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KLX230Rセットアップ

早く乗りたいのは山々だけど、中古で買ったまま乗るのは不安なので付いているパーツを自分仕様に変えると同時に各部のチェックもしていきます。一応新しい年式のバイクだからゴム類の劣化は無いにしても、ベアリングへのグリスアップはしておきたいですね。

交換するパーツは、とりあえずハンドルとレバーは自分に合った物にするのは絶対必要。それに伴ってグリップとテーパーバー用のクランプも用意。あと、シートもアンコ抜きされちゃってたので、盛り直す為のフォームとシート革も。これ以外にも、前後ブレーキパッド、フロントスプロケット12丁、フォークブーツも買いました。

最初はハンドルはプロテーパーのカーマイケルモデルが好みだったのでそれにしようとしたけど値段で高いので、安いZETAにしようと。Super-Lowも興味があったしなぁ、と見たら欠品…だと。仕方ないのでなるべく低め、絞り少な目のという事でMX-542にしてみました。

ハンドルバークランプもZETAのRX2クランプキット買おうとしたらこちらも欠品だったので、たまたまヤフオクで1000円位で汎用クランプキットあったので買ってみた。ネジ山部分太いし大丈夫か?!って思ったけど、ボルト部分の太さは同じでネジの長さも問題無かったです。取付向きを変えると手前奥の位置を調整出来ます。ノーマルと比べて約1cm程高さが上がります(ZETAも同じ)

1点だけ気になるのは、ハンドル挟む部分が前後で同じ高さなので、一般的な前側先にぴっちり締めて後から後ろ側を締めるというやり方ではないので、ズレないかが心配。

元々ついてあったHARDYと比べると、絞りや高さ、幅もだいぶ違う事が分かりますね。シッティングで動かず乗るツーリングスタイルならともかく、スタンディングした時に抑えが効く為には大事なポイントですね。

グリップも交換する為に剥いだら既に交換で削ってますね(カワサキのバイクは接着剤でビッチリ固定されている為削り取らないと取れないらしい)とりあえず今回は使うけど、いずれスロットルチューブ交換したい。

付いていたクラッチレバーが純正かと思ったらそうではなく、短いせいかかなり重くてこれは即交換しなくてはと思い、SL230でも使っていたプロテーパーのクラッチレバーパーチにしました。8000円台で遊びアジャスター、レバー位置アジャスター、ナイロンスリーブも付いていて、替えレバーも(可倒式や削り出し、重さ調整など無い分)2000円とリーズナブルです。

どうしても可倒式が~っていう人は上のグレードのプロファイルプロという前方だけじゃなく上下方向へ可倒するレバーが付いたモデルもあります。値段は倍以上しますけど。

変えたら1本指でも軽々で操作出来、繋がり感も分かるようになりました。

で、問題のシートです。ヤフオクに出品されていた時からここだけはホント変えないとダメだと思っていました。

足付き良くしたいからといってこのように削ると、

  • 座った時に股が広がってしまい思ったほど足付きが良くない

  • シートの厚みが減る分、フォームの沈み込みも減るので削った数値ほど足付きが良くならない

  • クッション性が減るからお尻が痛い

  • スタンディングからシッティングへの移行に距離が出る為、時間が掛かる

  • シッティングで良いポジションでの加重出来ない

  • シッティングで腰を引いて後ろ荷重したくても段付きが邪魔

  • 何より見た目がカッコ悪い

とデメリットが多いです。

とはいえ、足付きを良くしたいというのであれば、サスペンション自体を加工してストロークを減らす形でのローダウンという事になるのですが(限界性能は下がるが、ハードエンデューロだとそこまで限界性能が要らないけど足付きの方がメリットが大きい場合もある)

とりあえずシートでの足付きを良くしたいのであれば、角を削って幅を細くするとか、フォーム自体を柔らかめの物にして沈み込みを増やすとかでしょうか。

ひとまず、中身がどうなっているかを確かめる為シート革を剥いでみました。後ろ半分は残してシートベースになるまで削ってありますね…それを固めのウレタンを重ね合わせたりしていますが、凸凹で厚みも2cm位と座り心地は最低でした。

SL230でアンコ盛りした時にも使ったN.T.Bのシート補修用スポンジ(250×400×45mm)を使います。硬さも純正に比べると柔らかいけど値段も2000円程度とお手頃です。セメダインのSUPER Xクリアでとりあえずそのまま貼り付けてテープで圧着して1晩放置。テープがフォームに張り付くともげるので間にショップタオルを入れました。

くっついたら鋸を使って大まかにカットしていきます。

端折りますが、形を整えるのは木工用の粗目のやすりを使って削ります。足りない部分はカットして出た端材を活用して何とか足りました。厚み的には元のアンコ抜きシートからは4cm位は増した感じです。

張り終わった後はこんな感じ。若干皺が入ってしまったのが悔しい(シートベースが物凄い固くて、手動式のタッカーだとまともに刺さらなくて…)ですが、元の状態から比べたら見た目はだいぶまともになったかと思います。

足付き自体も若干シート高くなったものの片足はべた付き、両足ブラの状態は足を出しやすくなったので足の届き具合は変わらずです。座り心地や移動し易さは段違いに良くなりました。

あとは、いずれリアサスペンションを交換してサグが増えればより良くなると思います。足付きを気にする人は最初からRSを購入すればたぶんそこまで問題にはならないかなと(もちろんセローのようにとはいかないでしょうが)

写真撮ってないですが、フォークブーツやブレーキパッドの交換もしました。フォークブーツはAmazonで売ってた1000円のです。若干緩めですがバンドで締めれば何とかなる程度、長さもジャストサイズでした。

1989年式KDX200のイメージでいきます!

あとは、インパクトレンチが来てからになるけど、フロントスプロケットを交換すればとりあえず交換するのは一段落。ベアリングのグリスアップやオイル交換、フィルター清掃、クラッチ板のチェックもあるけど、早く試走してみたいな。

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