見出し画像

森輪(しんりん)を走ってみた

森輪(しんりん)は神奈川県からも近い、山梨県の道志みちの途中にあるコースで、1年前から開拓が始まってようやく2023年4月22日にオープンする事になったので走りに行ってきました。

森輪についてはこちらを読んでみてください。

オフィシャルサイトはこちらになります。コース走行には予約とクロスミッションIDの加入が必要です。

オフロードコースですが、一般的なモトクロスやエンデューロコースとは違い、山の中の作業道を主体としたコースです。「林業×オートバイ」のとおり、林業とバイクが同じ道を使って共存する事がコンセプトなので、競技的なコースで求めるような走り方とはちょっと違って、路面との対話が特に大事になりますね。

まだ森輪に行った事が無い人に向けてコースの紹介をしてみます。

場所は、R413道志みちの途中、青根キャンプ場へ向かうR76を曲がって、道志ダムの橋を渡ってすぐのFLAG-UPが受付場所となります。

FLAG-UPのすぐ上に駐車場があるのでトランポも停める事が出来るので、自走だけじゃなくレーサーでも大丈夫です。

そこからコース入り口まで少し舗装路を走って数十秒です。

林道の入り口の様な感じで砂利の登りが少し続いた後に出てくる3つの切り返しが、初級者にとっては第一の関門となりますね。このフローティングターン(もしくはピボットで小刻みにフロントを振る)が出来ないと登れないです。

登りの場合のフローティングターンや、下りの場合のタイトターンのやり方はSLORIDE ONLINE SCHOOL(https://note.com/kervos/n/nb86fe3da0c7f)でも紹介しています。これが出来ると出来ないでは大違いです。

それを越えた先も結構細い移動路と片側が崖になっているので、全くの初心者はまず無理だと思いますが、初級者以上でも最低でもフロントアップで左右に振れたり、足を着かずに走れる、掘らずにグリップさせて走る技術は必須なコースだと感じました。

フローティングターンが出来る人にとっては頂上まではリエゾンです。大体10分程度で登れる距離です(人によっては2時間近く掛かる場合もあったとか…)

頂上はちょっとした広場となっており、開けているので陽当たりも良く、ハンモックがあったりして気持ちの良い休憩スペースとなっています。

切株を使ったステアケースで遊ぶことも出来ます。

画像では登りですが、頂上からダムに繋がるルートは更に急こう配で、切り返しが沢山出てきます。

高低差からどれだけタイトで急か分かるかと思います。

特にダムに繋がる部分のヒルクライムは難しい訳ではないけど、適度に根っこや岩があったりして楽しかったですね。

これから開拓が進めば色々なルートが出来て、周回して走る事も出来るみたいなので楽しみです。

東京、神奈川に住んでいて自走でも行ける距離、リーガルに山を走れる貴重な場所であり、コースの近くには温泉やキャンプ場もあるので、そうした場所を求めていた人にとっては待望のコースだと思います。

一方、全くの初心者やまだ基礎が出来ていない初級者向きでは無いし、ヒルクライムとかセクションをガンガンやりたい人向きでは無いし、いわゆる林道アタック系のヘルプ前提の走りをするグループ向けでは無いと自分は感じましたので、そうしたミスマッチが無いよう参考にして貰えたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?