見出し画像

マンガ「正直不動産」、大家さんの立場から読んだ感想(第5巻)

 登坂不動産のライバル「ミネルヴァ不動産」。この巻でついに社長 鵤聖人 が登場。ん?ドラマ版で演じた高橋克典さんにそっくり。キャスティングすごいなぁ、某国営放送 


1.第5巻のコンテンツ

  1. AD物件(後編)

  2. 中抜き

  3. トリプル両手

  4. 再建築不可

  5. 共有名義(前編)

2.読後の感想

 「再建築不可」
 幅員4メートル以上の道路に2メートル以上接していない土地には、原則として建物は建てられない。

 毎日のように相場より割安な土地や中古アパートの情報が届くが、大抵の場合、土地の形状は「旗竿地」である。
 この章でも同様の土地がケースとして取り上げられていた。道路との接道部分は幅2メートル以上。しかし、「旗竿地」の”竿”に当たる一部の土地の幅が2メートル未満になっているのに『再建築不可』の土地として明示せずに販売しようとした、という設定。

 実に巧妙だ。
 ワタクシは、基本、”接道間口2メートル”という旗竿地には手を出さない(つもりだ)。”竿”部分が長ければ長いほど、目視では建物建築に必要な幅が確保されているのか分かりづらくなる。ただし、よほどの好立地であれば別だと思っている。もし、そんな物件情報が出てきたら浮かれずにしっかり現地確認をしたい。

3.第5巻のイチオシフレーズ(個人的に)

(共有名義(ペアローン)で購入したマンションを、離婚により手放さなければならなくなったパワーカップルに対して)
「愛は目減りしても残債が目減りするわけではないので…」(by永瀬大地)

…山田くんが座布団運んできそう。