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2021.5.23 CGCダイナランド

CGCダイナランドに参加された方々、スタッフの皆様、お疲れ様でした。CGCは去年の信州大町以来1年ぶりでしたが、絶妙なコース設定の難しさが流石CGCだったなぁ~と満喫させて貰いました。

前回と今回のCGCの間にはシコクベルグとSUGOアタックライドしか出ていないのですが、シコクベルグの場合はセクションがほぼヒルクライムで行けるか行けないかであまりイゴつくようなセクションが無いし、渋滞で休めるのでレース中もレース後も疲れた感が無かった(会場までのクルマの移動の方が疲れた…)ですし、SUGOの場合はエンデューロではないのでそもそも疲れませんでしたしね。そういう意味でもCGCはセクションもだけど、移動区間でのキャンバーやガレだとか上手く体力を絞り切らせてくれる気がしますねw

で、今回初開催の会場、岐阜県にある西日本最大級のスキー場を利用したダイナミックなゲレンデコース(しかも併設されたホテルで宿泊も可)という事で、以前あった斑尾高原のような感じでした。コースと宿泊施設とどちらもとても楽しみにしていましたが、ホテルからの景色はこんな感じで最高です!以前の斑尾と比べても色々な部分で満足出来ました。

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前日のお昼に到着したので、ゲレンデを歩いて下見をしたのですが、予想通り徒歩で回るにはとても広大です。ある程度見る場所を絞って歩きましたが、それでも3時間位歩きました。スキーの滑走路は所々に深めの水切りの溝が掘られているので、無暗に飛ばすとフロントが刺さって吹っ飛びそうで、特に下りは要注意といった感じでしたね。

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ゲレンデ部分の大半は、赤土に石が混じった感じでウェット気味でもグリップは悪くないです。上部のダイナマイトロックと呼ばれる所は、染み出た水と掘れて石が出てた部分が滑るけど、泥濘んでない場所を選んで走れば問題無しでした。

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セクションとしては、清流のしずく(沢自体はそこまで難しくは無いけど、ラインが1本に絞られる場所があるので、渋滞をどうパスして前に出られるか)、郡上踊りの森(急な上にキャンバーなので、スピードを乗せるのと押しのテクニックが求められる)、ケイチャンツインヒル(助走は長いし斜度もそこまでじゃないけど、とにかく切株がイヤらしいし、上部は黒土で滑り易いのでパワーとライン取り)が厳しいと思いました。

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写真:pi3rr3eさん

他にもスタート直後のテレインパークの渋滞とか、乙女二股ヒルやカモ鹿キャンバーとか、人によっては十分大変だったと思いますが、概ねゲレンデコースという事もあり、気持ち良いと感じるコースだったかなと。とはいえ、雨の影響でカットされた部分もあるので、乙女二股ヒルは上まで使っていたらドライでも結構な難易度だったはず。

けど、単純に斜度がキツイだけでマシンのパワーがあれば登れるというのではなく、ターンやキャンバーが入ったテクニックが求められたり、ミニモトやトレールでも何とか登れるようなラインの選択肢があるコースの設定でとても良かったです。

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レース展開としては、1周目はスタート直後のテレインパークで接触による転倒やその後の渋滞で時間が少し掛かり、乙女二股は1回で登れて、ダイナマイトロックもそこそこで通過。清流のしずくまでは淡々と、沢に入った時点でそこまで渋滞していなかったです。郡上踊りの森は上手くスピードが乗せられず押しが入りました。その後のケイチャンツインヒルでは直登ラインを3、4回位チャレンジしましたが、パワーが足りず全く登れずDNFかと思いましたが、右側の尾根ラインは通った後がほぼ無いけど斜度が多少緩やかだし、草も生えてるからグリップするのではないかと、3回目のチャレンジで登れました。とはいえ、後半部分はかなりイゴっての登頂ですが。ここさえ越えればあとはゲレンデの移動という感じで最高に気持ちいいリエゾンでした。

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写真:若のよめさん

集計所についた時には残り1時間半程度残っていたので2周目を目指し、渋滞もないのでセクションは全然問題なくクリアしていきました。清流のしずくまで30分掛かってない位でしょうか。1周目の人達もいてかなりの渋滞となっていましたが、残り1時間あるのでいけるかと思っていたのですが…安易に左側の易しいラインに並んでしまった為に、渋滞が酷過ぎて横からも抜けず、全然進まずに時間だけが過ぎていきました。どうにかこうにか切り返して右側に移動して抜けましたが、郡上踊りの森に出た時には残り10分程度になっていました。ここでも渋滞していた為、タイムアップとなりました。

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マシンにおいては、まずタイヤの選択がかなり重要な要素だったと思います。どのレースであってもタイヤの重要性は同じですが、初めて開催されるコースという事でどのタイヤが良いのか分からないので、ゲレンデ、ウェットコンディション、沢もあるという事で、雨の信州大町でも調子が良かったという話を聞いて、自分は初ですがShinkoの540DCを履いていきました。

下見をした時の路面の感じからも、レースで走ってみての実感としても、540DCで良かったと思いました。沢でも、ヒルクライムでもしっかりとグリップして滑る感じが無かったですし、何よりセンターブロックが柔らかいガミー、サイドブロックは固いブロックなので、色々なシチュエーションに対応出来るので、今回のようにどのタイヤが良いのか分からないとか、ガレもあるようなレースにだとコレを選べばタイヤの選択に迷わなくて良いですね。とはいえ、空気圧減らして走った影響もありますが、ターン中にブロックがかなりヨレる感じがするので、ドライで固い路面だと向いていないかと。キャンバーではそこまで問題は無かったですが、やはり固いタイヤの方が滑らなかったのかな?

参加者のタイヤも、MX12やM5Bといった固いサカタイヤ派と、JX8やVE33sといったガミー派と、540DC派で分かれていました。沢の石が意外と喰うのと、根っこや切り株も手前の土で喰わせられれば問題無しという事で、サカタイヤが強かった感じですかね~。苔でツルツルの岩盤だとか、カチパンヘビーマッドみたいな極端な路面は無かったので、案外どのタイヤでも走れたのかもしれないですが。

あと、自分の中では大きなミスは、標高が高いという事でキャブのセッティングが狂ってしまい、上が吹けずに苦労しました事ですかね…。辛うじて登り切れるだけのパワーは出ていたので何とか周回する事が出来ましたが、気持ちよく走れなかったです。標高や気温によるセッティングまではデータの蓄積がなく、今後の課題ですね。

とはいえ、SLでゲロゲロクラスをタマイチ決められて良かったです。次は30位以内に入るのを目標に頑張ります。会場で声掛けて頂いたり、写真を撮影して頂きありがとうございました!

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写真:ナオマンさん

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