面でカナシミを2ターン目に使えれば、相手の攻めが遅れて、アブソリュート・雷光が間に合いますし、使わなければ5枚の盾で受けることが出来ます。ビート対面でなければ2コストのブレインタッチです。
実際トリガーを手札に加えてしまう場面は何回もありましたが、その影響で負けたことはほとんどありません。
アブソリュートで盾に置いたカードをあとで回収することもでき、2コストながら万能カードのため4枚採用です。

・希望のジョー星
色がなく、最初は採用していませんでしたが、ダムドに勝つためには必須となり、3枚採用しました。もともと絶十や青魔道具対面のためにロストマインドを採用していましたが、ジョー星があればそれらも遅延することができ、結果ジョー星だけで広く受けることが出来るようになります。
ハンデスデッキの天敵ダイスベガスを除去できるD2フィールドとしても使えるので、カイタイで見た時にベガスが手札にあっても盾に送らず、すぐ貼り替えるという対処法がとれます。
ジョー星の自身のデッキへの影響は、ダークネスから闇のクリーチャーを蘇生できなくなることと銀河MAXで2つの効果を使えなくなることです。

・「大蛇」の鬼 ジャドク丸
最後まで採用するか迷った枠です。色的に黒単色のカードで、あわよくばゲンムの種にするためダークネスで蘇生できるクリーチャーを探していたところ、手札の減らない除去手段にもなるこのカードを見つけました。
墓地からダークネスでジャドク丸蘇生、盾から表向きで置いておいたゲンム回収してそのままゲンム着地のような動きができることは覚えておきたいです。
カナシミの部分で解説した通り盾回収はデメリットになりにくいデッキですので、3ターン目の除去手段として使うことができます。
ダークネスで破壊できない範囲である相手のアブソリュートなど処理することにも使えます。3ターン目の動きはハンデスを優先したいため2枚のみの採用です。

・密かで華麗なるカイタイ
3コストピーピングハンデス。自分が先攻の場合は相手の手札が多いため、ランダムハンデスよりもこちらを優先してプレイします。手札を見た後、盾に置くかどうかは任意効果のため、表向きで起きたくないカードしかない場合は盾に置かないこともできます。
白黒という色が強いため、1ターン目に多色がこれしかなければマナに置いた方がいい場面が多いです。

・ブレイン・タッチ
説明不要の万能ハンデスカード。相手の手札がなくなって、1ドローだけのために使う場面も多々あります。3コストハンデスがカイタイと被るためそれぞれ3枚ずつ採用しています。

・天使と悪魔の墳墓
ドロマーカラーであれば入れておきたい1枚。ただマナに置くと警戒されるため、2枚以上は採用する必要は現状ありません。また1枚だけの採用で引けるかは怪しいので、墳墓が手札になければ自分も墳墓のことを考えてマナ置きする必要はありません。
5Cやダムドはマナが伸びるので墳墓が刺さることが多く、デスザークはヴォガイガなど盤面に同じクリーチャーが並びやすいので盤面一掃することも不可能ではありません。
何より意識外から飛んでくる墳墓こそ強いので、相手に悟られないことが大事です。

・護天!銀河MAX
ギャラクシールドの基本パーツその1
トリガーのためエメラルより多く4枚採用としましたが、使用したときの環境ではビートしてくるデッキが少なく4枚入れる必要はありませんでした。
バウンス効果を使うときは、銀河MAXでバウンス+カナシミでハンデスして、疑似破壊することもできます
ゲンムエンペラー着地後に効果がなくなるので、使う順番を間違えないように注意。

・「策略のエメラル」
ギャラクシールドの基本パーツその2
ゲンムエンペラーの種になるため、銀河MAXよりも優先的に使いたい1枚。
理想的な動きが出来れば、エメラル→アブソリュート→雷光→クローチェ→ゲンムというような方法で5ターン目にゲンムが着地します。
シークレットテクニックとして、あとで使うカードを盾に保管することが出来ます。
例えばダムド対面ダークネスが墓地に見えていて、次にハンデスされそうな場面で、2枚目のジョー星を盾においておけば、ジョー星をはがされてもあとで2枚目を回収することができたりします。
盾を回収するカードは9枚投入されているので、安心して盾に保管できます。

・絶望と反魂と滅殺の決断
相手の手札を0にするカード。ハンデスはセルフハンデスですが、序盤のハンデスで手札を2枚以下にしておくことで効果的に使えます。
蘇生効果はジャドク丸にしか使えないため、ほとんど使いません。
マイナス4000効果は、絶十、デドダム、ヴェルデ、ヴォガイガ、ヴォーミラが除去できる程範囲は広く、マイナス効果を2回使えば現環境で除去できないカードはあまりありません。
パワーマイナスのため、サッヴァークがいる状況下でも絶十を除去できる貴重な手段です。その場合表向きの盾は全部墓地に送られるので注意。
デスザーク対面ではかなり貴重な盤面除去になるため、使えればかなり有利に立ち回れます。

・龍素記号Xf クローチェ・フオーコ
デスザーク、カリヤドネ対面に刺さるメタカードでありながら、ただで出せるゲンムの種として貴重なカードです。
基本はハンデス戦法をとるため相手の墓地にカードがたまることが多く、墓地利用しない対面でもタダで出すことは可能です。
ゲンムとダークネスが墓地から消えるとデメリットになるので使う際は注意して下さい。
環境次第では3枚採用してもいいカードです。

・「雷光の聖騎士」
ギャラクシールドの基本パーツその3
このカードの役割は既存のギャラクシールドとほとんど変わりません。
4枚採用したいところですが、多色カードを減らすため泣く泣く3枚採用となりました。
ゲンムとダークネスは手札から捨てても墓地から使えるため、既存の構築よりも雷光の効果を活かしやすい構築になっています。

・凄惨なる牙 パラノーマル
1枚しか採用できないため、マイナス3000までしかできず効果的な対面が意外と少ないです。
ダムド環境のため小型ビートが少なく、使う対面はデスザークとノヴァぐらいです。
ただ、黒単色でありながら盾において意味のある貴重なカードのため、入れたい一枚です。
1枚しか入れられませんが黒マナ確保のためなら遠慮なくマナに置いてくだい。

・「光魔の鎧」
ギャラクシールドの基本パーツその4
重要なトリガー枠。シャッフやファイナルストップで止められないので、環境次第では、銀河マックスよりも優先したいカードですが、多色のため3枚採用に留まりました。
初手にくるとまずマナに置くことになるカードですが、後半はゲンムの種として貴重なクリーチャーとなるので、マナには置かず7コスト払って召喚することもあります。


・「絶対の楯騎士」
ギャラクシールドの基本パーツにしてこのデッキの最重要カードです。
4ターン目にエメラル等から置かなくても、相手の盤面と手札を刈り取ってから6コスト払って出す場面も多いです。役割としては、盾増加+ドロソ+大型ブロッカー+ゲンムの種と多岐にわたります。
無理して急いで盾に置く必要はなく相手をコントロールしきってから出したいカードです。
アブソリュートが連鎖して一気に盤面展開出来ればカウンターで直ぐにムゲンクライムに繋ぐこともでき、ゲンムエンペラーと相性が非常にいいカードです。
盾に表向きに置くカードはトリガーである必要はなく、ゲンムエンペラーなどの後半に使うカードを置いておくプランもとれます。
このデッキはゲンムエンペラーが全ブレイクしてくれるため、アブソリュートの攻撃で山札を減らしてしまうことを気にする必要はありません。

・∞龍 ゲンムエンペラー
最強のフィニッシャー。
ギャラクシールドのフィニッシャーはシャコガイルやサッヴァークが採用されていることがありますが、ゲンムには黒が含まれるため最初に引いてもハンデスカードのマナ基盤になることが大きなメリットです。
また、カイタイと雷光で相手の盾が増えても、ゲンムの∞ブレイカーで問題なく全ブレイクできます。
現環境で刺さらない対面はほとんどなく、効かない相手でも最低限墓地から出てくる∞ブレイカーとして機能するので、安定したフィニッシャーとして活躍してくれます。2枚のみの採用ですが、盾回収が多く、山札を掘ることもできるデッキですので1枚目はマナに置いてもそこまで困りません。
何も考えないとハンデスデッキはクリーチャーの比率が減ってしまうで、ゲンムの種となるクリーチャーを多めに入れることを意識してデッキを構築しました。

〇環境次第で採用候補となるカード


・奇石 ベイブレンラ/スーパー・エターナル・スパーク
新世界メタとして採用したいカード。遥典も新世界メタになりますが、バウンスでは再利用されることと多色であることから、どちらかというとこちらの方を優先したいです。

・奇跡オリオン
ビート対面だけでなくデスザークにも刺さる1枚。クリーチャーのため、盾からトリガーして返しにゲンムエンペラーに繋ぎやすいカードです。
巨大クリーチャーをどかす手段が乏しいため、貴重な除去クリーチャーです。

・拷問ロストマインド
最強の呪文メタ。青魔道具に対してはジョー星と合わせてかなりの遅延が狙えるので勝率がグッと上がります。サバキ、カリヤドネに対しても勝率が上がるので環境次第では採用したいカードです。

・「蒼刀の輝将」
ハンデスに入るドロソという意味でものすごく入れたいカードですが、青単色のカードを入れる枠がないため仕方なく不採用。
入れ替える枠は色的にジョー星かクローチェぐらいなので、それらのメタが刺さらなくなった時に入れたい最優先カードです。

・洗脳センノー
アズール同様に色の関係で不採用。入れ替える枠が色的にジョー星しかないので、ジョー星が刺さらなくなった時、カード指定除去が蔓延した時に入れ替えたい1枚です。

・DG- パルテノン ~龍の創り出される地~
現状の環境ではカリヤドネリペアはほとんど見られず、ネバーループはハンデスで対処しやすいためパルテノンが刺さる対面がほとんどありません。オリジナル環境の新たなループが流行るまでは採用する必要はないと思われます。

・異端流しオニカマス
ノヴァや邪王門系のデッキが増えた場合には採用される1枚。特に邪王門に対しては三眼槍ぐらいしか安定してオニカマスの攻撃を止めれないため、
盾を0にすることを躊躇わせることができます。

・イグゾースト・II・フォー
オリジナルフォーマット版ウェイブとして使いやすい性能です。序盤のハンデスを再利用しつつ相手の盤面を止めることができ、銀河MAXさえも再利用できるため、幅広い活躍ができます。
唯一のネックは青単色のため、色の都合で入りにくいことです。

・アイアンマンハッタン
通常のギャラクシールドにはモモキングがフィニッシャーとして入ることがありますが、この構築はカイタイも採用しているため、相手の盾が増えモモキングでも打点が足りないことがあります。
そのため盾が多くても割り切れるマンハッタンが候補にあがりました。色はジョースターで補完し、返しのターンの多面展開も止めれるため、ゲンムが効きづらい対面が増えれば採用される可能性があると思います。

・「新時代の福音」
除去体制付与しつつ追加ターンも防ぐ万能カードのため、新弾発売後には確実に投入されるカードです。ガリュミーズの追加ターンを防げるため、青魔道具対面の勝率が上がると思われます。
このカードによって相手のウキドゥを使いたいタイミングが増えるため、3ターン目で福音を貼ってウキドゥを使わせ、4ターン目に本命のギャラクシールドを使うという動きもできるかもしれません。


〇オリジナル環境各対面プレイングメモ

・ダムド
ジョー星が刺さる対面。ダムドが侵略出来ず、レッドギラゾーンのチェンジも封じれ、VV8の封印もはがせなくなり、ダークネスの蘇生もできなくなります。相手の手札が0になることを目指し、その後にジョー星で動きを封じます。ジョー星がないと手札0からでもヴェルデダムドを使われてアブソリュートすら簡単に除去されるため、ジョー星を貼るまでアブソリュートは出さないようにします。色がなくなるため運命の選択も怖くありません。
基本ゲンム着地を目指しますが、ジョー星の除去手段がありそうならゲンムを待たずに攻撃することもあります。

・デスザーク
先にハンデスをしきってクローチェを出すところまでできれば勝ちです。相手の3コスト以下のカードで手札が増えるカードはないので相手の手札が先に無くなることが多いです。ハンデスしても5マナ貯まれば墓地からダークネスで魔道具を蘇生されますが、ジョー星かクローチェでケア出来ます。
ハンデス→クローチェ→ダークネスで盤面除去の流れで相手をコントロールすること意識して下さい。パラノーマルと墳墓が思っている以上に刺さるので、引いたら使うタイミングを見極めて下さい。
あまり見ませんが、盾回収手段としてドゥンブレが入っている可能性があります。
ゲンムを出しても封じれないトリガーである卍獄殺にも注意。


・ノヴァ
ハンデスもジョー星も刺さり、盾で返すこともできるのでかなりの有利対面。
盾で受けるよりハンデスした方が確実性が高いのでカナシミを持っていたら遠慮なく2ターン目からハンデスを。
ハンデスしてもGWDで手札を増やされる危険があるので、エメラル、ジャドク丸は出さない方がいい場面もあります。オニカマス含め、小型を一掃できるパラノーマルが活躍する数少ない対面です。


・青魔道具
ジョー星で新世界を無効化できますが、エアヴォで剥がされるため、どこまで遅延できるかの勝負になります。
新世界を貼られても粘り強くハンデスすれば、エアヴォを落とすこともできますし、手札がカツカツになればガリュミーズ、メラヴォルガルを墓地に落とさざるを得なくなります。そこにクローチェを出してさらに遅延することもできます。雷光を貼って耐えたり、カイタイでエアヴォを盾に埋めたり、あらゆる妨害を駆使してライブラリアウトさせるか、ゲンムを着地させ全ての呪文をゾメンザン化させた上で雷光で盾を守りきって勝ちを取りにいきます。
ゲンムを出しても魔道具呪文を新世界の下に置けるのでガリュミーズを唱えられてしまう点には注意。

・サバキZ
ジョー星もハンデスも刺さるかなりの有利対面。
ただし、サッヴァークを出されると一気に苦しくなるのでその前にハンドを枯らすことを目指します。
絶十の軽減を防ぐために、絶十が着地する前からジョー星を貼りに行くことが大事です。基本サッヴァークしかジョー星を剥がす手段がないため、相手が7マナ溜まる前にハンデス仕切ってゲンム着地することが理想です。


・赤黒邪王門
ハンデスとギャラクシールドを駆使して、鬼タイムを発動しないように立ち回ることが重要。
ただ、大量に盾を回収するカードが投入されているため、カイタイを使うタイミングが重要。ジャオウガで盾全回収されて、エンドジャオウガを構えられたタイミングで使うと効果的。鬼エンドを使わせないために雷光の盾送りも利用して下さい。
ハンデスしつつ、盾で受けて返すのがメインのプランとなります。
ジョー星で邪王門、ボルドギを無効化できるため、相手の盾が減っていればゲンムをだすまでもなく勝てます。
ジョー星は獄鬼夜城の除去手段にもなるのでマナに置かずキープして下さい。

・チェンジザ覇道(ドンジャングル)
チェンジザが出る前に相手の手札を0にしておきたい対面です。チェンジザを引かれてもジャドク丸かダークネスを使って最優先で処理すれば、相手の手札は増えないので、どちらかの除去札は温存しておきます。覇道であれば手札が枯れれば動けません。ドンジャングル型であればアブソリュートとブロッカーを並べ、アブソリュートを守りつつ返しにダークネスでパワーを下げてアブソリュートで殴り返すことができます。
サイクリカが入っていることが多いため、7マナ溜まっていればクローチェは直ぐに出しましょう。

・ギャラクシールド
ハンデスで先に手札を枯らし、先に展開して勝ちを目指します。
ゲンムエンペラーが刺さりにくい対面ですが、一度着地してしまえば盾に送られても、簡単に盾回収できる構築のため、そこまで困りません。カイタイが効かず、ドロソも多い対面のため、ダークネスを何回打てるかが勝負になります。
サッヴァークを立てられると一気に不利になるため、出される前にハンデスしてコントロールしきって下さい。

・キリフダッシュ
メタカードが刺さらず、ドラ息子や4コスモモキング、ベアシガラで手札が増えるためハンデスも効きづらい対面です。
ジャドク丸で盤面除去しつつ、雷光を貼ることに間に合えば盾をブレイクされないため、キリフダッシュを封じることができます。キリフダッシュが環境的に増えれば、雷光を4枚採用にしつつ低コスト盤面除去を増やす必要がありそうです。

・5Cビマナ
ハンデスしつつジョー星を立てて獅子王の大量ブーストを止めたりなど、相手の行動を遅延させます。墳墓を引ければ大きく刺さる可能性が高いため、ぜひ墳墓によるランデスを狙っていきたい対面です。
ただマナが伸び切ってしまうとトップ解決されかねないため、早めに決着をつけに行くことが大事です。

【4/5追記 後述の最新の構築の前提で説明しています。】
・ジョー星ゼロルピア
基本的に有利対面。パラノーマルを盾に貼ることができれば実質詰ませることができるので、そこまでにどれだけ妨害できるかが鍵となります。
手札を0にしても墓地からヴォダラ、ジョイダムで展開されるため、
早めにクローチェを出すことも重要です。またトップニヤリーゲット1枚から負けにつながることもあるため、ゲオルグバーボシュタインを立てておきたい対面です。
ゲオルグがいると相手のアツト・ノロンで手札を捨てるときに-3000が二回発動するため盤面を壊滅させることが可能。ただしジョー星があるとダークネスでゲオルグが釣れないため、ゴーストタッチとして使わず温存した方がいい場面が多いです。
ハンデス→ゲオルグ→パラノーマルorゲンムという流れを意識して勝ちにつなげてください。

・墓地退化
下手にハンデスすると3ターン目にゲンムやバルカディアが飛んできたり、バイケンが出てくるので、ハンデスするタイミングに注意したい対面。
ただし、基本的にはパーツを手札に揃えるデッキのため手札を枯らしに行くことになります。
バイケン1枚でダークネスの2ハンデスは無効化されてしまうため、ダークネスはハンデス以外の用途で使うことが多いです。
このデッキもゲンムかパラノーマルで詰むためそれまでの間にどこまで妨害するかが勝負です。相手のゲンムが退化で出てきても、雷光でかえせるため、手札にキープしておくことが大事です。

・墓地ソース
ハンデスしきってもトップGTやビギニングオブジエンドで解決されていまいます。クローチェを引けるかが勝敗を分けます。
相手のビギニングオブジエンドを利用できるウォズレックの上面も貴重なカードになります。
ただしGTが出ても、こちらの大部分のクリーチャーは召喚できるので、相手の手札と盤面を0にすることを目指して動いてください。

・ロマノフワンショット
ハンデスが効きづらい相手ですが、逆にハンデスを渋って渋ってしまっては、
蘇生札を落とせないため、序盤からガンガンハンデスしていきます。
ゲンムを出せればほぼ勝ちですが、SSTをケアするために絶対に全ブレイクはしないこと。
クローチェを出したターンに盾を詰めることでも勝てる可能性は高いので、攻撃するタイミングを見計らって盤面を展開してください。

【8/1追記 以下ルール変更で環境から消えたデッキですが、参考に残しています】
・ゾンビパルテノンループ
ハンデスが刺さるため有利対面。ウォズレックでアクアティーチャーもゾンビも落とせるので、相手はパーツがかなり揃えにくくなります。
手札が減ってくると相手はノーチャージエンドを繰り返してくるので、
ウォズレックをクリーチャー側で出し、2ハンデスを狙っていきます。
ゼロルピア対面同様に、パラノーマルorゲンムで詰ませることができます。

・ベラドマイループ
かなりの不利対面。ハンデスしても墓地からダークネスでパーツを揃えられるため、ハンデスよりも自分の動きを優先し、いち早くゲンムかパラノーマルを着地したい対面です。
もし相手がバリケドだけを先に出して来たら、
毎ターン楯騎士からパラノーマルを貼るチャンスが生まれるので、除去しない方がいいことも多いです。
クローチェが大事になってくるため、このデッキが増えたらクローチェを増量を。


〇2ブロック用構築(十王、超天篇)

基盤がほとんど2ブロックのため、少し構築を変えれば2ブロックでも使用可能です!

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新たに追加したカード解説

・ワナビーワラビー
2ブロックのほとんどのデッキはGRを使用するため、強烈に刺さる1枚です。その上2コストのクリーチャーのためゲンムのムゲンクライムの種にもなります。2ターン目に出したい対面が多いため4枚採用。
オリジナル環境と異なり天啓やサザンエーなどマグナ1枚から大量ドローに繋がりかねないので、ハンデス仕切ってもワラビーを立てなければ安心できません。

・昏き月のシニガミ
オシオキムーンで1体にマイナス3000できるクリーチャー。1枚立てるだけでヴァイカーの連続攻撃も自動的にストップする上、オシオキムーンは能動的に発動することができるため、このデッキとかなり相性がいいカードです。カナシミ、ジャドク丸、エメラル、ギャラクシールドの16枚がオシオキムーンを発動させることができます。2ブロックのパラノーマル的な役割です。
他にもアビスやファントムなど余裕があれば入れたいオシオキムーンのカードを採用していきたいです。

・緑知銀 グィムショウ
クローチェの変わりに採用しています。2ブロックのドラガンザーク含む墓地メタと、自分の山札回復の役割を果たします。クローチェ同様にダークネスとゲンムが墓地から消えるので、雷光で手札を捨てる場合順番に注意。

〇十王編 1ブロック用構築
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1ブロックになることでブレインタッチ、ダークネスが使用できなくなります。重要なハンデス要素が無くなってしまうため、その穴を埋めるのがゴーストタッチとマジックス。

ゴーストタッチによって自分の手札も減ってしまいますが、マジックスに繋げることで再利用でき、6マナマジックスから2コスハンデス+銀河MAXのような動きも可能になります。

またオリジナル環境よりもビートしてくるデッキが多いため、オラクルジュエルを追加し、受けを厚くしています。

〇アドバンス用構築

・構築その1 ドロマーハンデス型

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アドバンスは他のフォーマットよりも決着が早く、2ターン目のハンデスの重要度が上がります。そのためウォズレックを4枚採用して、確実に初動を落とす構築になりました。
オカルトのアツトやドラグナーのブレインストームを落とすことで遅延し、アブソリュート着地を目指します。メタカードとしてセンノー、エクストラホールも追加しています。
さらにデジルムカデを採用することで他のフォーマットよりもコントロール力がアップしています。もし相手がクリーチャーを出してきたら、自動的にアブソリュートの的になるため、簡単に相手はクリーチャーを出せません。
オカルト対面ではまずはハンデスを優先し、墓地に落ちたアンダケインをエクストラホールで山札に戻します。センノーで遅延しつつ、ウォズレックでエクストラホールを再利用する頃には盤面にクリーチャーが並ぶのでゲンムエンペラーを出してフィニッシュを目指して下さい。

・構築その2 青白アダムスキー型

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※ミラクルスターの部分は新カード福音です。

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コマンドである雷光、福音に加えてシャッフやサイキックの水のコマンドを呼び出し、鉄壁の守りからカウンターでアダムスキーライブラリアウトを狙う構築です。
ダイスベガスはジョー星を剥がすこともでき、デンジャラスイッチで銀河MAXも打てるので色んな使い道ができます!


4/4までのCS対戦記録と現在の構築

【4/5追記】
上記の記事を書いてから環境は大きく変わり、構築もかなり変わりました。
リアルCSが再開されることが決まった2月末から現在までこのハンデスギャラクシールドを使い続けました。
その結果、2位、3位、4位を各1回、ベスト8が3回という結果を残すことができました。その結果と構築の変遷を紹介させて頂きたいと思います。
現在の構築が知りたい方は最後まで飛ばして下さい。


2021年2月 第30回VDuel CS 3位
 1回戦× ジョー星ゼロルピア
 2回戦〇 青白ギャラクシールド
 3回戦〇 ジョーカーズ
 4回戦〇 青白ギャラクシールド
 5回戦〇 ネバーループ
 本戦1回戦〇 赤黒邪王門
 本戦2回戦〇 印鑑パラス
 準決勝× 墓地ソース
 3位決定戦〇 青白ギャラクシールド

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優勝してから2か月間、ギャラクシールド以外を使ってリモートCSに出ていましたが、大きく環境は変わったことは明白でした。
その1番の原因がジョー星。ゼロルピアをはじめギャラクシールドなどさまざまなデッキに投入されたことでダムドは激減。ジョー星に対抗するためカード指定除去や無色を利用するカードの採用が増え、ジョー星を対策することは必須となりました。
そんな状況でギャラクシールドにジョー星を入れる意味は全くありませんでした。

その空いた枠に投入したのがゲオルグバーボシュタイン。何気なく2コストハンデスとして投入しましたが、使えば使うほどこのカードの万能性に気づき始めました。
①2コストの軽量ハンデス 
②ダークネスで蘇生できるゲンムの種
③アツトが出ると-3000×2でゼロルピアが溶ける
④攻撃しながらハンデスしつつ盤面を殲滅できるフィニッシャー
特に④の役割がかなり大きく、ゲンムなしでも安定したフィニッシュをすることができるようになり、ゲンムが引けなくて負けることが無くなりました。

2021年3月 第2回CARDMAX リモートデュエマCS ベスト16
 1回戦〇 赤緑キリフダッシュ
 2回戦〇 ロマノフワンショット
 3回戦〇 青黒ムゲンクライム
 4回戦× 黒単デスザーク
 5回戦〇 赤白ノヴァ
 本戦1回戦× ダムド

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今回新たに追加したのが「驚愕の鉄人」。
このデッキがあまりにも楯騎士に依存しているため、5枚目以降の楯騎士になりえるカードとして投入しました。楯騎士やクローチェを探すのに使え、相手の除去手段としても利用できます。
ただしバウンスが強制のため、自分の場にクリーチャーがいないとハンデスプランとかみ合わないこともあるので注意が必要です。
手札の枚数を増やしたいコントロール環境では驚愕の鉄人はかなり有効です。


2021年3月 こあら杯オンライン(リモートCS)4位
 1回戦〇 赤白ボルシャック
 2回戦〇 ゼロルピアジョー星
 3回戦〇 青黒ハンデス
 4回戦× 赤黒邪王門
 5回戦〇 赤黒邪王門

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構築は変わりませんが、ブレインタッチの代わりに投入したウォズレックが活躍。かなりドロマーハンデスに近い構築になっており、ギャラクシールドの動きよりも相手の妨害を優先して動きます。ウォズレックから再利用でき、手打ちも可能なトリガーであるデーモンバイツも採用。赤黒やエクスなどビートが増えて来たため、ジャドク丸の盾回収が致命傷となる場面が多く、代わりに投入しました。

2021年3月 蓮華RDC (リモートCS)8位
 1回戦〇 ゾンビパルテノン
 2回戦〇 墓地退化
 3回戦× デスザーク
 4回戦〇 ムゲンクライム
 5回戦〇 ドロマーハンデス

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今回新たに追加した改造治療院はイマイチでした。やはりセルフは使える場面が限られる上、墓地回収が活きることもありませんでした。


2021年3月 はっちCS ベスト8
 1回戦 先〇 青白ギャラクシールド
 2回戦 後〇 5Cコントロール
 3回戦 後〇 カリヤドネループ
 4回戦 先× 青白ギャラクシールド
 5回戦 先〇 ゾンビパルテノン
 本戦1回戦 先〇 ダムド
 本戦2回戦 後× ジョー星ゼロルピア

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今回新たに追加したのがローズキャッスル。
ゾンビループのアクアティーチャーを止めるために採用したカード。
他にパワー1000で破壊したいのは、ゼロルピア、ゼノシャーク、デススマーチと案外広く、
パラノーマルと合わせると、ヴォーミラヴォガイガ、ヴェルデの範囲まで及ぶため、環境次第では絶妙に刺さるカードです。
パワー2000以上が横にいるとすぐに割られてしまいますが、そこからトリガーが捲れればかなりのアドバンテージが得られるため、その前に1体でも破壊できていれば十分すぎる働きです。しかし案外デスマーチもゼノシャークも周りにいませんでした。
負けた2回はハンデスが足りなかったと思われるため、ローズキャッスル2枠をハンデスに変更することに。


2021年4月 はっちCS 準優勝
 1回戦× ダムド
 2回戦〇 ゴクウチャージョーカーズ
 3回戦〇 赤青エクス
 4回戦〇 赤黒邪王門
 5回戦〇 ブライゼシュート
 本戦1回戦〇 墓地ソース
 本戦2回戦 〇 赤青エクス
 準決勝〇 ハチ公ワンショット
 決定戦× 赤黒邪王門

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サブマリンからの準優勝!最初のダムドは不利対面で仕方ない負け。決勝はジャオウガを落とせず負けのため、両方とも仕方ないと思っています。
今回新たに投入したのがゼノシャーク。オリジナルのループデッキはクリーチャーを盤面に並べてループするものが多いため、パラノーマル1枚で止めることができます。それを持ってくるのが主な役割でした。
ビードデッキに対しても、トリガーからパラノーマルや雷光など相手の盤面を止める適切なカードを持ってくることができいい仕事をしてくれます。
ツインパクトである必要があるか疑問に思われるかもしれませんが、このデッキの貴重なシングルブレーカーとして使うことができます。相手の手札0、ゲオルグのスマッシュバーストで盾を詰めたい場面で、盾1枚だけをブレイクしたい時に使うことがあります。
クリメモを入れることで、墳墓やクローチェを1枚済みでも仕事をしてくれるようになるため、かなり構築の幅を広げることができます。


このCSで2コストハンデスにもアップデートがありました。2コストのデメリットなしのランダム/ピーピングハンデスは主に下記の6種類。
特攻ジェニー、ゴーストタッチ、ゲオルグバーボシュタイン、ジェニコの知らない世界、マインドリセット、ウォズレックの審問。
ゲオルグとウォズレックは4枚採用し、カナシミ4枚とブレインタッチ2枚も含めて14枚採用していましたが、その次の候補として今までジェニコを採用していました。
しかし今までこのカードを採用してクリーチャー面で使うことはゼロ。しっくりきていないカードでしたが、仕方なく採用していました。

今回のCSではゲオルグの下側のゴーストタッチをトリガーで使ったことで勝った試合が2度ありました。アブソリュートでトリガーを仕込めるのだからゴーストタッチをただ打ちできる機会は多いわけです。
そうなればジェニコより優先すべきは明白。非ツインパクトのゴーストタッチ。
トップメタの赤青エクスにかなり刺さり、トリガーすることで、バルチュリスやチェンジで手札に返ったドルガンチュリスを落とすことが可能となります。

2021年4月 京都流星杯ベスト8
 1回戦〇 印鑑パラス
 2回戦〇 赤黒邪王門
 3回戦〇 赤白ノヴァ
 4回戦× ジョー星ゼロルピア
 5回戦〇 赤黒邪王門
 本戦1回戦× ケドマイループ

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王来編1弾でオリジナル環境は大きく変わると思いますが、それまでの間はこのデッキは間違いなく強いデッキだと思います。

2021年7月 はっちCSベスト16

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 1回戦〇 ダムド
 2回戦〇 赤単
 3回戦〇 墓地ソ
 4回戦〇 シータモモキング
 5回戦× 青黒ガルラガン
 本戦1回戦× 赤単

赤単にトップ我我我でデドダムを逃してしまいましたが、予選3位の好成績を収めることができました。5Cが減り気味な今またギャラクシールドは使い時かもしれません。
新カード激情の福音は5枚目以降のアブソリュート的な役割を担い、クローチェやダークネスなどを引く確率を上げてくれるキーカードとして活躍しました。


以上が今回の解説記事となります。


何か不明点やプレイングの不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
今までギャラクシールドを使い込んで来なかった私でも優勝できたので、プレイングはそこまで難しくないはずです。是非CSで使ってデドダムを手に入れてください!


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