見出し画像

SUP体験~野尻湖~戸隠20230731-0802

夏休みの家族旅行第一弾。娘に今年はどこに行きたいかと聞くと、斑尾高原のタングラムがいいと言う。斑尾高原に広がる東急リゾートグループの複合リゾート施設「タングラム」。冬はスキーで有名だが、夏は子供の心をつかむリゾート地として賑わっている。ボブスレーは丘ボブスレーに、ゲレンデはこどもたちの水遊び場やとうもろこし畑、百合の香る散策路と変化。ホテル内も、夏休みの自由研究に使えそうなワークショップ、プール、こどもが好きなメニューのビュッフェなど、波状攻撃だ。
娘はずっといたいと言う。私もずっといたいくらいだよ。

予約
夫がしたため、詳細はわからないが6月中の予約で希望の日程が取れたと思う。
SUPの予約は3日前になって、急にやりたくなって探したが、日中の教室、こども参加、という希望をかけあわせると全滅だった。夫が個人でやっている方に問い合わせたようで朝のSUPならできるという。3日目早朝5時の「朝SUP」。娘のご機嫌にかけて予約を取った。

7月31日月曜日
酷暑の東京を脱出。関越で信州方面に向かう。北海道帯広が36度を記録し、高原の避暑も期待できない。標高が高いSAでも暑い。軽井沢を過ぎると、高速は急に空いてきて解放感が増す。
お昼ごろ斑尾高原着。人気のレストランはいっぱいで、googlで探し2店ほど飲食店を回ったが、どちらも閉店していた。斑尾高原はタングラム以外は賑わいは無く、ペンション街もすさんだ雰囲気であった。きっと夜は怖いだろう。野尻湖周辺は夏の活気は少々あるものの、人影もまばら。月曜日ということもあり、飲食店は閉まっているところも多く、そのままタングラムに直行する。
駐車場に到着し、車を降りると、そこは高原だった、、、。久しぶりの涼しい風。おぉぉ!
屋外で汗が出ない心地よさを味わう。この涼しさプライスレス。これだけで斑尾高原に来てよかった。
チェックインもできないので、野尻湖を一望できる野尻湖テラスにむかう。リフトにぬける風がひんやりする。眼下には百合畑が広がり、そことなく百合の香りがのってくる。上昇する心地よさがたまらない。テラス到着。標高約1100m。風が心地いい。晴れてはいたが、雲もあったため、日差しがそれほど強くない。なにより涼しい。野尻湖が一望でき、北信五岳が望める。久しぶりに空を見た気がする。

酷暑にはホント天国だった


涼しさを満喫し、リフトで降りて、ゲレンデに広がるキッズパークにむかう。目指すは丘ボブスレー。昨年も楽しかったボブスレー。何度もやりたいとせがんだ。娘はパパと二人でルンルン乗車し、ゆっくりとボブスレーが昇っていく。待つこと数分。スマホを片手に待機していた。超スピードで降りてくる親子。何やら娘が険しい顔をしている。何かあったようだ。パパのやんちゃ魂がコーナーギリギリを責めたようで、バンクの際手や膝を擦りむいたようだ。パパにしがみ付くので、外側にこどもの手の甲が出てしまう。

上昇中、悲劇はこの後に


私もやってみたが、危険なほどスピードが出る。2人乗りは重量もあるので相当スピードが出ただろう。パパ曰く、渾身の力で吹っ飛びそうになるのを抑えたそうだが、そんなにスピード出すなよ。
楽しみにしていたボブスレーに打ちのめされ、楽しみにしていたプール、温泉、SUPの雲行きが怪しくなってきた。
チェックインすると、部屋の3ベッドに大喜び。テンションも戻って早速プールに行き、楽しいタングラムでの3日間が始まった。

ホントはダメです

8月1日火曜日
戸隠神社参拝

圧巻杉並木


忍者になりたいパパの希望で今日は戸隠神社参拝。歴史古く、修験道信仰の神社。5つ周ると修行になるので奥社参りとした。入口から2キロの参道。樹齢400年を超える杉並木は圧巻で、荘厳とした雰囲気が漂う。空気が違うよね、と言ってられたのも前半まで。だんだん坂になり、笑顔も消え、進ことに集中しだした後半。夫と娘はバンビのように昇っていくが、私の脚は重い。涼しかった高原の風も、いつしか滝汗にかわる。奥社参拝だけでこの重さ、五社参拝は一日コースだね。体力を作って次回トライしたい。
奥社に到着すると、記念にとお守りを授かる。一通りまわって写真に収め、戻る。帰りは楽々の下り。結構な運動量であった。

長野戸隠流忍者の里

とりあえずはまる


奥社入口の隣にある、民俗館、資料館、からくり屋敷の3館が楽しめる施設。近くにある「ちびっこ忍者村」は民間のテーマパークで別施設。こちらは3館まとめて大人650円という入館料で、商工会議所が運営しているようだ。
敷地内に点々と施設が散在し、手裏剣道場、お土産屋、ちょっと忍者修行っぽい遊具などもある。民俗館、資料館をぶらりとする。忍者の修行方法が面白かった。衣服なんかも小さくて、昔の人は細くて小さくて、よく身体が動いたんだろうな。手裏剣は本気でやれて、ゲーセンより楽しい。からくり屋敷はこどもだましではない。超難関だ。脱出できない人用の電話が部屋についている。後から来た家族と自然と協同で出口を探す。助かった(汗)
13時ごろになり、奥社の入口付近の蕎麦屋は売り切れ。市街に向かい、開いている蕎麦屋で戸隠そばを頂く。

8月1日水曜日

夕陽ではなく朝


4時起床。よく起きた。体調を崩さないか不安にもなるが、これもSUP体験のため。5時に野尻湖に向かう。
夜明け前、薄明るい野尻湖でSUPのガイド「一滴」の中村さんにお会いする。私たち以外は誰もいない。ガイドもプライベートだが、野尻湖もプライベート。贅沢過ぎる。寒さも不安もなく、ただただ好奇心でいっぱいだった。一寸法師のように、ロングボードに乗り、パドルで漕ぐというスポーツ。思うより浮力が大きいため、ひっくり返ることなく、初めてでもボードに立つことができた!湖面に単独で浮かぶ喜び。なんて気持ちいいんだろう。水上スポーツはこれまで縁がなかったけど、凄くわくわくする。
ただひたすらに湖中央へと進む。周囲は誰もいない、私たち家族だけ。波はなく、風もない。静かな湖面でただ太陽が昇り、陽光が差し込んでくる。


気持ちは一寸法師


早起きしてボンヤリした頭にも、一斉にエネルギーが注がれ、いつしかただただ感動する、生きていることを実感する。
日の出後、一息ついて中村さんがコーヒーをその場で淹れてくれる。奥さんの手作りお菓子とともに。そんな気持ちがとても嬉しい。帰ってから「一滴」さんの㏋を見た。「自分の最初の一滴を探すお手伝い」をしてくれるという。一滴は水遊びやスキーにかけての一滴。初めてSUP体験は最高の思い出になった。怖がりの娘も単独で漕ぐことができて、SUP楽しい!と思ってくれて、水上スポーツへの怖れはこれで無くなったと思う。最初の体験はすごく大切。冬にも中村さんにお会いする約束をしてSUPは終わった。

単独で乗れました


朝食をとってから、タングラムの水遊びをして帰路につく。
途中、焼き芋屋よろず家族の小諸に立ち寄り現状確認。小諸の未来に期待を寄せつつ帰京する。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?