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正しいヘルプとは?

まず最初に、自分は基本的に「NO HELP」派です。
レースでも練習でもそうですし、自分に対しても他のライダーに対しても。

ただ、基本的にという事はもちろん例外もあって、
(1)バイクに挟まれたりしていて危ない時
(2)ライダー1人では復帰できない時
(3)初心者レースで1人がずっとスタックしていて他にラインが無く、レース進行に支障がありそうな時(これは判断が分かれると思いますが)
(4)レースでライダー同士が助け合った方が早い場合
の時はHELPします。

(1)は当然すぐさま助けに行かないとマズい状況ですので説明するまでもないですね。(2)はそれによって他のライダーに不利益が生じる事はほぼないですし、理解はして貰えると思います。

(3)は難しい所です…。難所で助けて貰えたライダーはその後助けて貰えないライダーと比べて利益を受けています。ただ、そこでずっととどまっている事自体が他の多数のライダーの不利益になります。本来ならばライダー同士が助けて合ってラインをクリアーにする事で助けたライダーも早く進む事が出来るというのが理想的です。ですが、初心者ではまずそれは出来ないはずです。なので、レーススタッフなり、ベテランの観戦者がそれをサポートするのは自分的にはアリではないかと思っています。

しかし、チーム員が多いチームが、寄ってたかってチームメイトをヘルプし過ぎるのはどうなのかな~?と。確かに、エントリーフィーに遠征費用と時間がかかったレースで周回したい、させたい気持ちは良く分かりますが、レースとして他のライダーから見たら順位差がついて不公平感がありますし、自分の持っているスキルでクリアーしてこそエンデューロかと。周回出来なかった…悔しい!次こそは~という感情がある事でモチベーションや良い思い出になるのではないかと自分は考えています。

レースだけでは無く、練習の時に初心者と一緒に走る場合、行けないからとすぐに引っ張り上げてヘルプするのではその人のスキル向上の為になりません。行けないならアドバイスして再度チャレンジさせる、それでもダメそうならセクションのレベルを下げた場所へ連れて行くなど、上手い人がレベルを合わせるのが大切かと。もちろん出来るか出来ないかのステアとかでのマインダーとしてのヘルプは積極的にやった方が安全、安心してトライ出来ますね。

(4)はレースという競い合いの場であってもお互いのメリットを考えて一時的に助け合う。これこそがハードエンデューロの良い部分でもあり、単なる楽する為に観客に手伝って貰うとかでは無く、勝負として計算した上での行為。コースに対して皆で頑張って越えたね♪では無く、コースを走る技術は当然あって、その上で自力で他のライダーと勝負できるようになりたいと思っています。

長くなってしまいましたが、ヘルプの仕方を書きます。

まず、ダメな例から。

次に正しい例を。

ライダーもヘルプする人も必ず知っていて欲しいと思います。ヘルプが正しければ、路面も荒れ過ぎず、自分も周りの人もストレスなく通過できますが、悪い方法だと悪夢のような事態にもなりかねませんので…。

最後に、バイクにスタックベルトついていますよね?フロント側に付いていないという事は「ヘルプしないでくれ!」という主張と思われても仕方ありませんw そういう自力で行きたい人でも最悪リア側に付けて置く事をお勧めします。ホームセンターでベルトと金具を買って自作しても良いですね。


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