kerry teacher

首都圏近郊私立中高一貫校で理科教員をしています。あと数年で定年。SNS全くやってこなかったけど、これまでのセンセー生活を色々振り返ってみようかなと思い立ちました。

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首都圏近郊私立中高一貫校で理科教員をしています。あと数年で定年。SNS全くやってこなかったけど、これまでのセンセー生活を色々振り返ってみようかなと思い立ちました。

最近の記事

あー早く歳を取りたいっ!

若い人じゃ信用できません 新人1年目の女性教員のところへ、自分が受け持つ生徒の母親から電話がかかってきている。どうやら美術の時間が無法地帯で、おとなしくしている自分の子どもがやりづらくて困っている、との訴えらしい。 その話の中で母親に 「大丈夫?先生のクラス経営。指導力不足なんじゃないの?」 と、タメ口全開で言われた、と泣きそうな顔で彼女は教えてくれた。 そー、若いころは私も母親からタメ口で好き放題言われたっけなぁ。 学年主任(男40代)に保護者から 「若い女の担任じゃ不安

    • いつでも臨戦態勢

      交感神経しか働かん 朝、目覚ましで起きたことがない。保険で目覚ましをかけてても、だいたい鳴る前に目覚める。夜何時に寝てもほぼ同じ時刻に意識が自動的に戻ってくる。そしてすぐに今日は何曜日だったっけ、何と何やるんだっけ、を考え始める。教員は時間割で動いているから、曜日の確認は大事。 基本体温は高め。平熱36.8℃くらい。そして、朝から空腹。 まずは家族のケアを全力で、そして朝食は絶対しっかり食べる。 食べないと戦えない。 もうどうしたって朝からアドレナリン全開だ。 車通勤

      • 教師五者たれ③

        「学者」知りたい気持ち 小さいころ「どうして?なんで?」っていう気持ちがいっぱいあった気がする。今みたいにネットなんかないから、子どもカラー百科と図鑑ばかり見ていた。物事って、知れば知るほど、その先の知らないことが見える。すべてがわかった、って気持ちにはなれない。そこが面白い。 小学校、中学校と学年が進むごとに世界は広がるけど、知らないことも増えてくる。そして、自分がもっと知りたいと思えるものが「自然」と「生物」なのだと気づく。人の営みにはほぼ引っかからなかった。 高校に

        • 教師五者たれ②

          ※「実際の声」『心の声』 「医者」になってみるとき① 中学1年生が寄ってくる。 「あのー先生、なんか手がいたくて」 と手のひらを見せる。見た目なんも変わりがない。 たぶん痛いのは痛いのだろう。でも、けがもないし腫れてもいない。 こういう時、「何でもないよ。ほうっておけば治る」 などと言ってはいけない。 『おそらく何らかの不安を解消してもらいたくて来てるんだな。誰かに親切にしてもらいたいという気持ちもありそう。』 「どれどれ?どんなふうに痛いの?ここ押すと痛い?しびれる感じ

          教師五者たれ①

          教師は「学者」「医者」「役者」「芸者」「易者」であれ、と言われているらしい。出典は定かではないらしいが、これを聞いたとき、ビビッときた。だって本当に毎日がそうだもの。自分がいろいろな役割をやってるっていつも思ってた。 「役者」と「芸者」 授業って舞台だなぁ、って思う。教室のドアを開けるとき、舞台の幕が開く。脚本も自分でつくる。演出もやる。授業時間が50分ならその間はすべて自分の持ち時間。観客を惹きつけ、その場の空気をつくり、笑わせ、感動させ、考えさせ、真剣にさせる。 脚

          教師五者たれ①

          自己紹介|はじめてのnote

          はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。 自己紹介 首都圏近郊の中高一貫校で理科教員をしています。 会社員経て教員になって30年。 花と犬と友達とのおしゃべり時間を大事にしてます。 自然科学が好きなのは、人の想いなどとは全く無関係に存在する森羅万象を、小さいころから少しでも理解したいという欲求を持っていたからです。 ニンゲンはそんなに好きじゃあないなー、ってなんとなく思っていたはずなのに、気づけば人相手の世界にどっぷり浸かっていました。 noteをはじめたのは

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