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PDバルブの装着

YSSのPDバルブを装着してみました!結果は良好です。詳細は後ほどとして、そもそもPDバルブとは何ぞやという方は下記のURLをまず読んでみてください。

もっと詳しく仕組みを知りたい方はこちらもどうぞ。

つまりは、減衰調節機構を持たず、オイルの粘度のみによって減衰を発生するダンパーロッドタイプのSL230だと、ハードに走るには役不足という訳です。

ストロークスピードが遅い時は減衰が効かず動き過ぎ、逆に早い時は減衰が効き過ぎてガツンと衝撃が来るという感じです。オイルの粘度で調節といってもどちらかを取ればもう片方に不具合がというのがダンパーロッドタイプのデメリットですね。

そこで、PDバルブを入れる事でストロークスピードが遅い時は減衰が効いて、早い時は適度に逃がす事でガツンという衝撃を和らげる効果が見込めますし、バルブ自体に減衰力の調節が出来るのでセッティング出来るという事になります。

で、下記の商品がPDバルブです。間違えて大きいサイズを買ってしまったので比較というか2つを並べて取りました。初期型SL230は26.5mmでした。後期型SL230やセロー225、セロー250は29mmで良いと思います(適合はご自身で確認を。スプリング径を測ってください)

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こんな感じでスプリングとPDバルブの径が同じであるか?あとピストンロッドの上面に合うかどうか確認を。とりあえず入れてしまいましたが、ネットのPDバルブ説明書きだとピストンロッドのオリフィス拡大&増加が書かれているのですが、付属の紙には書かれていないので未加工です。

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入れる前と入れた後の比較です。

入れる前は動き過ぎており、走っていると有効なストロークが少なく、奥の固い部分で走っている状態でした。ストロークが遅いアクション系は良いですが、普通に飛ばして走ったりギャップがあると弾かれて怖い思いをしていました。

入れた後は押しただけでもしっかりと減衰が効いているのが実感でき、まだ街乗り程度ですがフロントの安心感が感じられます。ただ、PDバルブの厚み分でプリロードが掛かっている為、既にスプリングで嵩増ししていた事と相まって少し掛け過ぎな感もありますので、少し短めのカラーに変えるかどうかオフロードで実走してみて判断といった所ですね。

という事でPDバルブは12,000円とお手頃ですが、効果はしっかりとありますのでお勧めします!(リアサスのYSSは更にお勧めですけどねw)

装着から3年近く経って…

何もせずただポンと入れただけでもノーマルと比べればかなり良くなるPDバルブですが、カラーも入れている事でフォークのプリロードが掛かり過ぎてちょっと突っ張った感じがあるにも関わらず、飛ばすと減衰不足だな~っていう感じもあったので、一旦カラーは外して(とはいえPDバルブ分の厚みがあるのでノーマルに比べるとプリロードは掛かっていますが)、PDバルブの方のスプリングの締め込みで減衰を調整してみました。

とりあえずどれ位締めこんだら減衰が増すのか分からないので、初期の指定がバネの伸び切りから2回転締め込みとあったので、その時の長さが19mmでしたので思い切って16mmに締めこんでみました。街中での感想になりますが、だいぶ減衰が効いていてロードバイクかって位のモッタリ感。路面が荒れた場所や段差に敢えて突っ込んでみたりしましたが突っぱねるのではなく減衰が効いているのが分かりました。けど、ちょっと効き過ぎていて動きが重たいので17mmに。先ほどよりか軽快感が増して好印象。あとは、戻りのスピードを早くしたいので、オイルをG10からG5にするかですね。とりあえずコース走ってみるまで分からないので、これで行きます。

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