気味が悪かった断酒会
はじめに連れて行かれたのが断酒会という
もので、人の体験談を聞いて自分のことも
話すと言う場でした。
はじめましての私には どんよりと暗く
死んだ魚の目のような依存症の人が
支離滅裂な話をし、それを聞いたところで
何の意味があるのだろう。
居心地が悪く何より気味が悪い。
と思ったのが正直な気持ちでした。
こんな会に来なくても何とかする。
これがますます私が躍起になるきっかけでした。
今ならわかることは
何かを変えようと必死になってその結果
誰かを罵ったり貶したり、悲しみや苦しみが
生まれる結果は決して幸せではないこと。
しかし当時の私は家族のためと言いながら
必死に何かを変えようとしていた。
その事に執着してぎゅうぎゅうになり
その状態こそアルコール依存症だと
気づかなかった。
むしろ家族側の病気なんて私はならないと
思い込んでいたのだ。
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