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稼ぎたいと思えない

この記事は、過去のメルマガより、一部抜粋・再編集して掲載しております。

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ごきげんよう、サーヤです。

今日はこちらのご質問に回答します。

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サーヤ様

こんにちは。
節約も才能というメルマガ、とても興味深く読ませて頂きました。

私は正財も偏財も持っていて身強(帝旺持ち)です。

正財もちの母に育てられたせいか、少し前まではめちゃくちゃ貯金していて、お金を使うことが恐怖でした。やってみたいこと(副業)にお金をかけることも、「お金はあるけど無駄になったらどうしよう」と怖くて使えませんでした。

でも、サーヤさんの占いに出会って、挑戦してみようと思い、自己投資と考えてお金を使い始めたら、ためらわず使えるようになりました。

お金への執着が弱まったというか、お金の事ばかり考える状態から抜けられたので、個人的には良い変化ととらえています。

メルマガにあったように、借金などのトラブルのない範囲で気ままに生きるのが私には合っているのかなと思います。

ただ、借金はありませんが、貯金残高はかなり大きく減りました。

身強ですが、お金を稼ごうとする意欲(出世欲など)も強くなく、現状、出費ばかりにもかかわらず、不安を感じていません(^^;)

これは良いことなのか、今までの反動で偏財が暴走しているだけなのか悩んでいます。

サーヤさんの考えやアドバイスを頂けると嬉しいです。

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ありがとうございます。

ご相談いただいた情報をもとにサーヤがいえることは、2つです。

1つ目は、正財と偏財両方との付き合い方について。

正直にいって、お金との付き合い方、使い方に「正解」はありません。それは人はそれぞれがトライアンドエラーで、探り当てるべきものだからです。貯めまくるのも自由、使いまくるのも自由、稼ぐのも自由、そういうお金との関わりを断ち切ってしまうのも、本人の自由というわけです。

なので、お金との付き合い方に悩む全ての方へのアドバイスは「自分の心地よいバランスを、自分の感覚で探しましょう」ということになります。貯金0円でも大丈夫なのかは実際になってみないとわからないし、ではいくら貯金があれば安心していられるのかも、自分の肌感覚で確かめる必要があります。

今回のご質問については、正財も偏財も両方お持ちなのであれば、両方の特性を活かすのがベストです。正財を活かすには、生活に必要なお金以外に、ある程度の貯金があったほうが安心できるでしょう。偏財を活かすには、好きな時に外食したり、友達の誕生日を祝ったりするために「いつでも好きなことに使って良いお金」を、貯金とは別に用意して気兼ねなく使って、お金とちょうど良い距離感を保ちましょう。

ただし「身強」である帝旺をお持ちとなると、すんなりと正財偏財だけを考慮していれば良いとは言えなくなります。身強の特徴は「欲の強さ」です。身強を持つ人は「それなりの幸せ」では満足できません。どんなに表面上は幸せに見える人でも「それなりの幸せ」では物足りなくなります。

しかもその欲は、抑えているつもりでも年齢を重ねるごとに大きく膨れ上がり、仕事や生活のストレスが加わると余計に強烈な「何かを欲する力」になります。その自分の欲深さを自覚できず、必要な努力や向き合うべき試練から逃げてしまうと、身強の強さに自分が喰われてしまって「自分以外の成功者への恨みつらみと妬みでお腹がパンパンに膨れ上がっている」人は多いです。

もちろん、身強の欲深さを満足させるためには、一生懸命働いたり他の人が気づかないような着眼点を活かして、たくさんお金を稼ぐことも必要で、しかも他力本願では足りません。大金持ちと結婚して裕福になろうが、働かなくても生きていけそうな額の遺産を相続しようが「自分のエネルギーを使ってお金を得る、それで物欲を満たす」という行為が、身強の欲を満たすために絶対に必要なんです。

専業主婦になると家庭不和を起こす身強の女性が多いのですが、それは「本当は自分のエネルギーを向けるために仕事をした方がいいのに専業主婦になってしまった結果、やたら家事を完璧にこなそうとしてしまって、家族への当たりがキツくなったり、自分の代わりに子供に期待を背負わせすぎて子供が不安定になり、内部から家庭を壊してしまう」から。

前置きが長くなりましたが、サーヤが言えることの2つ目は、あなたの向き合うべき強敵は正財や偏財ではなく「身強である帝旺」で、帝旺とどう付き合うかが大事、ということ。

今回のご相談の場合、これまで理性で押さえつけられていた「偏財」が暴走している可能性もあります。本来偏財は「お金を回す」能力なので、正財の「とにかく貯めよう」ばかりを優先されて、長年押さえつけられると、やはりその反動も大きくなります。そんな偏財が、身強とタッグを組んでしまったら・・・努力や課題を回避して「お金を使うことの快感」だけに縋ってしまって、結果的に経済が破綻する、という展開もあり得ます。

単純な算数で、収入が増えないのに支出だけ増えたら、貯金は減るし、借金などのリスクを背負うことにもなりかねません。それを望んでいないのであれば、早めの対応が必要です。

ではどんな対策をすればいいか、という話ですが、これはもう「正しく努力して身強のエネルギーを使う」ということです。帝旺は特に「カリスマ性を求める」という種類の欲の強さなので、今回ご相談をいただいた方は、年齢を重ねるごとに「肩書き」「社会的地位」「他者からの信頼」を求める気持ちが強くなると予想されます。そこに向けて、今から先行投資するのがおすすめです。

あなたは本気でやれば、億単位でお金を稼いだり、カリスマと呼ばれたり、社会的成功を収めることができる運とバイタリティの持ち主です。しかしまだ「お金を稼ぎたいとは思えない」「これがやりたいと思えるものに出会えていない」なら、これでお金を稼ぎたい、と思える対象を見つけるための努力を積極的にすべきです。先行投資とは、その可能性を探る手段を、お金で買いましょうということ。

少しでも興味のあることは学び、体験しましょう。その分野の勉強にお金を使うとか、何かの経験を得るためにお金を使いましょう。別にそれを何十年も続けてプロになれとか仕事にしろというわけではなく、むしろ「可能性をつぶしておく」くらいの気持ちでOKです。イルカの調教師でも、編み物の先生でも、現在の職場のスペシャリストでも、なんでもOKです。どんどん挑戦して、違うなと感じたらいつでもやめていいです。

逆に挑戦せずいつまでも「こういうことをやってみたいな」「こんな人生だったらいいのに」と頭の中でシミュレーションしているだけでは、状況は1ミリも変わりません。思っているだけより調べてみる、調べてみるだけよりやってみるのです。その中であなたが「これがいい」と思えるものに出会えます。仕事だったら、出世したくなるでしょう。

そして出会えたときにこそ、身強のパワーを使うのです。自分の持っている全ての資産を集中投下するのです。お金だけではなく、時間も、人脈も、体力も気力も全て使いましょう。それが正しい努力であり、そのための身強のパワーです。

そのときまで、貯めすぎず使いすぎず、正財偏財とうまく付き合ってください。あなたにとってお金は安心材料でもあり、武器でもあります。悩んでこだわって敵にするより、味方にしておく方が、都合がいいですよ。

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